ドラペイ
カイトの両親は、入ってきた門の側の酒屋に入るとそのまま飲み始めてしまった。リリスも同様にカノンは、カイトに付いて行き冒険者登録をするみたいだ。
カイトたちが冒険者ギルドに入ると既に冒険者たちの姿も無く、掲示板には取り残された依頼が張ってあるだけであった。カウンターに1人の女性が立っていると カイトがそこに向かうのであった。
「久しぶりね。カイト君、学生は楽しい」
「おっさんは、上にいるのだろう。それと この3人を冒険者登録してくれ」
「また 拾ってきたのね。いいわ! 上には、領主さまも入るから気を付けてね」
「2人がいるのか。商業ギルドの婆ぁ~を呼んでくれよ。渡したい物があるから」
「そんな事を言うのは、カイト君だけよ。ミナギク様に」
そこに商業ギルドのギルドマスターが現れるのであった。ミナギク・クレイ本人が エルフ族で200歳を超えていたが見た目は、20歳 ソコソコにしか見えないのであった。
「誰が! 誰が婆ぁ~だって 何処のどいつだ、私の事を婆ぁ~とほざいている奴は」
「カイト、謝らないとミナギク様は、私達の街も管轄をしていたから知っているわ。とても怖い方よ」
「さすが商人だ! 耳が早くていいな」
「嘘を申すな 教会にいる時から私のサーチ魔法を感知していたくせに
それで何日くらい滞在する。カイト」
「俺的には、一生涯 村から出たくないがな」
「安心しろ、3年後からは商業ギルドが拾ってやる」
「カイト、知り合いなの」
「何だ、このメスガキは カイトと話の最中に割り込んでくるとは、いい度胸で無いか」
「コイツは、カノン! 俺の親戚だ」
「何だ、残念だ。私はカイトの新しい女かと思ったぞ」
「どの口が言っている。鑑定で調べたくせに」
「私もカイトの前では、魔法も禄に仕えないからな」
カノンがカイトの後ろに隠れると
「婆さん、威圧を抑えろよ。皆が震えているぞ」
異世界人の2人まで震えだしていた。
「済まん、済まん。カイトと話をすると気が緩んでしまってな」
嘘を言わないでください。ミナギク様は、いつもの事です。
「頼むぜ、婆さん! カノン、この人は 元冒険者で国が認めたSランク冒険者チームの1人だ」
「遥か昔の事だよ。そろそろ上に行こうか。ここで無駄話をして上の2人をまたしてもいけないだろう」
「随分と丸くなるのだな! 婆さんも ” 氷結 ” が泣くぞ」
「氷結の2つ名が在る。氷の魔法使いって まさか ・・・」
「また 古い名を言ってくるのだな カイトよ」
「あの~ミナギク様、カイト君、彼等の冒険者登録を初めてもよろしいですか」
こんな処で話をしないでよ。身が持たないわ。さっさと上で話をして
「それでは、行こうかな カイト」
「冒険者登録費用を後で請求して」
「問題が無いよ。今日は、領主さまがおられるから帰りにでも払って要ってもらうわ」
「それでカイトよ。ワシ等を呼び出した理由を教えろ」
カツカツと音を鳴らしながら 2人して2階に上がっていく音が消えると途端にカーネルさんが
「疲れるわぁ~ ミナギク様が威圧を載せて会話は、勘弁してもらいたいわ。それでも今日は、カイト君がいてくれて助かったわぁ~~」
いなかったと思うと溜まらなかっただろうなぁ~~!
「カイト君とミナギク様って知り合いなのですか」
「ごめん、ごめん、名乗っていなかったわね。
私は、当 冒険者ギルドで受付をしている。カーネル・サンタマと言います。皆からは、カーネルと言われているわ。異世界人の人達は、私の事をカーネルおじさんとも言っているわね。なんでも あの人達の世界では、有名な方みたいよ。
それでは、この水晶にあなた方の血を1滴、零してもらえるかしら 血から魔力量を判断します。それとこちらで名前を入れてからお渡ししますが 異世界人の滝川龍平くんでいいかしら それとグレン・コーディネリアさんは、名前の方はどうしますか」
「どうして 俺達の名を知っているのですか」
「私の鑑定で調べてみました。私の場合は、鑑定レベルが低いために名前と歳と性別しか、分かりませんが 先程のカイト君やミナギク様辺りまで行くと全てのステータスが分かるかもしれません。
それと他人のステータスを覗く方もおられますのでお早めに隠蔽魔法も覚えるといいと思います」
魔法、キタァ~~ やっぱり、魔法が使えるのか。俺にも使用できるかな
「隠蔽魔法って 何なのですか」
「魔法の関しても後でお教えします。皆さまは、魔法の知識をお持ちでないみたいなので」
後で教えてくれるのか。楽しみだ。
「俺は、ドラペイにしてくれゲーム名が “ ドラペイ ” だった」
安易に決めてしまっても良かったのか?
「私は、そのままで構わない」
「かしこまりました。カノンさんは、この世界の方なので変えようが在りません。
それでは、水晶に血を1滴、垂らしてください。順番に」