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第40話『ガマのケープ』

 ウチョロッグとクインロッグとの死闘の末、見事に大型両生類の皮を手に入れたレンリエッタは『魔術装具製法』の基本編を片手に朝からショートケープの作成へと移ることにした。

 自室の机の上には裁縫道具と皮に加えて裏地布と数種類の花のオイル、加工用のガラス鋏。準備は万端、音楽でも欲しいところだが……エヴィの鳴き声や回し車の音だけでも十分やかましいので却下。

 レンリエッタは髪を纏め、材料たちを前に気張ってみせた。


「よーし!やるぞぉ…」

【パギィィイ!】

「エヴィも応援してくれるの?…そんなわけないか……えーっと…どれどれ…」


 レンリエッタは本立てに置いた製法書を眺めてまずは何をすべきか確かめた。

 本によれば、まずは皮膚を適切に加工できる状態にするべくフラワーオイルを塗る必要があるらしい。

 確かに皮は薄気味悪い深緑色でブヨブヨとしているので頷ける。レンリエッタは小さな皿にヒマワリオイルを注ぎ込み、塗ってみることにした。


「ブラシでまんべんなく塗ること…」


 本に書いてある通り、柔らかなブラシをオイルで濡らし、そーっと塗ってみた。すると気味の悪かった皮膚の色が塗った部分を中心にスーッと鮮やかな紫色へと変わり始めた。

 少し塗っただけでもブラシを走らせた部分とその周辺は見事に紫色に染まっている。

 だがしかし…紫色というのはいまいちレンリエッタの好みには合わなかった。毒々しい上にミシェンのネグリジェを思い出すので猶更だ。


「げぇ~…どんどん紫が広がってく…違うオイルを塗って色変えしよう…」


 なのでレンリエッタは一旦皿の中身をふき取ると、今度は薔薇のオイルを試してみることにした。薔薇のかぐわしい香りが鼻孔をくすぐり、落ち着く…

 そして先ほどと同じようにブラシへ付着させて塗ってみると…今度は深い青色へと変わり始めた。海のような青色…ギラギラとしておらず、実に落ち着く色合いだ。


「(奇麗だけど……重なった部分もまた違う色になってる…これ、全部混ぜたらどうなるんだろう…)」


 色が重なったり、塗るオイルによって色が変わるのは実に面白く、レンリエッタはどうせならと他のオイルも試してみることにした。

 椿のオイルは深い緑色に染め上げ、アネモネはどぎついピンク色に染め上げる…東国のフジという花はどういうわけか赤色に変わった。そしてそれらが混ざり合い、色はまた変わって行く…


「あぁやばい!やりすぎたかも…」


 どんどん変わって行く色にレンリエッタがマズイと判断するころには時すでに遅し……皮は煙のような濃い灰色に変わり、追加のオイルを塗っても全く変わらなくなってしまった。

 本に書いてある通り、試用の皮も用意しておくべきだったのだろう…仕方なくレンリエッタはそのまま次の工程へ移ることにした。


「まぁいいや…これはこれで味があるし……次は…馴染ませるのか…」


 オイルを塗った後は皮と馴染ませるべく、紙で余分な油分を拭き取ってから直射日光の当たる場所で15分以上置いておく必要があるらしい。それを片面ずつ行うのだ。

 レンリエッタは窓から光の差し込む床へ新聞紙を敷くと、その上へ皮をペタンと敷いた。今日の天気は雲一つ見当たらない晴れ晴れとしたものなので、大した時間も要さず済みそうだ。

