自由を手にするか、否か、
どうするのだ。この人数は
思い思いの感想を述べだした処で1人の男性がカイトに向かって
「おい、そこの貴様 ここは何処だ。俺達をどうする積もりだ」
「君達は、許の世界で殺されたか。事故に合い、死んでしまったと思います。
君達には、2つの選択が許されます。1つは、国の管轄に入って貰って国の管轄の中で生活を送るか。自由を手に入れるかの2択です」
カイトに文句を言った者が自由を手に入れたいと言い出すと それに賛同して半数以上が名乗りを上げる。
「他には、居りませんか。自由を手に入れる手段ですよ。誰からも文句もありません」
最初に見つけた者と10名が座り込んでいる最中、21名が立ったまま文句を言っていたので その場に海に落として結界で移動を始めた途端に彼等から文句を言ってきたものの聞く耳を持っていなかった。そんな中、彼等の仲間が
「彼等は、あのまま見捨てるのですか」
「何か、問題でも? 自由を手に入れたのだから自由にしてあげただけです。彼等みたいな思考は、国にとっての害になり得る事でもあります。早めに処分しておいた方が 俺の為でもあります。
そんな答えでも構いませんか。それとも人権がどうのこうのと言うのであれば、それこそ住む世界が違います。ここは、異世界です。あなた方がいた世界と違う世界です。自分の身は自分で守らないと明日は我が身で味わう事となります」
カイトからの答えを聞いても彼等を救いたい気持ちが変わる事もなく、カイトにお願いをして彼等を助けるのであった。陸地迄と言う理由で
助けたものの1番最初に怒鳴ってきた者がカイトの襟をつかんで 文句を言ってくるもその場で首を切り落として海の中に投げ捨てる。
「何か、問題でも 人が1人死んだだけです。それだけの事だ、彼の死体は彼等の餌になるでしょう」
血の香りに釣られて多くの海王生物が姿を露にする。
「ミント、雷撃」
空が金色に光ったと思った瞬間、空から多くの雷が降り注ぎ、海王生物を一網打尽にして電撃を喰らわせて ミントの1撃で全てが死に絶えるとカイトが回収をおこない。綺麗さっぱりと元の海に戻るのであった。
ミントが元のサイズに成っており、カイトの後ろに座り込むとじゃれ合うのであった。甘えてくるのである。
「何か、勘違いをしているみたいだから言って置くが 俺は、貴様等の事が大嫌いだ。貴様等のお陰でこの世界が段々と変わってきている。貴様等、異世界人を全て殺したい気分だ。それと俺は、それなりに強いぞ。お前達程度なら1秒も掛からないで皆殺しも可能だ。
それと国の管轄に入らないと言う事は、人権も無くなる。盗賊や闇ギルドの連中と同じ扱いにもなり得る。覚悟しろよ。特に名乗りを上げた連中は、精々 奴隷市場の見出しに成ればいい方だろう」
彼等と会話をしながら陸地に到着をすると既に11名のマーキングも終わっており
「我々もあなたと付いて行くわ。国の管轄でも何でも従うから 私達も・・・」
「その必要が無い。自由を手に入れたのだ。自由にすればいい」
カイトとミントが そして 11名がその場から消えると20名がその場に取り残されてしまった。
「どうして 彼が消えてしまった。の ここは、何処なのよ」
思い思いに話をしている最中にも魔獣が彼等を襲って来たり、冒険者が彼等を助けたりと怒涛に変化が訪れて死人も出しながら イラ・マーリンの港街に彼等が向かうのであった。1人の異世界人に連れられて
シエルジート・トリノに念話が届く、トラベスタ国のSランク冒険者で貴族に成ろうとしている者であった。
「師匠が この場に転移してくる。すぐに場を拡げろ、死人が出る」
トリノの声を聞いた途端に誰が来るのか。理解した。場が拡がると魔法陣が拡がりを見せる。12名の人影が出て来ると その瞬間に広場で集められていた。貴族一同が片膝を付いて待っていた。当然、このトラベスタ国の国王自らもカイトの姿を見た途端に王座から立ち上がり、カイトの前で片膝を付いた。
光の中からカイトと異世界からの来訪者が姿を露にすると カイトの後ろからミントの姿が露になると同時に貴族全員の頭が床の上に付けて更なる崇めだしてしまった。
この国には、遥か昔から伝えられてきた事がある。神獣を共に訪れる者が現れる。その者に従い、導きを纏えと この国の貴族であるならば、誰しもが知っており 昔話にもなっていた。小さい時から言い聞かせてきており 神の使いとまで言われている。またの名を 神の使い。使徒様と言われていた。
何も知らない。トリノと同行者たちが安易にカイトに近づこうとした途端に取り押さえられてしまった。
「何をする。俺は、師匠の弟子だぞ」
「控えろ、トリノ! カイト様が この玉座に御出でくださった。それも神獣のミント様をお連れして 我が国の昔話に表われた通りでした。
カイト様、自らが 使徒様とお認めに成られた証拠」
「何か、勘違いしていないか。俺は、神を憎むものだ。神々を敵に回す者が神の使徒である訳が無い。
俺を使徒と思うなら彼等の面倒を任せる。もし1人として死んでしまえば、この国に災いを齎すであろう」
『主様、そんな事を言ってしまっていいのか。実際に起こったら大変だぞ』
『そんな事で国が亡ぶのであれば、今頃 多くの神々を殴りつけられる筈だ』
『それもそうだな! 主様の好きなようにすればいい。我は、あなた様に付いて行くだけだ』




