武神 アルスラーン
1体の邪神をこの地に封印しており、その管理に神の女神が使わされていた。彼等が表舞台に出て来ないように執拗以上に警戒していた筈が彼女の地上遊びが仇と成り、1番 見つかっては不味い者に見つかってしまった。
ミナもまた 気配を感じ取っていた。が この場に転移する事を拒むのであった。魔力量の桁が違いすぎる事を理解するのであった。
「ミナ、どうしたの カイトが見つかったの?」
「嘘よ。こんな生き物が存在するの この世界に! 私達程度が束になっても勝てる訳が無いわ。この前の魔王の方が幾分、勝てる見込みがあったのに」
途端にミナの鼻から大量の血が溢れ出して 更なる魔力を感じ取り全身を震えさせて倒れ込んでしまった。
カイトの頭に念話が届く。
『ねぇ~僕の封印を解いてよ。何でも願いを1つ叶えてあげるから』
「辞めてください。彼女の声に耳を傾けないでください」
「ほぉ~ 何でも1つ叶えてくれるのか」
カイトの右腕が次元に吸い込まれると声の主の頭を掴みとり、情報収集を行うと多くの情報が入り込んできて全ての並列思考を使い切り解読を行うのであった。ものの3分程度で情報処理が行われると頭を掴んだまま引きずり出してやる。
「これで僕は自由だ」
「おい! 俺を神の処に飛ばせ、神界で暴れる為に」
「無理だよ。人の姿のまま神界に入る事など 僕でもできないよ」
更なる魔力がカイトを中心に流れ出すと魔力嵐が辺り一面を覆いかぶせだした。
「さっき、何でも1つ叶えると言ったよな! 出来なければ、この場で消滅だ」
邪神 ルージュ・カサブランカが カイトの目を見た途端に大粒の汗を流しながら首を横にブルブルと震えだしていた。
「君は誰? 僕は邪神だよ。神を殺すと神々の怒りを受ける事になるよ。それでもいいの」
「ほぉ~ 貴様を殺せば、神が舞い降りて来るのか。だったら死ね。それで願いとしてやる」
カイトの右手を解こうと藻掻き苦しみだすと左手でも同じように逃げ出したい一心で藻掻くのであった。途端に空間の歪みを感じ取ると人間界と神界の狭間に飛ばされてしまい。1人の男性がその場で待っていた。
「武神、アルスラーン様が どうして」
「爺、何しにきやがった」
アルスラーンの神気を受けて2人が大人しくなり気を失う。
「ワシの神気を受けてもなお立っていられるとは、感心じゃな! それで神々を殺せるとでも思っておるのか」
2人を解き放つと ミントがカイトの後ろで震えていた。
「無理だな! 勝てる気がしない。けど 神気か、覚えさせてもらった。もっと色々と技を持っているのだろう。教えてもらおうか。
ミントは、俺の後ろで奴を見ていろ」
ミントに神気を教え込むと震えが止まるのであった。それを見た、武神 アルスラーンは、驚きを隠せないで
「何をした。どうして その神獣が神気を使いこなせる。たかが人間風情が熟せる事で無いのだぞ」
「知らん。昔からできる。そんな事よりも胸を借りるぞ。俺と戦え、俺に敗北の2文字を刻め」
光の速度で戦闘が始まり、地上で無い事をいい事に暴風が辺り一面に吹き荒れて衝撃音が処彼処で鳴り響き、その音で2人が目覚めるも何が起きているのかも見る事が出来ないでいた。ミントもまた気配を感じ取れても2人を追う事も出来ないのであった。その場に待っている事しか出来ないのであった。
神界から舞い降りた神 マーリンと邪神 ルージュ・カサブランカ 2人は、震えが止まらないでいた。武神2人の戦闘に巻き込まれてしまったと思って抱き付いて震える事しか出来ないのであった。2人が目覚めてから 数分で決着が付いた。カイトの両腕が無くなった状態で姿が出てきた。
「小童程度でワシに勝てるとでも思ったか。身の程を知れ」
何処からかともなく、カイトの腕が飛んできて回復魔法を行って両腕が元に戻る。魔力循環で更に回復を施して
「敗北を知ると色々と分かって来るな もう1回戦としゃれ込もうか。今度は、本気で行うから おっさんも もう少し本気に成ってくれるか。俺を楽しませてくれ」
その後も戦闘が繰り返し行い。大きなケガをしたカイトが姿を露にするのであった何度も 長い長い時間だけが通り過ぎていき 何の解決も出て来ない内に終焉が来た。
「小童、ワシの武器を1本くれてやる。使いこなしてみろ! “ 神器 ガウェイン ”
ワシが鍛えぬいた物を差し上げてやる。この星が生まれて1番の出来である。使いこなせるようになったら また 来るといいだろう。ワシには、無限の時間がある。いつでも待っておるぞ」
「何を寝ぼけていやがる。爺! 俺の寿命など頑張っても150年がいい処だ。100年後にもう1度、戦闘が出来るように精進するとするか。それまで気長に待っていてくれ」
「何でもかんでも鑑定をする貴様が面白い事を言うよな! “ 神器 ガウェイン ”を 鑑定してみろ、貴様の寿命など 当の昔に無くなっておるわ。
それとワシに1激を与えた地点で神に近し者と認められた。より一層の精進でワシを楽しませろ」
カイトの目の前に浮いている。武器を手に持つと身体全体に電流が流れたみたいにカイト自身の魔力を奪い始めて行った。が 1部を奪うのみで剣に魔力が十分になると武器自身が震えはじめるのであった。
「俺、本来の魔力を奪って置いて たかがこれっぽっちで満足を行くなどと言っていないだろうな! 何を甘えた事を言っていやがる。俺が気にかかるまで魔力を与えてやる」
カイトから膨大な魔力が流れ込んでくると武器の節々にヒビが入る。元の姿に戻り、それを繰り返し行うと更なる魔力を与えて行き、武器の形状が変わり出すと元の姿に戻り、またしても武器が変化を与えて元に戻る。武器から悲鳴めいた声が聞こえてくるも関係なく魔力を与えて続けると カイトの思うように魔力が吸い込めれて行くと武器の形状も変わらなく姿を保ちながら思いのほか、触り心地までもが変わりだした。