 レンリエッタはふと、皮を馴染ませている間、エラフィンやグリスたちの様子を見に行ってみることにした。

 エヴィの餌皿へ慎重にペレットを補充してから、部屋を出て一階へと降りた。廊下や階段には今日も埃一つ見当たらなかった。


 階段をツカツカと降りて行くと、レンリエッタの耳にエラフィンの話し声が飛び込んできた。軽快な口ぶりを察するに今日もグリスへ過去の自慢話を聞かせてやっているらしい…

 大体こういう時はレンリエッタが姿を現せば、話をやめてしまうのだ。


「――それで、奴が言ったのさ、やれるもんならってね。当然私はやってやったのさ、瓶に入ったタングスキーを全部飲み干してから思い切り…」

「それはなんと……おや、お嬢様!」

「え?あぁレンリエッタじゃないか、どうだい装具のほうは?」」

「今皮を馴染ませてるところ。ねぇ、なんの話してたの?」

「なぁに、どうってことない話さ。けどアンタにゃまだ早いよ。」


 二人はレンリエッタに気が付くと話を止めてしまい、やっぱりエラフィンは話の詳細について教えてくれなかった。いつものことだが、いつか教えてくれる日は来るのだろうか。

 それはそうと、広間は今日も今日とで魔除け道具に囲まれ、窓から差し込む光でギラギラと輝いている。

 グリスはレンリエッタが部屋へ入るなり、頼む暇もなく紅茶を淹れてくれた。角砂糖が2つ入った、少女好みのお茶だ。


「ありがとう、グリス。ちょうどお茶が飲みたかったの。」

「いつもお嬢様はこの時間帯にお茶をご所望ですので。少ししたらお部屋へお伺いするつもりでしたよ。」

「そうだっけ?」


 レンリエッタはドラゴン革のオットマンへ座ると甘いお茶を一口啜ってから、ふぅと息をついた。なぜだか今日初めて休まったような気分だ。


「それで…装具は良いとして、ちゃんと課題のことも忘れてないだろうね?」

「課題?…ああ!もちろん、忘れてないよ!」


 エラフィンの言う課題という言葉に対して、レンリエッタは咄嗟に忘れていないと返したものの…てんで練習などしていなかった。

 モノリス魔法の習得とツツリカの完成も装具に並ぶ課題である。どれもおろそかには出来ないが、同時に行えるほどレンリエッタの頭は出来が良くないのだ。

 レンリエッタの返事に対してエラフィンは心を見透かすかのように言った。


「装具に夢中になるのも良いけど、練習を疎かにするんじゃないよ。」

「うっ…ごめんなさい…」

「まぁ焦る必要はないさ。期限なんて無いし、のんびりやれば良いって事よ。」


 彼女の言葉にレンリエッタは少しばかりホッとしたような気がした。

 それに練習をする時間はあまりなかったものの、カエルとの対峙以降でツツリカは最初に比べてだいぶマシになっていたので着々と上達自体はしているのだ。

 モノリスに関しては……まぁ、全然なのだが…


「何か困ったことあればいつでも頼ってくれて構わないよ。裁縫に関しちゃ助けになれないけど。」

「ありがとう先生。でも今は大丈夫、自分の力でやってみたいの。」

「ならそうしてくれて構わないよ、アンタの才能は抜群だからね。私としても楽しみってもんさ。」

「お嬢様が将来どのような魔法使いになるのか…考えただけでもワクワクしますね。」

「そこまで言うの?私…そんな実感ないけどなぁ…」


 エラフィンの言葉には嘘など無かった。散々自分のことを無才と称するレンリエッタだが、何の訓練もなしに糸魔法を発現させたり、十数年の無教育を感じさせないほどすんなりと魔法を習得する様は間違いなく才能以外の何でもないのだ。


「誰でも才能を持ちたがるけど、己の本当の才能を知ることは殆どないの。その点アンタは超運がいいのよ、魔法っていうわかりやすい才能があるからね。それを自覚して、うーんと伸ばせば私以上になれるし、私がさせる。」

「先生以上の魔法使いなんて想像つかないよ。」

「ま!そうだろうねぇ!私以上の魔法使いなんて…へ!まぁ一人か二人…居てもそんくらいだろうね!もちろんこの国じゃあ私が一番さ!」

「あははははは!そうだよねー!」

「(調子の乗りやすさでも…この国一番でしょうね、エラフィン様は…)」




 というわけで、しばしの間…エラフィンとグリスと共に楽しい会話を弾ませたレンリエッタは頃合いを見計らい、お茶を2杯を飲み干してから自室へと戻った。

 楽しく話していたおかげでオイルはすっかり生地と馴染んでおり、あれだけブヨブヨしていてヌルヌルだった表面は触り心地の良いバイソン革のようだ。

 すっかり感心したレンリエッタは古新聞の山からもう数枚手に取って床へ広げると、その上へひっくり返した生地をペタッと敷いた。一方でオイルと密着していた新聞はドロドロになっており、引き剝がすのには少しの苦労を要した…


 さらにそれから15分ほど経ち、反対側も完璧に馴染んだのでいよいよ次の工程へ移ることに。

 あらかじめ用意しておいた型紙に沿って生地を切り取るのだ。所謂裁断(さいだん)というもので、今回使用するパターンはエラフィンの肩に合わせている。

 散々仕立て屋でやって来たので慣れたものだが、レンリエッタは妙な気分になった。


「(なんだか仕立て屋に居たのがずっと昔みたいな感じ…それに違う世界に居るのに同じことしてるなんて、私ってばお針子根性が身に付いてるのかな…)」


 そんな風に考えながらまち針で型紙を生地に固定していく。特別な呪文でも掛かっているのか、針で固定した型紙は多少のことではびくともしないくらいにしっかりくっ付いた。

 そして忘れずに襟の型紙も貼り付ければ次はカットの段階に移るのだが、もちろん生地が特殊ならば使う道具も特殊なもので、驚くことに使用するのはガラスのはさみ。

 特別な砂から作られるガラスを加工したものらしく、エラフィン曰く切れ味は超最高とのことで…本には万が一にでも指を切断してしまった際の対処法も書かれているくらいだ。(それによると切断面には痛みを抑えるフリード草の搾りカスが良いらしい)


