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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 分かれ道


 小国と言えども数万の国民が奴隷に落ちて農産物を作らされているみたいだ。そういえば、魔大陸の大地は、荒れ果てていたな! 蘇りの魔王を送り届けた時に思った事だがあんな大地で作物が育つのか。それとも この大陸に来たのも野菜を求めて魔大陸の人口増加を狙っての事だったりして まさかねぇ~そんな事にでもなったら ギルガイアは平和な国に帰り咲くな


 腐りきった帝国に わがままな獣王国、独りよがりなエルフ国、人間史上の聖王国、似た者な国だから手を取り合う事もなく、自滅の道を進んでくれると助かるのだがな


 カイトが1人、大陸の隅々を眺めているとホコンじぃ~が起き出してきて


「昨日は、少し冷えたでしょう。温かいお茶を淹れておきました。どうぞ!」


 慣行1番、


「な・なんじゃ~こりゃ~ どうしたのじゃ! この肉の山は?」


「昨晩の間にミントと2人して この森に生息している魔獣を狩っておきました。その残骸です」


「それにしても 血の匂いもしないのだが」


「精霊のお導きで 匂いが何処かに飛んで行ってしまったみたいですね。

 おや その匂いにつられてお客さんがお目見えしてしまったみたいだ」


 ミントが反応するよりも先にカイトが動いてしまって 森から出てきた森狼の首を切断して5体の肉が出来てしまっていた。それを回収してから ホコンじぃ~の下に戻ると


『主様、我にも戦わせて貰いたい』


『早い者勝ちです』ミントの耳の後ろを摩ってやり、おとなしくさせると


「話の最中に勝手に動いてしまって」


 ホコンじぃ~が 温かいお茶を人舐めする.


「ワシは、戦闘に関しては素人じゃが カイトは、達人の域にいるのでないのか。国に仕えた方が楽が出来るだろう」


「俺が街から消えたから この国の兵士も俺を探し回るかもしれませんね。ミナもサーチ魔法を駆使して探しているみたいですし、好きにやらせてもらいます。

 場合によっては、別の国に逃亡も考えております」


「勿体ないの~ そこで物は相談なんじゃが この肉をワシの村に少し分けてもらえないか。人口もそれ程にいないが需要があってな! 狩人も腰を痛めて追って それ程に頻繁に狩に行ってもらえないのじゃ

 どうだろうかのぅ~」


「構いませんよ。朝ごはんは、肉にでもしますか。ホコンじぃ~」


「朝から肉とは贅沢じゃな、昨日のドラゴンバタフライもあんなにも美味しかったから 今回も期待していいのか」


「残念、今回は 塩と胡椒です。それだけでも十分な代物だと思いますよ」


 何の肉を出されるか、心配でもあったのだが一口、口の中に入れると心配が他所に行ってしまい。朝からモリモリに食べ尽くしてしまうのであった。ホコンじぃ~とミントが食べている肉は、小さいとはいえ8メートルを超えた。アースドラゴンで在って ミントは、その内臓の血を啜りながら心臓と肝を美味しく頂いていた。


 ドラゴンだけで無く、魔獣すべての素材は高値で売られており、肉など高級素材として貴族などが高いお金を支払ってでも買い求めるであったのだが ここ近年、冒険者の質が落ちてきて魔獣の肉が出回らなくなって 彼等が凶暴化する傾向にも発展していた。討伐隊が送られるのだが帰って来たものが1人も存在しないのも事実である。戦場で死ぬ奴もいれば、魔獣に食べられて死ぬ奴まで存在する世界であった。そんな世界に異世界からの来訪者も多く送り届けられるのであった。


 太陽が真上に差し掛かると分かれ道が 1本が海方面で もう1本が森の中の村であった。


「この道をまっすぐ行くと海に出る。ワシの村は、ここを右に曲がって夕方頃には、到着すると思うぞ。

 そう言えば、港町には何でも白い羽を生やした人間がいると言っていたな! 普段は、見る事も出来ないが戦闘などにでもなると生えてくると言っておったぞ。噂だから当てに成らないがな

 それがまた女神様みたいに綺麗な方だと聞いた事がある。それも 噂じゃ」


 それは、良い事を聞いた。擬態を使っているとしても神の情報を手に入れるチャンスだ。色々と役立つ情報が手に入る事を願うとするか。


「海に立ち寄って その港町に立ち寄ってみます。綺麗な女性に興味を持ちました」


「本当にワシたちの村の住人に成って貰えるのか」


「それは、村を見てからに指せて貰えませんか。何も見ていない状態で判断するほど 甘い世界で無い事くらいは俺でも知っております」


「それもそうじゃな! 今晩は、ワシの家に泊まるといい。カイ坊が作ってくれた料理には負けるが倅の嫁が作ってくれる料理も美味しいぞ。期待してくれ」


「それは、楽しみが増えました」


「目の前の小山を越えれば、村が見える。大体の全貌も見えると思うぞ。森の中の小さな村だからな」


 小山を登りきると小さな村と言っていたがとんでもない程の広さがあり、集落は少ないが多くの野菜を育てている事に感動を覚えるのであった。いい出会いであった事に感謝する。カイトであった。






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