ノーネーム
大和ダンジョン委員会に到着すると、いつもの会議室に通された。
ゾードは初めて来るので、キョロキョロと珍しそうに辺りを見回している。
「やぁやぁ!
お待たせなのダネ!」
ヨネさんがやって来た。
「誰ですか、あの小太りのジジイは?」
ゾードが言う。
「チミチミ!
失礼なのダネ!
僕りんは大和ダンジョン委員会の幹部なのだよ!」
ヨネさんは言う。
「まぁまぁ、すいません、コイツ口が悪くて…
それよりも、ご用件は…?」
俺が口を挟んだ。
「ふむ。
まぁ、みんな、座りたまえ。」
俺たちは席に座った。
「実はまたしても変異体が発生してダネ。
チミ達の力を借りたいんだねぇ。
今回のターゲットは0015ザットなんだね。」
「えーと、そんなに変異体って多いんですか?」
「うーん…
正直に話すとダネ。
最近増えているのは事実なんだねぇ。
特に、大和ダンジョン委員会が管理してない、変異体、その名も、ノーネーム変異体、も多くなってるのダネ…」
「ノーネーム変異体…?」
「そう、大和ダンジョン委員会は変異体には必ずコードネームをつけて管理しているのだね。
しかぁぁぁし!
最近は管理しきれて居ない、つまり報告にも上がって居ない、ノーネーム変異体が多くなってきている、という訳ダネ。」
「はぁ…
しかし、変異体は何故増えているんでしょうか?」
俺は尋ねた。
「それは…ゴニョゴニョゴニョ…
はっきり言って分からん!のダネ!
ウイルス感染という線で仮定してたが、それも違うらしいしね!
しかし、ほっとくわけにはいかないのダネ!」
「………。」
俺はあの事があってから、大和ダンジョン委員会を素直に信用する気にはなれなかった…
「とにかく討伐チームを作るのだね!
今回はゾード君、月野君にお願いしたいのだね!」
「ゾードどうだ?」
俺はゾードに聞いた。
「まぁ、仕方ありません。
いいでしょう。」
ゾードはそう答えた。
「分かりました。
参戦します。
今回の討伐チームのメンバーは?」
「今回は強いのダネ!
リンクから仙道君、最近公認ダイバーになったルナティちゃん、リンクから桜波君、コノハ+から佐田君、そして、ゾード君と衛輔君だね。
明日、大和ダンジョン委員会にもう一度来てくれたまえ。
そこから出発してもらうのダネ!」
ヨネさんは言い、その日はそれで解散になった。
「まぁた、変異体退治かぁ。」
俺は背伸びして言う。
「ただの変異体だと良いですがね…」
ゾードが言う。
「?
どゆいみ?」
「いえ、こっちの話です。」
そうして、その日は次の日に向けて少しゆっくりした午後を過ごした。
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