「ガラスだから慎重に扱わないと…うっわぁ…すごくよく切れる…!」


 レンリエッタが細心の注意を払いながら生地を切り取ろうとすると、驚くほどスムーズに…まるで水をかき混ぜるかのようにスルスルと生地が切れていく。

 こんなに切れ味のいいハサミがあったなんて、と感心しているうちに生地はあっという間に切り出された。


「よーし…縫っちゃうぞぉ…」


 型紙の通り、一寸のズレも無く切り出された数枚の生地を机の上へ並べ、レンリエッタは浮かぶような気持ちで大きめの針を手に取った。使用する糸は毒蛾の繭から作られた真っ黒なもので、煙色の生地とよく似合っている。

 きちんと生地へ目印を付け、針に糸を通したレンリエッタは慣れた手つきで縫い始めた。銀の針はスルリと生地を通り抜け、糸でそれぞれの生地をつなぎ合わせて行く…


 驚くほどスムーズに事は進み、十数分も経つ頃にはすべての生地を繋ぎ合わせることに成功し、立派なケープが拵えられた。煙色の地味な色合いながら、満足のいく品質にレンリエッタはふふんと息を漏らした。


「中々の出来!あとは留め具を付けるだけで完成!」


 あとは簡単なもので、留め具を付けるだけだ。使用するのは……なんら特別でない、金属製のクリップ…しかも古着から回収した中古品。

 レンリエッタは小さな菓子の箱に詰まったクリップの数々を指先で回しながら物色すると、やがて銀色のものを掴んで眺め始めた。クローバーの葉を模したもので、あまり派手じゃない点が実に似合いそうだ。


「縫い付けて……よし!完成!」


 柔らかな布で軽く磨いた留め具をチャチャッと縫い付ければ、遂にケープは完成した。

 あまり時間を要さなかったのは魔法道具のおかげだろう。見た目も中々の出来なのでレンリエッタはしばらく心の中で自画自賛の感情に浸った。

 思えば一から作るというのは久しい事だったのだが、特に目立った苦労もなかった。


「う~ん…私ってば天才!…先生にはあんまり調子に乗るなって言われてるけど…今まで作ってきた物の中だとダントツでお気に入りかも!」


 レンリエッタは両手でケープを手に取り、何度も裏返しながら眺めてウンウンと満足げに唸った。それから軽く羽織ってみたが…やはり少女には大きすぎるので似合わない…色合いも地味なので『夜のとばり通り』の盗人のようにも見える。

 姿見の前で思わず苦笑いを思い浮かべつつもレンリエッタはケープを脱ぐと、すぐにエラフィン達へ完成の報告をしようとしたのだが、彼女は相変わらずグリスへ過去の話を聞かせていた。(どういうわけか先ほどよりも少し上機嫌気味だ)


「クライラってばそのマジックケーキを3切れも食べちまってね、全身が光りだして寺院送りになったのさ!」

「ふぅーむ…冷静な方だと思っていましたが意外な一面もあるのですね……おっと!お嬢様、どうかされましたか?」

「む?なんだい、まさかもう出来たのかい?」

「うん。完成したから見せに来たの。ねぇ、何の話してたの?」

「後で教えたげるよ。それにしてもバカに早く出来たじゃないか、ちょっと見せとくれ。」


 レンリエッタは早速完成したケープをエラフィンへ手渡した。するとグリスと二人でまじまじと眺め…それから一言。


「うん、ケープだね」

「素晴らしい出来でございます。」

「え?それだけ!?もっとこう…ないの!?」

「悪いが鑑定魔法は苦手でね、特に魔法装具の類は見極めるのが難しいんだ。」


 期待していたような返事や感想が返ってこず、かなりあっさりした言葉にレンリエッタは少々唖然としたがエラフィンは装具に対して特に興味がないので仕方のない事だった。だが少なくとも品質自体に対してはグリスと共に中々の評価をくれた。


