毎日が 酒三昧
龍脈とは、この星に流れる魔力が流れている川の事である。この星の血液と言ってもいい程に大量の魔力が流れており、地上の生物に魔力を分け与えている存在でもあった。時折、位置がずれると豊作だった場所が 作物が育たなくなったり、木も水も枯れ果ててしまい。砂漠地帯へと変貌するのも当たり前の世界でもあった。
それもこれも龍脈の流れの変化で変わる世界でもあった。その龍脈の主がカイトの屋敷の一角に住み付く事となるのであった。
「知らん。パルムの方が知っているだろう」
「魔力帯とは、また違うのか。魔力帯では、多くの魔獣達が見受けられたが」
「魔力帯もそうなのだけど 魔力帯の中には、ある一定の条件が満たすと龍脈から魔力が流れ出て来る事があるんだよ。大体が迷宮核を持っていて数百年の後に迷宮が生まれる事になるのだけど
今回、俺が見つけた場所は その迷宮核ができる前の状態を見つけられて魔法陣核で形作って固めてしまったから 迷宮になる事もなければ、魔物が溢れ出て来る事もない。安全な暮らしが出来る場所になったと言う事かな。それに龍脈の主も住み付いてくれれば、さらに自由気ままに魔力を使い放題になる」
「ちょっと待て それじゃ~私達がカイトの家に行けば、働かなくても生活が出来るのか。毎日、浴びるほどの酒を飲んで死ねるのか」
「そうなのか。パルム!」
2人の目の色が変わり出す。どんだけ 仕事をする事が嫌いなのかよ。我ながら自分の両親だと思うと情けなくなるよ。
「まだ 何も出来上がっていないから住むとしたら こいつ等の同じ階だが耐えられるか。色々と」
「それは、辞めておいた方がいいですね。このペチャパイなんか、魔力も威圧も駄々洩れ状態で動き回るから 普通の人には耐えられないわよ。それに “ 龍姫 ” さまの存在もあるから簡単に消し飛んでしまいますね」
「まぁ~ 2~3年、辛抱してくれ それまでに街でも作っておくよ。従順な異世界人でも使って街作りでもさせるのも悪くないか。それまでに 婆も懐かせるから心配が無いだろう」
『誰が 婆だって聞こえているわよ。カイト! 家に戻ったら私の部屋に顔を出せ、いいな!』
『だったら 腐れマンコを綺麗にしておけよ。汚かったら追い出すからな』
そそくさと念話が切れた。ルージュが念話を聞いて震えている最中、マルデュークが
「旦さん、そんな事を言って もし お怒りにでもなったら」
「戦闘にでもなったら それこそ、俺の思うがままに 動いてくれそうでないか。毎日が戦闘三昧、何て 幸せ過ぎないか、100年後に爺にも勝てる見込みが出て来るってモノだ」
『私達もその席に行ってもいいか。カイト』
『諦めろ、お前達が姿を現しただけで 俺の両親が姿形もなくなるほどに消し飛んでしまう。こんなにも至近距離では』
『せっかく、カイトの両親にも挨拶をしたかったのに』
『スザクが この村にやって来ただけで村の半分が消し飛んでしまうぞ。それこそ、抱いて貰えなくなってもいいのか』
『それは、非常に困る。我慢するか。家に連れてきてくれ 何重にも結界を張って御会いしたい』
他の3皇も同じ意見を述べるのであった。
『伝えて置く』
「聞いていたわよね。旦さん」
「カイトの彼女達が会いたがっているのだけど ここに連れて来る事が出来ないのです。彼女達が姿を現しただけで この村程度なら消し飛んでしまうのでお停めしました。
ですので 家に遊びに来て欲しいそうです。何重にも結界を張って御出迎えするそうです」
「ちょっとまって カイトの彼女って精霊獣なのでしょう。見た事も聞いた事もないけど魔獣よりも少し強い程度だと思っているのだけど違うの」
「旦さん、御両親に何て説明したの」
「鑑定で見た通りの精霊獣だと説明したが違うのか」
はぁ~~ この人も少し抜けている部分も存在するのね。
「彼女達は、精霊獣と書いて精霊神なのよ。誰がカイトに彼女達を紹介したのよ」
「精霊王だ。初めての召喚魔法で膨大な魔力を流したら あの親父が出てきて精霊世界が無くなっていたから ひと時、俺のアイテムワールドに住んでいたな! 俺のスライム達とも仲がいいぞ」
「えっ? もしかして 精霊女王も復活しているの?」
途端にルージュが震えだし始めた。精霊世界を崩壊させた張本人であった。
「カイト、僕の事って」
「伝えてある。裸で100叩きの刑の後、1万年の封印だって」
青い顔になって沈んでしまった。冗談で言った積りだったが本気に捉えてしまった
「精霊女王も復活した時には、精霊界も作り直したから昔の100倍にまで膨れ上がっていると思うぞ。全部を見ていないから分からないが」
「旦さん、精霊界に行った事あるの?」
「毎年、4人と里帰りしているぞ。精霊界の親父とお袋も喜んで迎え入れてくれているし、精霊たちとも仲良くしてもらっている。そんなにも不思議な事か」
人間が精霊界に行って何も起きないなんて凄すぎる。私の旦那さまは、そう言えば私の魔力も攻撃力も更に増した気がするのだけど これも もしかして旦那さまに抱かれた性だったりして あの4人に負けないほどに私も抱かれたいわ。




