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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 仲間ができた


「もしかして 鑑定持ちって奴か」


「この辺りでも人攫いが在るのか、相変わらず ・・・」


 2人組と5人組が近づいてきた。事をサーチ魔法で分かると


「どうした。何か、あるのか」


「生活魔法は、使えるのか」


「神父様に餞別代わりに頂いた。けど 火と水しか使えない魔法だ。水は、苦くて飲めないし 火が大きすぎて使い物にならない。

 喉が乾くとタアルか、マナに水を出してもらう」


 おもしろい組み合わせだ。1つ、提案を出してみようか。


「俺は、昨日 この街を訪れて冒険者にさせられた。この街の事を良く知らないから半年ほど俺とチームを組んでみないか。きっと役立つと思うぞ。

 この先も3人もしくは、増えるかもしれない仲間の為に どうだ!」


「俺達をダマして売り飛ばす積りか。そんな事をしたら俺が許さない」


 タケシが怒りの顔を出すと タアルとマナがタケシの後ろに隠れだす、と


「怒りの感情を出す事はいいが 顔に出す事は進めない。相手が見くびってしまうからな

 冷静な判断で仲間を守れるだけの力を得た方がいいと思うが 俺ならお前達を鍛えてやれるぞ。半年間位なら暇ができるだろう」


 可能性で言えば、迎えが来そうだ。逃げ出す事も可能だがミナの仲間が報告すると思う。


「わかった。半年間だけ付き合う。その間に俺達を強くしてくれるのか」


「強くなりたいと思う気持ちが在れば強くなるし、どうでもいいやと思うのであれば、それなりに強さを身に付けられるだろう。まぁ~~自分自身を守れる強さ位は、身に着けて貰わないといけないけどな

 その辺りも自分自身で判断すればいい。最終的に判断を決めるのは自分だ。俺でも タケシでもない。

 そう言えば名乗っていなかったな! 俺は、カイトだ。よろしく頼む」


「貴族の子供なら もっと他にも名が在るだろうに」


「俺は、平民出だ。親が冒険者をしていた。が! 実家では農家を営んでいた。

 狩りと農家で生計を立てていた。俺など そんな物だ」


「わかった。カイト! 俺達は何をすればいい」


「体内魔力を感じた事はあるか」


「魔力が在る事は、何となく分かるが感じるまでには至らない」


「「僕も」」


「そうか、だったら俺が教えてやる。目を閉じて楽な姿勢で座れ」


 彼等1人1人の頭に手を置くと魔力の流れが分かるようになる。自然と魔力を感じ取れるようになった。静かな時間が流れ出すと周りの音まで消えて穏やかな顔で集中しはじめるとカイトの声が聞こえるまで瞑想に潜る事となった。


 カイトに声を掛けられた時には、日が沈みかけており夕方になっていた。周りでは、5人組の男達が縛られて捕まっていた。


「これから 1週間、同じ事を繰り返し行うからな いいな! タケシ」


「それは構わないが1週間分の食事代が無くなってしまうぞ。毎日の飯代を稼ぐだけでも大変なのに」


「寝泊りは、何処でしている」


「安宿か、家の壁と壁の隙間で寝ている。これから冬が来るから金を貯めて安宿に泊まれるくらいにならないといけないしな、色々とやる事が多すぎて大変なんだよ。俺は」


「わかった。半年間分の宿代と食事は、俺が面倒を見てやる。その代わりに死ぬ気で鍛えろ。自分自身を! 出来るよな!

 まぁ~~1ヶ月もしない内に自分自身で支払う事が出来るようになってしまうが 実感も大事か!」


「ガキ共、この縄を解きやがれ 時期に俺達の仲間がお前達を殺しに来るぞ。分かっているのか」


「お前達の仲間が来るのが先か、森狼が来るのが先か、お前達の運に任せるよ」


「俺達が疾風盗賊団だって 知らないのか。俺達に楯突いて生き残った奴などいないのだぞ」


「俺の称号は、家畜以下、盗賊殺し、殺人鬼だ。気にする事なく、俺の経験値に変われ」


 彼等5人に風の刃が降り注ぐと全身血だらけになり、震えはじめてしまった。


 切られる度に大きな悲鳴を上げて情けない声で助けを呼ぶが誰も耳に入らなかった。


「さっきまでの元気はどうした。この辺りに人間の気配がないぞ。2体を除いては、

 お前達の仲間とやらは、何処にいる。教えてくれれば、助けてやらん事もない。貴様達の貢献に任せる」


 震えた声でベラベラと仲間たちの居場所を教えてきて 終いには、自分自身の持っている。武器や金まで出して命乞いをしてくる有様まで落ちてしまうと 1番最初に話を繰り出した。盗賊のおっさんが


「全財産と武器を出したのだ。この縄を解いてくれ、俺達は仲間の処に戻らないで逃げる」


「誰が貴様等の縄を解くと言った。貴様たちの先に待っているのは、“ 死 ” だ。

 心良く喰い殺されてくれ、彼等も相当に腹が減っているみたいだ。気配を消す事を忘れている」


 彼等5人が森の方向を見ると林の中から 数多くの森狼たちが顔を出して 今か、今かと待ち構えていた。彼等も馬鹿でない。地面に落ちているものと立っている者の状態ぐらいは認識が出来る。自分達の餌が目の前にいる事をジッと見つめて待っていたのだ。


「貴様、ダマしやがったな」


「序に貴様等の魔力も枯渇状態だ。立ち上がる事も出来ないだろう。思う存分に楽しめよ。

 タケシ、逃げるぞ。街に向かって走れ 今なら魔力循環後だ、いつも以上に速く走れるぞ」


 タケシ達は、驚いていた。いつもの数倍の速さで駆け抜けている事に 彼等が走り始めた事を確認してから


「じゃ、色々とありがとう。仲間達も時期にお前達に会いに行くから地獄の底で待っていてくれ」


 カイトが消えて 次に見た時には、既に遠くに見えており 彼等の後ろを走っていた。それと同時にカイトが消えると森狼たちが一斉に盗賊5人に飛び掛かると 大きな悲鳴が木霊してくることを確認できた。







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