「だが私でも分かるけど造りはかなり良いね、特に革の質感が最高さ。」

「新鮮なうちに加工したからでしょう。ガマ類の皮膚は傷みやすく中々問屋にも並びませんので。それに縫い目…まるでミシンの様に正確で美しいです。」

「えへへへ…でしょ?私ってば裁縫に関しちゃ誰にも負けない自信あるもん!」

「慢心するのはまだ早いよ?魔術装具なら見た目もそうだが機能も大事さ、早速テストしてみようじゃないか!」

「そうだよね…ひぇー…なんだか自信無くなって来たかも…ちゃんと機能するかな…」


 しかしいくら見た目が良くとも魔術装具ならばもちろん機能が大事。むしろ機能が疎かでは元も子も無いのだ。

 製法書に従って作ったものの、いまいちレンリエッタは機能の話になると一気に自信を無くした。自分の作った物が上手く動いていくれると良いのだが…

 エラフィンは早速試してみようとケープを羽織ろうとしたが、グリスが彼女の肩を掴んで急いで止めた。


「エラフィン様!まさかとは思いますが…部屋の中で雨を降らせるおつもりですか…」

「ちょっとだけさ、そんなにどしゃ降らせるわけでもあるまいし…」

「あぁそんな!酷過ぎます!先日ワックスを掛けたばかりなのですよ!?」

「せ、先生…さすがに室内はまずいよ…」

「そこまで言うなら……でも室内で雨ってのも中々風情が…」

「無いです!邸宅内で気象現象を起こすのはお止めください!」


 さすがに室内で雨を降らせるわけにもいかないので三人は外へ出た。するとじわじわとした蒸し暑さが瞬く間に襲ってくるので誰も言わずもがな、さっさと済ませることに。

 エラフィンはケープを羽織ってみると、中々の着心地に満足そうな表情を浮かべたが如何せん暑いのですぐにムッとした表情に戻ってしまった。


「うん、こいつは良い着心地だ……うっ…けどこの暑さじゃ参っちまうね…」

「蒸し焼きになる前に終わらせちゃおうよ…」

「まったくだね……そんじゃ始めるよ!エニーラ・ザーヴェ!」

「お、おお!雲だ!」


 早速エラフィンが杖を掲げて呪文を唱えると、彼女の上に小さな白い雲がぐるぐると回るように形成された。その雲はしばらくもくもくと静かに浮かんでいたが、少しするとたちまち黒みを帯びてゴロゴロと光り始め…


「そろそろだねぇ……おぉっと!来た来た!」

「うわぁ!す、すごい大雨!?」


 次の瞬間、雲は弾けるように真下のエラフィンへと大雨を降り注ぎ始めた。まるで滝の様にドザーッと降りかかる大雨は彼女を瞬く間に包み込み、周囲へも暴風と共に雨粒と小さな雷やらをまき散らし始めた。

 ゴロゴロ、ザーザー、ビュービューとすさまじい大嵐を引き起こす雲だったが…少しするとスーッと溶けるように消えてしまい、あたりは静寂を取り戻した。

 そして直に大雨を受けていたエラフィンはもちろんケープなど意味をなさないくらいにびしょ濡れであったが、ケープ自体はきちんと水を弾いており、サラサラと乾いている。ヘナヘナになったエラフィンの髪から滴り落ちる水滴もきちんと弾いている。


「え、えーっと…とりあえず…成功したの?」

「ああ、ちょっと雨が強くし過ぎたせいでびしょ濡れになっちまったが、こいつは十分機能するね。少なくともケープの下は無事だよ。」

「やったー!私、魔術装具を作ったんだ…作れるんだ、私にも…」

「糸無しでもこいつは立派な装具だ。課題のひとつはこれで合格さ。」


 というわけで、装具はきちんと機能していたためレンリエッタは第一号の完成をひしひしと噛み締めるように喜んだ。糸魔法は使わなくとも分類上はきちんと装具に分類されるので三つの課題のうち一つはこれでクリアである。

 喜ぶレンリエッタ……しかし、その横に立つグリスは洗濯物が吹き飛ばされる光景を目の当たりにして絶句していたとさ…


つづく

今回のワンポイント


【ガマのケープについて】

引用:魔術装具の歴史とその衰退(ジング・テンペッツ著)

『遥か昔のヘルドたちにとって雨を防ぐ手段は決して多くはなく、そのうちの一つがまさしくこのガマのケープであった。大型両生類(主にロックホッパー種)の革を加工して作られるこのケープは強い撥水性を持ち、定期的な手入れを怠らなければ長く利用でき、そして何と言っても非常に安価かつ作りやすい事から一般的な雨具として利用されていたのだ。ショートタイプが主流であるがロングタイプ、コートタイプやフードタイプなど多くの型が存在している。厳密な起源は諸説あるが、現在では南の地であるラマリオ王国(現ウエストノードラン共和国)を起源とする説が有力である。現地では真夏の間、日に一度か二度【ハードカーテン】と呼ばれる突発的な豪雨が降りかかるため、ラマリオンヘルドにとってこのケープは必需品であった。特に王国民の大半はリャーマ神の信奉者であったため、神聖なペンダントを濡らさないためにも必須と言えよう。しかしながら時が経つにつれて魔法の発展と共に他の装具同様、ケープは段々と利用されなくなって行き、現在では撥水魔法を施した衣類の普及によって市場から姿を消してしまっている。だが辺境の宗教家たちは現在でも使用しており、また希少品コレクターの間では絶滅種や条約によって狩猟を禁じられた種の革から作られたケープは高値で取引されているのだ。』

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