四皇の精霊獣
ガウェインを皿代わりに海王生物の肉を盛り付けていった。それを浮遊した状態で両親の前に出した頃には、呆れかえってそのままの状態で口の中に入れるも味気無さが顔に出るのであった。
「おい、おい、勘弁してくれよ。それでは、淡白な味しかしないだろう。このワサビ醤油か、ガーリック醤油を付けて喰ってくれ旨いから」
途端にフォークが止まらなくなった。無我夢中で食べ始めるとカイトが新しい酒を木のコップに入れて差し出すと これまた右手がフォークで 左手に木のコップを持って交互に味を堪能しはじめるのであった。程なくして腹も満たされると酒の味を堪能しはじめる。
「処で この酒は何て名だ」
「龍泉酒」
ふ~ん! って 言った途端に2人の顔がまたしても青くなった。酔いが冷めてしまうのであった。
「そんなにも珍しい飲み物か、催促すれば いつでも届くぞ」
「「誰から」」
「爺から」
「「爺って 誰だ」」
「武神 アルスラーンの爺だ」
2人仲良く、深い溜息をした処でゼントが
「この皿がわりに使っている武器って」
「そうだよ。神器、神が作りたもうた。武器だ。それがどうした。因みにミントも神獣だ。大きさも自由自在に変えられる」
呆れかえられてしまっていた。2人から そんな中
「この半年間でとんでもない程になっているな! カイト」
「そうだな! 女も1人、増えた。しな」
「ちょっとまて お前に女がいるのか。そんな素振りも見せた事が無かったであろう」
「私が聞いた時でも面倒だと答えていたでしょう」
「女なんて面倒な生き物だろうに 俺の女達は、災害を招くだけだ。彼女達が移動をするだけで数万の人間が死にいた閉めてしまうからな面倒なだけだろうに
呼べば喜んでくるぞ。そうなれば、ミントも人型に成れるかもしれないしな」
「ちょ・ちょっと待ってくれ 俺達でも知っている奴か」
「名前ぐらいは聞いた事があると思うぞ。
四皇の精霊獣、
“ 火の精霊 スザク ”
“ 水の精霊 ウンディーネ ”
“ 風の精霊 シルク ”
“ 土の精霊 モネ ”
世界の厄災 “ ウンディーネ ”
最近、家に居座っている。
“ 邪神 ルージュ・カサブランカ ”
ってのが 裸で走り回っている程度か。それと門番に “ 火の神 イフリート ” を 召喚したなぁ~! 今度、家に遊びに来てくれよ。紹介するから」
『貴様がカイトか、ワラワも貴様の住居に住んでやる。から ワラワにも爺に出した。食材と酒を持って来い。命令だ』
『本当に存在しているなどと思わなかった。ドールに言って置く、部屋の中は任せる。どうせなら大滝でも作って その裏にでも住んだら 眺めも変わるのでないのか。
空間も勝手に拡げてくれ』
『あい、分かった。頼むぞ』
屋敷の地下2階が拡がりを見せた途端に2人が逃げ出してきた。カイトの下にやって来る頃には
ミントの耳がピクピクと動くと裸の2人が次元の隙間から出てきて カイトに抱き付いた。当然、両親もビックリした。突然、カイトの脇に2人の裸の女が現れて
「カイト、大変だ。私達の家に侵入者が現れて乗っ取られた」
「旦さん、誰ですか。あんな存在は、初めてです」
「あれは、龍脈の主だ。ルージュと一緒で住み付くらしい。仲良くしてやってくれ
取り合えず、“ 龍姫 ” とでも呼んで置いてくれ 仲良くしろよ。わがままかもしれないが気にしなくてもいい」
「旦さんの事だから 精霊界も引き込んだりして」
「それも面白いが せっかく来たのだ、挨拶ぐらいしろ、それと服を着ろ、俺の両親の前だ」
魔法で服を作り出し、カイトの隣に座り込んで頭を下げるのであった。マルデュークとルージュが
「私は、世界の厄災と言われている。マルデュークです。滅ぼしたい国がありましたら言ってください。私の可愛い子供達に命令して一晩で滅ぼして見せます」
「僕は、邪神 ルージュ・カサブランカ。僕もカイトの女に成る予定だからよろしくね」
「それは無いから安心しろ、そんな事よりも俺の両親に酒を注いでやれ、マル」
寄り添うようにして パルムに酒を注ぐと緊張した趣で尋ねてきた。
「文献とかでもあなた様の姿を見た事があるのだけど 姿形が違いすぎないかしら」
疑似体を出しただけで2人の顔付きが変わりだした。
「この世界の人間達って 見た目で騙されやすいでしょう。遠隔操作で操っているだけです。この子には、何の取柄もありませんわ。ただの木偶です」
「そんな事を言ってしまってもいいのか。もし 俺達が外部に言ったとしたらどうなる」
「それでも問題がありません。この木偶が移動するだけで人間なら1秒もたたないで死に至らしめてしまいます。範囲も半径100メートルほどですか。もし 魔法攻撃や物理攻撃を受けたとしてもダメージを受ける事もないでしょう。
人間程度の攻撃など我々に被害を齎す事もありません。から」
「カイト、さっき この2人が逃げ出すほどの存在が現れたと言っていたが 誰が来たのだ」
「処で親父は、龍脈って 知っているのか」




