表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

古い土管と異世界転移

至って普通の高校三年生、佐藤良太郎。学校帰りにいつも通り寄り道したところ、謎の古い土管を発見。彼はその土管に吸い込まれ...?

僕の名前は佐藤良太郎と言う。至って普通の高校三年生である。

いつものようにめんどくさい授業を受け、友達と喋りながら学校から帰るところだ。友達に「また明日なー」と挨拶を交わし、1人になる。


スマホで時間を見て、「いっけね、もうこんな時間だ」と言い、あるところへ走り出す。そこは、中古ショップである。僕は中古のアイテムを集めるのが趣味で、いつも僕は学校の帰り道に、中古ショップで物色し、家へ帰るのである。


さて今日はどのコーナーで何を買おうかなと悩んでいると、視界の端で窓の外に普段ない物が見つかった。


「なんだろう、この古い土管は...?」

覗き込もうとした途端、突然謎の力により土管に吸い込まれてしまった。

「ちょちょ、ちょっとこれどうなってんだ!?うおおおい!!誰か!助けてください!」

必死に元いた所に戻ろうとしても虚しく、しかも何故か誰にも知られず、どんどん吸い込まれていってしまった。このまま誰にも知られず死んでしまうのか...

色んなところが打ち付けられて、意識が少しずつ遠のいて...



「...丈.....すか。...丈夫...すか?大丈夫ですか?」

目が覚めると、変わった髪の女性が心配そうにしている。金髪で長い髪を後ろに結んでいる。

「目が覚めたみたいですね。あなた、変な形した石の前で倒れていたんですよ?」と、変わった女性は言う。いつの間にか僕は意識を失っていたようだ。


「...ここは何処なんだ?アンタは誰?」

たぶん僕は謎の力で異世界に来てしまったのだろう、そう考える他ないな。

「私の名前はシアンと申します。ここは、ハーフタウンと呼ばれる街の病院の一室です。貴方はこの街付近で倒れていたんですよ?」


そういえば、体に殴りつけられたかのような痕がある。土管の中であちこち打ってしまったのだろうか?

「...シアンさん、アンタがここに運んでくれたの?」


「その通りですよ。たまたま歩いていたら、貴方を見つけて...」 表情を見てみると、彼女はかなり疲れているようだ。カゴのような道具を持っているので、他の街に行商でもしに行っていたのだろう。


「助けてくれてありがとう。あのまま倒れていたら...」と言いかけた時、

「貴方、見かけない服装ですが、何処からいらしたのですか?」と問われる。そういえば自己紹介がまだだった...


「...僕の名前は佐藤良太郎。実は日本って言うところからいきなり飛ばされちゃって...」ありのまま起こった出来事を全て話す。


「ニホン...?というところからいらしたのですか...ニホンという地名は初めて聞きましたね...」

キョトンとした顔で彼女はそう言った。本当に聞いたことないようだった。


「ねえ、実はハーフタウンに来たの初めてで。色々教えてくれたりしてくれると助かるのだけれど...」

と頼み込んでみる。


「構いませんよ。」


と、彼女は二つ返事でオッケーをくれた。


窓からハーフタウンの景色を眺めてみる。まるで西洋文化が入った日本みたいで、すごく斬新だ...


「それでは、行きましょう!」

ここから僕の大冒険が始まるのであった...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