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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 新たなる展開


『主様、彼等に何も言わないで出てきてしまって よかったのですか』


「問題が無いだろう。貴族であっても話し相手が出来た事だし、その内に森にも魔物や魔獣が戻ってくると思いたい」


『ここ最近、魔物や魔獣の匂いも気配も感じなくなったのですが どうしてですか』


「森の奥深くに潜んでいる奴等が時たま、俺の身を案じて全ての魔物や魔獣を食べ尽くしてしまって 冒険者の弱体の原因でもあるのかな

 そんな奴等が俺の周りに潜んでいる性であろう」


 ミントがサーチ魔法に感知魔法を展開するも何も掛からないと


『我のサーチ魔法にも感知魔法にも引っかかりませんが それ程にも遠くにいるのですか』


「森と同化しているからな 見つけにくいだけだ。

 この先で困っている人がいるみたいだな! 先を急ごうか、ミント」


 

 新たなる出会いの始まりかな



「どうした。ベコ、動いてくれ村に到着が遅れてしまう」


 牛に荷馬車を引かして荷物が乗っているのだが車輪の軸にヒビが入っていて思うように回らなくなっていた。牛に鞭で動けと命令を下すも車輪が回らなくて牛が口から白い液体を流しながら頑張っているものの動く気配が無かった処にカイトがミントを連れて現れた。


 カイトが荷馬車の下を覗くと原因が分かり告げる。


「おじさん、車輪の軸にヒビが入っている。これじゃ~牛が可哀そうだ。100メートルも動いたら軸が折れてしまうよ。アイテムボックスに閉まって歩いた方が早いと思うよ」


 カイトに言われて荷馬車の下を覗く。


「ワシのアイテムボックスなど当に一杯になっておるわ。積みきれない物を乗せているのだが」


 本当に困った。どうしたものやら


 カイトがウォーターボールを作り出して魔力を少し流し込み、牛に飲ませると元気が戻って来て ガブガブと飲み始めた。


『主様、コイツからミルクの匂いがする』


『乳牛だからな あとでミルクを分けて貰おう』


『なら 食べないでいてあげる』


 カイトとミントの話を聞いていた訳でもないのに 急に牛が怯えだしてしまっていた。水を飲むのを辞めた。


「坊主、お前達は何処に向かっている。それにしても物騒な魔獣を連れているな! 俺達を襲ったりしないだろうな」


「ミント、挨拶して」


 カイトに言われて ミントの目が牛からおじさんに向いただけで背筋が伸びて背中に汗が滲むのが解ると


「ガッアアァァ~~」と吠えた。それだけでも十分に恐怖であった。が!


「ミントは、誰に対してもしっかりとあいさつが出来るようになったなぁ~」と 褒めてやる。


 尻尾が動き回り、カイトに甘えだした光景が おじさんの何かに引っ掛かり背中の汗も引くのであった。


「その魔獣が良く懐いているな! 坊主に」


『当り前だ。我が主だからな』念話を送るが届く訳も無く、カイトがミントの耳の後ろを摩るのであった。


「ただの甘えん坊なだけです。勝手に触ろうとしないでください。尻尾のムチが飛んできます」


 カイトに懐いているから触ろうとしていた。おじさんの手が引っ込めた。


「何処に向かっているのですか。荷物を運ぶのをお手伝いいたします。海方面だと助かるのですが」


「坊主は、海に向かっているのか。その途中から森の中にある、村に向かっている。歩きだと1日の道則だな!

 仕方が無い。野宿をしてから村に戻るとするか。荷物を少し捨てて行けば、坊主のアイテムボックスにも収納が可能か」


 カイトが荷馬車と牛が繋がれている場所を解くと そのまま荷馬車ごと自分のアイテムボックスにしまってしまう。


「坊主のアイテムボックスは、多く収納が可能なのか」


「俺の荷物も入っておりますので あと僅かしか入りません」


 嘘だけど


「そうなのか。それでも凄いな! もう少し向かえば、野営が出来る場所があるから もう少しだけ、辛抱してけれ ベコよ」


 荷馬車が無くなって身体が軽くなった牛は、軽やかに歩くのだが それでも遅い。人よりも少し早く歩ける程度であった。カイトの転移なら一瞬で到着が可能なのだが この国の文明が遅れているし、転移魔法を知らない人が多すぎた為に 今回は見送った。


 その分、何もしない野営も体験してみるのもいい物だと思うのであった。ミントから不満の声が聞こえてきそうでもあった。昼間は、魔物や魔獣の姿が無くても夜に成れば、多くの魔物や魔獣を見かけられて ミントの練習相手にも困らないし、経験値を稼ぐのに最適な時間でもあった。人とすれ違う事もなく、存分に暴れても誰も見ていなかったので


 おじさんが牛の背中に乗って移動する最中、カイトとミントが徒歩で話をしながら付いて来るのだが そんな時に限って久しぶりに見かけた。ドラゴンバタフライが目の前から襲ってくるのであった。トンボを大きくした奴が 体長が1メートルほどで羽を広げていると2メートルを超えた。魔物である。


 昔、狩り過ぎてしまって絶滅してしまった記憶が在る。懐かしいな!


「坊主、逃げろ ドラゴンバタフライだ。あれは、尻尾の先端部分に針が仕込んであって刺してくるぞ。相手が弱まり血だらけになった処、肉を食べにやってくる。お前達の足なら逃げきれると思う。

 だから 早く逃げろ!」


「何を言っているの おじさんは、今晩の夕飯があっちから来てくれたのに それに久しぶりに彼等を食べたいな」


 カイトの姿が消えたと同時に次に見かけた時には、ドラゴンバタフライの集団の中にいて 両手を拡げたと思った瞬間にドラゴンバタフライの頭のみが地面に落ちて15匹もつらがって来ていた彼等が全滅してしまっていた。頭の部分をミントに向かって蹴り飛ばして食べさせてしまうと胴体と羽の部分をエアーカッターで切断して60枚も収穫してから 胴体と尻尾を持って切り離した途端にドラゴンバタフライの内臓まで付いて来て それを繰り返す事、15回 尻尾の部分から針を取り出した途端に内臓が尻尾の中に納まるとそのまま、地面に刺していき15本も刺し終えると中心部分に穴を開けて薪を入れてファイアーボールで火を起こしてから燃やし始めた処で







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