カノンの知識が
突然に扉が開かれて 1人の執事が現れる。
「カイト様、お迎えに参りました。今日は、また 色とりどりのお尻で彩られて 何か、合ったのですかな」
獣人族のマナは、思っていた。酒場の親父からは、気配を十分に感じるのだが他の3人からは、気配も魔力も感じられなくて 後ろの御仁もまた気配を感じず、声だけが聞こえてきたことに驚くのであった。
「もう そんな時間か、ついでに付いて来いよ。おっさんを紹介してやる」
「先程から “ おっさん ” とは、誰の事なのでしょう?」
「この街の領主 バロンフォード卿の事でございます。私は、執事のセバスと申します。お見知りおきを」
カイトがカノン達の方を見ると既にドラペイが目覚めており、鼻から血を流しながら ・・・
「兄ちゃん、目覚めていたのか。他の3人を起こしてくれ屋敷に行くぞ。飯を用意させる」
「畏まりました。カイト様
レーゼ様と奥方は、私の乗ってきた馬車の後ろから付いて来てください。旦那さまを紹介いたします」
「私は、奴隷商人を営んでおりますがよろしいのですか。その様な者が屋敷に入って それどころか、中に入ってしまっても」
「問題が在りません。カイト様の紹介です」
カイトの存在をしみじみと理解した。うえで! 奴隷を売って本当に良かった。と 思うのであった。
「親父、お袋、行ってくる。また 来年、時間を作って帰って来る、予定だ」
「何を言っているか。カイト! 飲む場所を変えて 今度は、屋敷で飲む予定だ」
「酒と肴の準備にもう少し時間を頂きますが 席の準備だけが整いてあります」
「そうであろう。そうであろう。わかったか、カイト!」
乾いた声で笑う
「坊主、本当に この7名を貰ってしまっていいのか」
「コイツに金貨を支払えよ。それでもって契約成立だ。
この中から奥さんを選べばいいだろう。全員でも構わないぞ、好きにしたらいい。
お前達に聞く、今日からここで働く者は残れ、それ以外は奴隷商に戻っても構わないぞ。どうする」
不思議と7名が全員残りたいと言い出して 仕舞には、奥方までも何でも引き受けるのであった。が まぁ~好きにすればいいさ!
馬車に乗り込むとカイトがカノンに聞くのであった。
「カノン、文字と計算程度なら出来ると言ったな この位の計算でも大丈夫か」と 1冊の本を渡す。
「数字は見た事があるけど 何が書かれているの?」
「もしかして この程度か?」
紙に掛け算の問題を描いた処、意味を理解できずにいた。最終的に足し算と引き算程度だと分かるとカイト自信が頭を抱えだしてしまった。
「カイト様、無理に王立学園に入学をさせなくても この街の学園でも構わないのでは」
「それでも厳しいだろう。学園に入っても付いて行けない処の話でない。意味も理解できないで ・・・ まぁ~いいか! 考える事を諦めて 毎回のテストをトップにしておけばいいだろう。学園長に根回しでもして置く」
「カイト、私の答えが間違えていた」
「そんな事で悩んでいない。カノンのレベルを初めて知ったばかりだ。ハッキリ言っておく、王立学園に入学は可能で卒業も出来る。但し、誰1人としてカノンと友達になる者が現れないかもしれない。
もしくは、俺の親戚扱いで多くの男性が近寄ってくるかもしれないが その辺りの事は任せるでいいのか」
「カノン様、言いにくい事なのですが今現在の勉強のレベルでは、何処の学園にも試験も受けられない程度の知識しかお持ちでないのです。
当然、この街の学園に通う事も可能です。特別枠でお金が一切かかりません。この街の学園でも年に金貨1枚を3年間支払ってもらいますが 王立学園なら金貨300枚程度で済みます。当然、5年間の支払いに成りますのでご了承頂くほかありません。そちらでもカイト様の紹介という理由で免除になっておりますが 身の保証までとなると御自身で行ってもらうしかありません。
当然、寮に入って貰いますがよろしいですか」
「ちょっと待ってよ。話が違うじゃない。学園に入れるって言ったから私達は、あなたに付いてきたのよ」
「当然、入学も出来ますし、卒業も出来ます。但し、無駄な3年間を送る事になりますが それでも構いませんかと言っているのです。王立学園を卒業した。証明書を頂いても何処にの就職ができる場所が無いのかもしれないのです。
魔法も扱えない。剣もダメ、魔法学もダメ、ダメダメ尽くしでは何処も雇ってくれません。それでも構いませんかと言っているのです。それでも王立学園に入学を希望しますか。
カノン様のお母様」
「だったら カイトは、どの位よ」
「ハッキリ申しまして 次期宰相様に成られる方だと確信が持てます。国の事を知り尽くしておられて国民のほとんどを把握がしており、物流経済までも把握しております。国の経済から 庶民の経済まで把握しており、私自身が教わりたいぐらいです。
魔法でも 武器の扱いでも 魔法学に魔法医学まで行っており、寝る間を惜しんで勉学に取り組んでいる姿を何度もお見受けしております。尊敬以外にありません」
「褒めすぎですよ。セバスさん!
何か 調子が狂うんだよね。セバスさんと話をすると」
「それでもカノン様を入学させますか。お母様」
「先程、年に金貨300枚で5年間で金貨1500枚って誰が支払うわけ」
「其方ですか。まずは、この街の領主様に御会いして その次に王都に赴いて国王陛下です。最後が王立学園の学園長と学園理事たちに了解を得る事ができれば、問題なく学園生活を送る事ができます。
この様な答えで構いませんか。それとも もう少し詳しい方がよろしかったのですか」
「爺、婆、の事を忘れていたな! まぁ~問題が無いな! カノンを孫の嫁にさせろって五月蠅いかもしれないが本人の自由で済ませるか。
それで構わないよな! 男なら腐るほどいるから好きに選べ、カノン」




