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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 豪華な食事


 カイト達が2階から降りてくるとタケシとタアルの鼻に布が入っている事を見た途端にネネさんも大笑いで腹まで抱えてしまった。その場にいた、お客達までもがタケシとタアルを見て笑い出すのであった。そして 後ろから恥ずかしそうにマナが姿を現すと その場が静まる。


「馬子にも衣裳だな、2人を見た時もそうだったが マナがここまで変わるなんて思わなかったわ。

 カイトは、この街を訪れる前は何をしていたのだ。本当に学生か?」


「学生は、彼女たちの護衛も兼ねておりました。執事もしておりましたので一通りの事は教わっております。あとは、その他諸々です。何でも熟せないと仕事に対して支障が起きますので そんな処です」


 そこにニーナとシルビアが2階から降りてくると1階の酒場が静まり返っている事に驚くも


「また 貴様の仕業だろう。カイト!」


 その直後、タケシとタアルを見た途端に大笑いをしてしまい。マナを探すも見つからないでいるとカイトの後ろに隠れていた。腹を抱えたまま、マナを見た途端に笑いが止まってしまった。


「何をした。カイト! マナがどうして こんなにも変わってしまうのだ」


「何を言っている。俺は何もしていない。これが彼女の本来の姿だ。

 女性なら磨けば誰でも綺麗な生き物だと教わったぞ。俺は! まだ 何もしていないし、可愛らしい服を着させただけだ。十分に可愛くなっただろう。マナが」


 ニーナにシルビアが マナをマジマジと見つめると カイトの後ろに隠れてしまった。


「あまり見るなよ。マナが怖がっているだろう」


「カイト、私を元に戻して落ち着かないわ」


「最低だな お前達2人は! マナの心を傷つけさせて何とも思わないのか。女なら分かるのだろう。綺麗になった姿を見てもらいたい気持ちを それとも女を辞めた2人には、マナの気持ちも分からなくなってしまったのか。

 最低女だから 何も言い返せないのか」


 カイトがタケシを見ると マナを守るようにしてタケシとタアルがマナを守る形を作り出す。


「済まなかった。あまりにも可愛くなったら見惚れてしまった」


「私も可愛くなりたい。カイト」


「ネネさん、夕飯にして欲しい。タケシ達も腹を空かしている。から」


「久しぶりの肉だな! マナ、タアル」


「私も」「僕も」


「好きなだけ食べろよ。お前達の大好きなニーナお姉ちゃんが支払ってくれる。さっきのお返しに死ぬ気で食べろよ」


 3人の腹が鳴ると返事として受け取るのであった。その後、多くの料理が運び込まれる度にニーナとシルビアの顔が段々と青白くなるのであった。


 孤児院で行儀見習いみたいな事をさせられていたみたいに静かな食事となった。無駄話などしないで黙々と食べ尽くされて行き食べ終わった皿が机の端に積み上げられていき、ニーナとシルビアは酒を飲む事を忘れたみたいに沈黙を保っていると 一息つく


「カイト、こんなにも美味しい料理を食べたのは、初めてだ」


「私も」「僕も」


「明日から部屋の中で訓練をする。明日から森に入っても薬草しか、取れないと思う。動物に魔物達が逃げ出してしまっているから無駄な事を避けよう。

 タケシの意見を聞きたい」


「ちょっと待ってよ。聞き捨てられないわ。どう言う事よ。明日から魔物に動物たちが居なくなるなんて誰が信じると言うの」


「ニーナお姉ちゃんは、今日の冒険者達が何と戦闘をしたのかお分かりですか。そして 何処から来たのかもわからないようですね。そして 残党が残っている事もお分かりですか。

 明日は、街から出る事も許されないと思います。多分、出る事が許されるのもCランク以上でしょう。か! 騎士達だけだと思います。警戒態勢を解かれない限り、街の治安を守る事が冒険者で在り、騎士達なのです。

 警戒態勢が解かれても魔物達が戻ってくる保証もありませんが如何いたしますか」


「私達の生活の種を奪われて どうやって暮らすのよ」


「溜め込んだお金を崩しながら時間が経つのを待つしかありませんね。もしくは、街を抜け出して森に入るしかありません。もし見つかれば2度と街に入る事も許されないと思います。

 街の秩序を守れない人の行き先など 誰でも分かる事ですが」


 タケシ達がニーナとシルビアを見つめると


「私は、街で待っているわ。そこまでしなくても 困っていないもの」


 ニーナを見つめると


「分かっているわよ。私もこの街で冒険者を続けていたいわ。諦める積りも無いし」


 タケシ達が安堵するも


「やはり、つまらない女だな! ニーナお姉ちゃんは、ビクビクしないで街を出て狩りでもしたらいいだろうに 見つけにくい処にいるだけで森の中に潜んでいるだけだ。

 そろそろ時間だな タケシ達は、明日の朝まで大人しく部屋にいてくれ、俺は出かけてくる。野暮用だ」


「本当に行くのか。規模だって 人数だってわかっていないのだろう」


「俺には、そんな物が必要ない。何と言っても家畜以下だからな 好きなように暴れられる」


 カイトが扉を開いて 外に出ると気配が消えた。ニーナとシルビアが心配になってカイトを追いかけて宿屋をでてみると そこにカイトの姿が消えていた。周りを見渡しても姿かたちが見えない。不意に寒気がして後ろを振り向いても誰も存在すらしていなかった。






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