国王陛下の食事
国王たちの食事が終わるといつの間にか 消えており街中で食事をしていた兵士達もまた いつの間にか消えていた。翌日には、何も変化が訪れる事もなく迎えるのであった。が ある1部を除いて
ここ精霊の宿屋では、朝から多くのお客が 国王様が食べられた料理を我にも食べさせてほしいと殺到していた。朝から賑わってもいた。
そんな最中、カイトとミント、マナとタアルが2階から降りてくると食堂がとんでもない事になっており、驚いていると宿泊している。お客達もこんな事態になっている事に驚くのであった。疲れ切った顔で2階からタケシが降りてくるとその後ろから2人の女性が付いて来るとカイトの顔を見た途端に
「まだ 冒険者にもなっていない少年に 何をしたのかな! 君達2人は」
タケシは顔を赤面させて下を向いてしまう。ニーナとシルビアは、やり切った顔をしている処をカイトに注意されてしまう。
「あなたがタケシの女になれって 言ったのでしょう。だから 一線を越えたのでしょうが」
「私は止めたのだけど ニーナの気持ちも理解できたから 私も ・・・ 」
モジモジしながら股間を抑えた。
「ふぅ~~ん! まぁ~いいけどさ! あれって おっさんの冗談だぞ。
いわゆる、貴族間の冗談だ。女性に命令する時によく使われる。女性をその気にさせるための口実だ。何も従わなくてもいいし、死罪になる事もなかったのだぞ。
良くそんなんで 冒険者をやっていられるな! 王族でも貴族でも命令はするが それは開く迄も上下関係がある場合であって庶民に対しては、命令系統などほとんど皆無に等しいのだからな!」
2人の口がこれでもかと開いて カイトを睨みつけてくる。
「2人を抱いた感覚は、タケシ! と 言うか、抱かれた感覚か、お前の場合は」
「ニーナ姉ちゃんが! と 言うよりも女性があんなにも怖い物だと初めて実感した」
まだ 下半身がヒリヒリする。トイレに行って確かめたい。
「それで2人と付き合うのか、タケシ」
優柔不断なタケシが ニーナとシルビアを見ると突然、カイトが
「諦めろ、タケシ。次の女を探せ、何も年上のおばさんを選ぶより 年下の可愛い女の子を選んだ方がいいぞ。2~3年して彼女が出来なかったら トリノのおっさんにでも女を紹介してもらえ、貴族の女性でも紹介してもらえれば そのまま貴族の仲間入りも可能だぞ。
そんな事にでもなれば、マナもタアルも安心して彼氏に彼女を探せるしな」
マナはどうも タケシを秘かに思っていたみたいな素振りをするも
「マナおねえちゃん」
「大丈夫、良質な物件を見つけたわ」
マナがカイトを見詰めると場が悪い時に限って ネネさんがやって来て
「すまないねぇ~ 昨日の国王様の一件を聞きつけてお客が飛び入りでやって来てテンテコマイでな! 悪いがニーナとシルビア数日間、手伝ってもらえないか。
それとカイト、ラビットの肉と何でもいいから肉を下ろしてくれ、ここ最近、肉が入って来なくて困っているみたいなのだよ。旦那が」
「分かりました。一角ウサギは、20羽ほどありますが下味をしていない肉は、少し残っております。そんな処でも構いませんか。足りないようでしたら狩り取ってきますが」
「下味とかと言われても私じゃ~分からないから 旦那と相談してくれ場合によっては、タケシ達の面倒も見るから好きに暴れて来てくれ」
ミントをフロアーに待たせて カイトが厨房に入ると精霊の宿屋の旦那さんが 突然に大きな声で喜びだす。何事かとネネさんが厨房の中に入ってきた。
「急にでかい声を出すな! 心配するだろうが」
「おい、ネネ! カイトが持ち込んだ。下味がされている肉は、俺のどんな料理よりも格段に美味しく仕上がっている。そして な・なんと 焼けば分かるが最高級食材まで使われているから こんなちっぽけな店でも一皿で金貨10枚ぐらいになってしまうがどうしよう。ネネ!」
カイトが焼きあがった肉をネネの口の中に入れるとハンナマの状態で口の中に入れられたにも拘らず、美味しく仕上がっており、口の中に入れただけで溶けて消えてしまい。余韻だけが残る。とんでもない事を言い出すのであった。
スプーンの上に一欠けらだけ乗せて大銀貨1枚を要求するのであったのだが お客も馬鹿である。そのスプーンを注文して一欠けらを口に入れると 余韻だけが口の中に残り
それからが凄かった。街の住人全てが食べに来てしまいに金貨10枚でも食べたい者が現れると涙を流しながら 余韻が消えるまで席から立てなくなってしまい。夢心地に陥るのであった。それが噂を呼び、更なるお客が各地から 国王陛下が食べた食材を一口でいいからと理由で食べに来てしまい。国王もまた秘かに食べに来るようになってしまっていた。奥方たちを連れて ミナの転移できて 誰にも見つからずに消えるのであった。
タケシ達は、カイトが捕まってしまったから止む無く 3人して冒険者登録に行ったのだが昨日の1件もあってか、簡単に冒険者登録が済んでしまい。カイトがいない為に何をしていいか分からずに
森に行って見る事にした。けど 不思議と見つけ出す事も出来ないで夕暮れになり、宿屋に戻ると朝と同様でお客がとんでもない事となっており カイトがタケシ達を見つけてくれたお陰で本日の夕飯を3軒隣の食堂で酒も食事もカイトの奢りで腹が膨らみ、今夜もまたニーナたちの餌食になって太陽が黄色くなるまで絞り出されてしまったみたいだ。




