二話 霊媒師
第二話です。
知人の家で一年のうちに家族がみんな骨折したり癌が見つかったりペットが死んだりしたことがあって、明らかに『何かある』っていって霊媒師にみてもらった事がありました。最初は近所いた占い師や神社の神主などに来てもらったのですが、庭の柿の木を切ったのが悪いだとか、氏神様に甘い物を供えろだとか言われて供養してみても効果なし。最初に頼んだ占い師が責任を感じて同業の人たちを当たって、その人達も次々に連絡取り合って結局最後に『この人なら大丈夫』っていう人が見つかったらしく、その最強の霊媒師が来ました。
その最強の霊媒師って人は知人の家に来た途端、すぐに『あ、コレだよ』って言って一発で原因を言い当てて、ものの数秒で呪いを解決してしまいました。
結局、祟りの原因っていうのは、その友人宅では大量に貯まった一升瓶の空き瓶を何かに使えないかと思って、ビンを逆さまに庭に埋めて花壇の淵を作っていました。瓶の底がタイル敷きみたいできれいなガラス製の花壇の淵でしたが、瓶を逆さまに地中に埋めるという行為は絶対にやってはいけない土地に呪いをかける術法だそうです。
そういうのを知ってる霊媒師、経験を積んだ霊媒師をまず見つけるっていうのが大事なんだと知った出来事でした。
第二話