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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 神獣の名が ミントになった。


 国王が宰相のギルバートを見る。


「私も噂だと思っておりました。それにしても年齢も体格も違いすぎます。

 私が聞いたのは、強靭な体で戦闘の際は仲間たちの先頭を行き、その魅力でどれだけの強敵も弱者にしか見えなくなると聞いております。それほどにも頼もしいのだと思ったほどです。

 それがどうして トリノから聞いた話と違いすぎます。1度、確かめさせてもらいたいくらいです」


「ミナ、俺達をカイトがいる街に転移させてくれ 頼む」


「まさか そんな恰好で行かないわよね。王都で無くて更に奥地の街というより、村の規模の街よ。そんな処でそんな貴族の服装で行ったら誰も近づいてこないし、ガイアのおっさんなんか。フルメタルの鎧で入ったら街の住人が驚愕してしまうわ。それに兵士も連れて行くつもりなのでしょう。

 せめて 普段着ぐらいにして周りを警護させるくらいでいいのでなくて」


「私からもいいかしら 30人がMAXよ。それでも今日中に帰って来れない。からね。

 魔力が溜まらないと無理よ。一晩の時間が必要、人数が少なければ問題が無いけど」


「わかった。1時間後に集まってくれ それとガイアよ。連れて行く人数は任せる」


「承知いたしました」


 カイトが翌日の昼頃に帰って来ると1匹の小さなゼブラタイガーを連れて帰ってきた。小さいと言っても体長が1メートルを超えていたがカイトに甘えている処を見た限りでは、それ程の警戒心も持つ事が無いと判断して街の中に入る事が出来た。宿屋でも似たようなもので そうそう、名前が “ ミント ”と名付けた。


「すみません。ネネさん、この子が付いて来てしまって迷惑なら別の宿屋に移動します。から その時は、宿屋を紹介してもらえると助かります」


「問題が無いわ。冒険者の中には、獣魔も仲間にして行動を共にする者もいるから問題が無い。ただし 他のお客さんから苦情が来たら宿屋を紹介するわ。それでいいかしら」


 部屋に行くとタケシ達は、おとなしく部屋の中で魔力循環を行っていた。何もする事もなく地道な魔力循環を


「悪いな! 迷惑をかけた。そのまま続けてくれ! 魔力循環をしながら聞いてくれ 明日からも朝食と夕飯を食べるまでの間は地味だが魔力循環の時間に費やしたい。3日目以降は、冒険者ギルドの訓練場で木剣での訓練をして納得がいけば簡単な依頼から始めたいと思っている。

 それと俺の従者になった。“ ミント ” だ。よろしく頼む」


「それで 盗賊の方は、カタが付いたのか?」


「割かし弱い相手で助かったよ。ミントも彼等に囚われている処を助けたら懐かれてしまって 勝手に付いて来てしまった。

 何も俺に懐かなくてもいいものを」


「そうか、それでソイツは、俺達を食べたりしないよな。見た目が凶暴そうなのだが?」


「問題が無いだろう。弱者に興味が無いと思うぞ」


『主の言うとおりだ。お前達に興味もない』


 念話でカイトに告げても彼等と会話をする事もないから 彼等の耳に届いた言葉が “ ニャ~ ” と 可愛げな言葉であった。カイトに甘える声で鳴かれても警戒体制にもならないと言われているみたいであった。その間もカイトに腹まで見せて全身で喜んでいた。時折、甘えてみたり、ハミカンで見たりと甘え上手に見えるくらいであった。


 それから宿屋で3日も過ごしているとネネさんが心配になって夕飯を食べている際に聞いてきた。


「外にも出ないで部屋の中で何を行っている。変な事をしていないであろう。な!」


「地味な魔力循環のみを行っております。1番の近道ですから強くなるためには必要な事だと思います」


 俺は毎日、行っているのだが何も変わらなくなってしまった。最近では、


「そんな事をしても強くならないのでないのか。私等の時は、経験が物を言ったものだ」


「あと、3日は冒険者ギルドの訓練場で訓練を積んだら4日目には、彼等の成果を告げますよ。納得がすると思います」


「ケガをしないように頑張んな! 回復師のカイトがいるから問題が無いと思うが」


「俺は、回復師で無くて魔法使いの方です。回復も使えると言う事でお願いしますよ。ネネさん」


「それでいて薬師でもあるのだろう」


「薬師と言っても母に教わったり、教会で教わった程度です。学園に行っている時は、学園の図書室で多くの本を読んだ程度です。知識があっても経験が少なすぎます」


「それでも私達よりかわ、経験を積んできているのだろう」


「患者が止む事が在りませんから 経験だけが1人歩きしている状態です。昔は」


「たいした物だよ。私達よりかわ」


 ネネさんと会話をしている最中もタケシ達は、食事に夢中で在った。食べれる時にしっかりと食べておかないと食べれなくなった時の事を思い出していた。その為だけに食事の際は、無言で食べるのであった。腹が満たされるまで


 ニーナたちは、俺達を遠巻きに見詰めていた。何かを言いたげに それをシルビアに止められている姿が目に入るのであった。


 翌日から冒険者ギルドの訓練場で訓練をするのだが タケシとタアルは、木剣をマナは弓を持たせての魔力循環を行う事となった。初めこそ、武器に対しての違和感があったみたいだが2日目にすると身体に馴染んできて 木剣を持っている状態で構えの姿勢で1日を費やしているだけの事であり、周りの冒険者達からは笑われていた。彼等には理解不能であることが理解できた。彼等は、昔からのやり方で強さを求めてきているのでカイト達のやり方が理解できないのであった。






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