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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 水団


 只々、広い空間で何も無い。下の階に降りる階段があるのみであったが 階段を上ってくる者がいた。ガシャ ガシャと音を鳴らせて上がって来る物を見ると子供達が婆さんの後ろに逃げ出していた。それを見た婆さんも驚くしか出来ないのであった。


「何だ。ドールも見た事が無いのか。生き物で無い。命令に従う “ 物 ” だ。気にする必要がない」


 カイトがテーブルを出すと その上に野菜と肉を置く、下に降りて行った。まな板とナイフを取り出して婆さんたちにお願いすると ここでも理解できない事が訪れる。


「何か、可笑しいのか」


「普通は、まな板と包丁で在ろう」


「切れれば何でもいいのでないのか」


 この場で作り直して ナイフを包丁の形に変えて手渡すと またしても驚くのであった。


「何をした。どうして ナイフが包丁に変わった」


「そんなにも不思議な事か、形が変わっただけで在ろう」


「そもそも この包丁は、鉄で無いのか」


「ミスリル鉱石という。石だ。俺は普通に使うぞ。魔力を与えればどんな形にも変化してくれるから 使い勝手がいい。

 話が長くなるなら 俺が1人で作るがどうする」


 婆さんの意見も聞かないで ミスリル鉱石を大量に取り出して大鍋を作り出して 錬成空間で肉を切り、油も引かないで肉を炒めると肉から油が出て来る。こちらも錬成空間で根野菜を皮が付いているまま切り刻み、別の錬成空間内で小麦粉を練り上げていく、鍋の中に水を入れて塩を振りかけて火力を上げると鍋の中では、大量の野菜と肉が回りだした処で練り上げた小麦粉を切り刻んで丸くした後に小銭の形みたいに潰してから鍋の中でゆで始めた。


 蓋の代わりみたいに葉野菜を大量に錬成空間で切り刻んで投入した時には、婆さんも子供達も呆然とカイトの作業を眺めていた。お伽話の一話みたいな展開が目の前で行われており、賢者様の話とか、勇者の話に魅了していた子供達は、賢者の作業だと勝手に思い込んで 静かに何ができるのかと黙って見詰めていた。

 出来上がる。味見をしてから


「さすがに この人数の器が無いな」


 と 呟くとアイテムボックスの中から長い木材を出して 1つ1つをお椀の形にしていくと切れて地面に落ちる。それをもう1度、手直しをしてから乾燥させてテーブルの上に並べて行く。スプーンは、ミスリル鉱石で簡単に作ってしまうと この時点でも 子供と婆さんは、眺めていた。何が出来るのかと思って


 まさか、自分達が使う食器を作っているとは思いもしなかったみたいだ。器の中にすいとんを入れていき、大きな絨毯を取り出してカイトが移動すると子供に婆さんたちまで移動して 素直に絨毯の上に並ぶように静かに待つと目の前に浮遊した器とスプーンが目の前から絨毯の上に降りた頃には、子供と婆さんの喉が鳴いた。ゴクリ


「喰っていいぞ」


 カイトの言葉を待っていたみたいで 誰にも取られたくない気持ちで一心不乱で口の中に入れて行く。カイトはというと大鍋を冷やしていき、大きな器を取り出すと大鍋の中身を大きな器の中に入れてしまうと同時にゼブラタイガーが転移で姿を露わにして出て来ると 見た途端に子供と婆さんが静かに見つめる先にミントと目が合った途端に振り向きもしないでカイトの側に行き、ムシャムシャとすいとんを食べ始めた。食べ終わるとカイトに寄り添う様に寝始めた。


 睨まれただけで子供と婆さんが大人しく食べ終わって行くが誰1人として立たないで動いた途端にパクリと食べられたくない気持ちが大きかった。そんな中、1人の婆さんが


「1つ、いいか。坊主」


「俺とミントを鑑定で見ても何も分からないぞ。それと俺の仲間を鑑定で見るなよ。その場で何も見えない内に消されるぞ。殺されても文句を言うなよ。

 見てもいい物と悪い物がある。そんな住人も存在しているからな! それで何だ」


 何も言えなくなってしまうとカイトが! カイトの後ろにいる。ゼブラタイガーをミントと言う名だと教えた。先程のドールも操り人形だと命令以外の事が何も出来ない事を そして 子供達に何をやらせる積りかを聞いてくる。


「俺も村に こんなにも子供がいるなどと感知魔法を展開しなかったのも事実だから誤っておく。来ても2~3人程度だと思っていた。昼飯を食ったら帰っていいから それまで自由にしていてくれ、この下に降りて探索する事は構わないが畑以外は何も無いぞ。何も作っていないからな!

 俺は、外の小屋で成果状況を確認している。好きにしてくれ 今回は、本当に悪かった」


「坊主は、ここで何をしている?」


「今は、冬だからな 室内で出来る事をしている。ラボに籠って薬を作ったり、野菜の成長段階を見て研磨している。倍に育つと言っても自分の目で見て確認しないと説明も出来ないだろう。

 後は、気分転換に風呂に入る程度か、そんな処だ」


「坊主の話をすると知らない言葉が沢山出て来るな! もう少し、話をしていたいがいいか」


「話をする事は構わないが 外のラボで話をしないか。キリが無い」


「その “ ラボ ” って 何じゃ?」


「研究施設の事だ。外の白い建物内で野菜の成長を調べている」


 カイトが立ち上がると今迄、目の前にあった器とスプーンが絨毯の中に消えただけでも驚きの声が上がり、子供達が絨毯の上から離れるとクルクルと丸まり、此方も消えるのであった。そんな光景もまた 子供達と婆さんを驚かせるに十分でカイトについて 外に出て来ると






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