相談
宿屋に戻り、タケシに確認を取る。
「タケシ、カイトは何処に行った。奴の姿が見えない」
「疾風盗賊団の本拠地に向かった。と思う。疾風盗賊団って どんな組織なの ニーナお姉ちゃん」
「私も噂程度しか知らないが この国の貴族も絡んでいて他国との取引もしていると聞いた事がある程度だ。私達程度の駆け出しの冒険者には、状況も分からない。
それでもAランク以上の冒険者が数多くいると聞いた事が在る。金で雇われた冒険者や闇ギルドも関与しているとか していないとか、よくわからない。私もシルビアも助けに行けない。見殺しをさせるみたいで済まないが協力が出来ない。本当に済まん。タケシ」
「それに関してなら行くだけ無駄だともう。返ってカイトの邪魔にしかならないと思う。ニーナ姉ちゃん。カイトの強さは、俺達程度とレベルが違いすぎる。俺達の見ている前で敵である。相手がいつの間にか、カイトの足元で倒れており懸命に命乞いをしていたくらいだし
それに 俺達の周りを森狼に取り囲んでいるのにアイツ等もカイトの態度に従っているみたいだったから」
聞き耳を立てていた。ネネさんが話に割り込んできた。
「カイトは、とんでもない程の修羅場を潜ってきているね。魔物や魔獣が人間の血の匂いが漂っているにも拘らず襲ってこないって事は カイト1人が恐怖対象で近づく事を諦めていたのだと思う。従って 食事を与えられるのを待っていたのでしょう」
「シルビア、メープルに相談に行こう。タケシ達は、宿屋で待っていな!」
「俺達は、許より その積りだ。ニーナ姉ちゃん」
ニーナにシルビアが冒険者ギルドに向かうとタケシ達は、2階に上がり静かに深い眠りに付いた。カイトから教わった呼吸法を練習がてら眠ってしまった。ネネ一人だけが
「あの子達も馬鹿な事をするものだ。何も真面目に冒険者ギルドに密告しなくてもいい物を カイトが帰ってきたら冒険者をクビになっても可笑しくないと言うのに
国が絡んでいるのだから彼女達も消されてしまったりしてね。オッ~~コワ、コワ、久しぶりに酒でも飲んで寝るとするか。旦那の腕枕で」
夜も更けて ニーナ達が冒険者ギルドに向かって走っている最中に カイトは山裾の麓に転移してくると洞窟の正面の林の中に数人が潜んでいる事を感知したが何も言わないで洞窟の方に歩き始めた途端に カイトを捕まえて林の中に入れようとしたものの蹴り飛ばされて彼だけが林の中に戻ると仲間を守るみたいに大声でしゃべりだした。
せっかく隠れているのだから わざわざ敵にいる処を教えなくてもいい物を
「貴様、何て事をするのだ。貴様を助けたい一心で捕まえて隠そうとした仲間を」
「そんなにも大きな声を出すものだから 相手も気づいてしまいましたよ。頭上に気を付けてください」
カイトが結界を張ったお陰で彼等がケガをする事もなかったが何が起きたのかわからないでいた。数多くの矢が何かに当たって地面に落ちてきていた。
「あと数分で敵が洞窟の入り口から出てきます。今度は、言葉を発しないでください。死にたければご自由に戦闘を楽しんで死んでください」
カイトがニヤリと笑うと 彼等が一斉に後ろを振り向き、恐怖対象がいない事を確認してから カイトから目が離せなくなってしまっていた。
「貴様が侵入者だと まだガキだろう。ママのオッパイを飲んで寝ろやぁ~」
1番最初にしゃべりだした彼の頭が吹き飛び、膝から地面に崩れ落ちる。
「どんな遊びなのですか。どうやったら 頭だけが吹き飛ぶのですか」と おどけて見た物の彼等の顔から余裕がなくなり、林の中で見ていた者達も同様で何が起きたのか。訳も分からないでいた。
月明りも無く、松明の火が周りを照らしている最中の出来事であった。次に口を開いた途端に 開いた口の半分から上が地面に落ちたのと同時に 彼等がカイトに向かって一斉に飛び掛かって来るものの カイトも両手に剣を持ち、武器ごと人間を 豆腐を切り裂くみたいに簡単に切り捨てて行った。カイトの後ろには、人間の肉片だけが転がっており、未だに一歩も動かないで戦闘をしていたのだ。
数秒の出来事の間には、片腕を無くした剣士や地面を這いつくばりながら逃げまどう剣士たちが見受けられると彼等の背中に乗り後ろから彼等の頭目掛けて剣を振り切ると地面諸共切り裂いてしまったが関係なく。殺しまくると殺す相手が居なくなると彼等の方を見ただけで 持っている武器が震えるのが分かった。
そして 林の中で見ている。彼等も同様で全身から汗が噴き出しているのが分かった。
「どうしましたか。いつもあなた方が行っている事でしょう。もしかして 自分が同じ事をされるなんて思っていなかったとか。思っていないですよね。
安心してください。多くの悲鳴を聞いて差し上げます。その代わりに俺を殺してくだいね」
恐怖のあまり、カイトに向かって戦闘が繰り返し行われ始めると カイトが演武を踊るみたいに敵が引き込まれて行き、カイトの足元に死体の山が出来上がってきた。場を変えながら戦闘を行っていると突然、蒙古の如くに戦闘を止められてしまうと 7~80体の死体が転がっていた。
「せっかく、身体も温まってきた処で止めなくてもいいのに それともおじさんが俺の相手をしてくれるのかな」
「貴様は怖くないのか。これほどの人数に取り囲まれていて 普通の神経なら耐えられないだろう」
「ごめ~ん! 100人程度なら 8歳の時に盗賊に攫われた時に焼き殺した事が在るから気にしないし、いままでにも盗賊連中を殺しまくっているから気にした事もないかな
今回も1人残らず、殺しまくるけどね。まだ 魔法まで至っていないから魔法も使わせてくれよ。期待しているのだからな」
「貴様の名は、もしかして “ カイト ” 何て、言わないよな!
ギルガイア国の闇の執行人、俺達の天敵。盗賊に殺人鬼、闇ギルドに関係している連中なら街中でも平気で殺しまくる連中の事だ。ギルガイアならまだしも ここは他国だぞ。そんな事をしても誰も助けてくれないのだぞ、それでもいいのか、貴様は」




