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魚の独白

作者: 野戸飴

 私は夜行性の魚です。昼は眠っていますが、夜は活発に街を泳ぎ回ります。


 基本純粋な真っ暗闇が好みなので、夜もさまざまな光に溢れている都会は少し眩しく思います。しかし強い人工的な光が生み出す影はさらに深い闇で、そちらもまあ私の好みなもんですから中々街から離れがたいのです。


 そして街で捕れる私の主食「ぷらんくとん」は、様々な味と食感で私の舌を楽しませ、私のお腹を満たしてくれるのです。ですから食べ過ぎてしまうこともしばしば。最近太ったと言われるのもそのせいでしょうか。


 闇はというと、さらさらと心地よく、深く潜るには最適なものもあれば、ドロドロしていて泳ぐには適しているとは言えないものまで様々。


 ああそうだ。あまりの居心地良さに、折角の活動時間だというのにうっかりまた寝入ってしまいそうになるものもありました。


―あれは今何処にあるのでしょうね。そういえば、そこで捕れる「ぷらんくとん」も大変美味でした。


 また食べたいものです。


肩の力を抜いて、ちょっとずつでも何か書いていけたらと思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 闇の好きなお魚は都会の青年のように感じられて好きでした。闇の思惟は興味深く、よく考察できてると思います。 この感じはなんでしょうか。不思議な感じです。いいですね、この読後感。 ありがとうご…
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