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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 また 1人、・・・


「トランダ、お前はこれからどうする積もりだ」


「リーダーの処に行ってくる。俺の命だけで済むようにお願いしてくるつもりだ。

 それで お前達は、どうする」


「俺はコイツと国を出る。この異常な季節もカシラがいなくなってからだからな! カシラがいない国になど未練もない」


「そんな処だ」


「兄貴、どう言う事だよ。カシラがいないだけで街の汚れや風間が変わるのかよ」


「前にも言ったが 俺達のカシラは “ 神 ” だ。人間に簡単にスキルや魔法を譲渡してくれるなど考えられない。神以外で そんな事が出来る奴など存在する訳が無いであろう。

 その神から渡された武器が誰かに使用されたのであれば、死を持って償うのも仕方が無い事である。それがガンダが使ってしまったのも事実だ。消す事も出来ない。それに今頃は、各地で大変な事にもなっていると思うぞ。神の武器が消えて膨大な魔力まで消えてしまったのだ、戦場にいる者にとっては死に急がなければいいのだが そんな軟な連中が存在していないわな! カシラの配下の者に」


「そんな処だ。俺達にカシラの武器が無くなっても経験値が残されている。それだけでも使い切れないほどのスキルに魔法も覚えられると思うぞ。

 カシラなら 海が見える場所にいる可能性も高いから その辺りを探して住み付くとするか。ヘタレな冒険者になるのも悪くない」


 場を読む事も出来ない冒険者が現れるも殴り飛ばされて壁に激突して気を失うのであった。その場が乱闘に変わるも束の間のひと時であった。凡人に戻っても彼等との経験値の違いから冒険者程度では彼等と対等に渡り合える事も出来ないのであった。彼等もまた達人の域までに経験値が達していたのだ。


「ガンダ、分かるか。これが経験値の違いだ。俺達は、カシラの下で多くの経験を積んできている。簡単に死ねない身体と多くの修羅場を生き抜いてきたから出来る事だが カシラからすれば、俺達が経験した事など遊び程度の事でしかなかった事だ。最後まで雑魚を倒して終わったがな!

 1度も相手の親玉の面を拝む事も出来なかった」


「ちょ・ちょっと待ってくれよ。兄貴の強さなら もっと前で戦闘も可能だろうに」


「そんな事を思うのは、ガンダだけだ。俺もこいつ等も最後尾でお零れを貰っての戦闘だ。それでも止まる事も許されないし、味方の武器が壊れる前には武器が飛来してくるし、ケガをしてもその場で治しても貰える。戦闘中であっても同じだ。それに配下の者が10人でも 100人でも 1000人でも同じ状態だ。俺達1人1人の健康状態まで知り尽くして戦闘を熟せる奴は、カシラ以外に存在しない。

 この命が残れば、俺もこの街を出て行ってカシラを追う。生涯の主を見つけたのだからな! それは、家族よりも大事な主を」


「そんな処だ、気長な冒険者にでもなって のんびりと暮らせ、俺達はカシラを追う」


 トランダがリーダーの処に顔を出して事情を説明した処、無罪放免になってしまった。ただし、約束をしてしまった。もし カシラを見つけ出したら仲間に教えて また 結成しよう。と 涙が止まらないほどの嬉しさが込みあがるのであった。また 俺を仲間に引き入れてくれると言うことが とても嬉しかったのであろう。


 テレスティア達が学園で授業を受けている最中にカイトからの念話が届いた。一歩通行の念話が届き、勝手に加護と魔法を解除されて持っていた武器まで霧に変わって消え去るのであった。武器が消えると膨大な魔力まで消え去り、経験値だけが残るのであった。彼女達は、それ程にも経験を積んでいなかった為に普通の人と変わらなくなってしまった。


 それと同時に彼女の称号もまた女勇者で無くなり、学生になっていた。他の3人も称号が学生に戻るのであった。カイトとの繋がりが切れると全ての者達が神々に見捨てられてしまった。カイトと関連を持っている者の称号もまた普通に戻ると ギルガイア国から精霊の加護も消え去るのであった。ある、1部を覗いて


 テレスティアが突然に立ち上がり、振り向くと


「聞いた。カイトからの念話」


「私達も普通の人と変わらなくなったわね。そんな事よりもカイトは、何処に行ってしまったのかしら」


「やっぱり、俺達とでは仲間と思ってもらえなかったのかもしれないな ミリィーナ」


「俺は、カイトのお陰で賢者の称号を貰った時は、うれしかったなぁ~」


「私は諦めていないわ。カイトを見つけ出して 私達を仲間として認めさせないとカイトの居場所を作らないといけないのよ。私達で」


「そうなると商人と異世界人達に協力を得た方がいいよ。彼等もカイトに戻ってきてもらえないと 色々と役立たずな連中が多すぎるから」


「もしかして 似た者同士だったりして」


 テレスティア達、4人の頭に拳骨が落ちると頭を抱えても笑い合うのであった。自分たちのやるべき事が見つかったからである。






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