実家に帰還
村の上空に転移してくると両親がいる事を確認してから地上へと転移するのであった。見慣れた風景と道則に降り立つ。ミントが横にいて ミントの尻尾に絡みついてガウェインが絡み持たれていた。
『最近じゃぁ~見慣れて来たな! 2人のコンビ愛も』
『主様が乗ってくれないから ミントさんに持って頂いております』
『問題が無い。主様の敵を全て切り殺すのにお前の力も使う。私の役目』
いつも おいてけぼりを喰っている私の気持ちも少しは考えてもらいたい。
『さすがに村の中で乗るのも 爺、婆の目もあるからな! 勘弁してくれ』
「おや、カイ坊で無いかい。今回は早い帰還かい。何か、あったのかい。学園で」
「近くまで来たから立ち寄っただけ 親父とお袋は家にいるかな! おばさん」
「そうだったのかい。野菜を持っていきな! それで悪いが軟膏が在ったら少し分けてくれないかい、父ちゃんの腰が少し痛いと言い出してね。無かったらいいから」
『主様、彼等は私を見ても驚きませんが どうしてですか』
『馴れている性でないかな、昔からキングスライムを連れて散歩していたくらいだし、それが魔獣に変わっても自分達に被害が及ぶことも無いと思っているのだと思う』
「親父さんは、家に居りますか。立ち寄ってみます」
「そうしてもらうと助かるよ。ついでに頭も治して貰えるともっと助かるのだけどね」
「あっはは~ 無理ですね」
笑顔で別れて おばさん宅に立ち寄っておじさんの腰を治して それ以外の治療も行い。久しぶりの家路を歩いていると多くの村人と話が出来た。なんやかんやと家に辿り着いた。ミントの事を聞かれてその都度、説明もして女性は、触って来る物の男性は、腰が引けて近寄る事もなかった。
俺が家に到着をすると既に親父が家の中で酒を飲んでいて お袋も酒を飲みながら酒のつまみを作っている処だった。俺が村近くに転移した時点でお袋のサーチ魔法圏内に入ったから既に知っていたので何も気にする事もなく、扉を叩かずに家の中に入るのであった。
「ただいま、元気そうだな! 親父も お袋も」
「何かを連れているとは思ったが ゼブラタイガーがお前の仲間になったのか。スライムはどうした」
「俺さぁ~ この国を出るわ。学園も辞めて 盟約と契約も全て終わったから何の問題もなく、この国を出て他の国で暮らす事になった。家も買った」
「そんな話だったのなら別だ。俺と一戦してみるか、今回は本気の貴様を見せてみろ カイト」
「そんでもって 次が私だからね。息子の成長を見ておきたいのよ。私達の子供がどれだけ強くなったのかを」
親父が外に出てきて 自分のアイテムボックスから大剣を取り出す。
「カイト、お前の剣を見せてみろ! また ショートソードなどと言わないよな」
「わかったよ。ガウェイン、来い。使ってやる」
初めて武器としてのガウェインを呼ばれて闘志に火が付いた時点で親父とお袋が青白い顔になった。
「その魔獣の尻尾に付いていた物って 本物の武器だったのか」
「俺よりも強い奴に貰った。久しぶりに時間を忘れて戦闘ができた。名が付いている武器だ、名が “ ガウェイン ” 名刀だぜ。俺のエセ聖剣と雲泥の差だ」
「カイト、その武器を持たせろ」
「ガウェイン、全て解除して親父に触らせろ」
『分かりました。主様』
ガウェインが浮遊したまま ゼントの前までやってきた。
親父がゼントで お袋がパルムである。
親父がガウェインを握っただけで武器の性質が分かったみたいで 降参の白旗が上がった。
「俺では無理だ。酒の肴で この武器の経緯でも聞かせろ 酒が旨くなりそうだ」
その時、ガウェインを持った時に念話が届いた。
『我が主の親父殿、主と対戦をしなくてもよいのか』
「カ・カイト、この武器が喋ったぞ。どうなっている」
「驚くような事か、ミントとも会話をしているぞ。本来のミントの姿も見るか」
途端にミントが本来の大きさになっただけで両親が震えだした。キングスライムなんて可愛い物だと思えるほどに不思議と威圧や殺気が出て来る事もなく。
『いいのですか』
『構わん』
「ガウェインも武器として使用した事が無いが 今現在は、足変わりに使っている。そんな程度だ」
驚いてガウェインを手放すと カイトの前までやってくると本来の能力を全て開放した時点で両親の顔が更に青くなる。
ちょっとやりすぎたか! 少しは、自重しないと流石の両親も驚くよな。
「済まん。親父 お袋! 少々、やり過ぎてしまった。みたいだ」
「お前の目指すものは何だ。冒険者の枠を超えているだろう」
「今の処、異世界人を俺に押し付けてくる。神々をぶん殴るのが先でその後の事は考えていない。場所だけは把握したが行き方が分からないから困っている。何か、特殊な方法だと思うのだが 教えてもらえないか。お袋」
「はぁ~~何か、疲れた。パルム、酒でも飲もう」
「カイトの責任だから お前が私達の酒のツマミを作れ 私も飲む」
「爺も気に入った。ツマミがある。酒に合うぞ」




