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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 子供の時間


 テレスティア達4人が突然に消え去ると場が更に静まり返った


「テレス達を強制送還させた。酒を飲むのであれば、兵士たちを帰らせろ! 営業妨害だ。それとも何か、俺に何かを言いたいのか。それとも聞き出したいのか。どっちだ」


「そうよねぇ~強面の顔で酒場にいても 誰1人として美味しく酒も飲めないし、楽しめないわ。場の雰囲気を壊している張本人ですものね。

 もう金貨100枚も置いて行ってくれるなら1時間程度ならいても構わないわよ。但し、1時間毎に金貨100枚を請求する事になるけど 構わないわよね。貴族様だから」


「わかった。わかった。帰ればいいのだろう。念話を元に戻してくれ それだけで安心できる」


 国王陛下も安心が出来るであろう。色々な場面で


「どうしてだ。契約が解除されたのだ。もう 必要が無い事だ。俺は、金輪際関りたくが無い。貴様等貴族と」


 もう 街の治安や国を守らなくても構わないし、自由を手に入れたのだ。あとは、3年辛抱するか。学園を退学にでもなれば晴れて自由の身だ。おっと、呼ばれていたな 時間だ。


 テーブルの者達がまたしても 無言になる。


「そろそろ、子供時間になった。俺は、この辺りで消える。お袋、朝にでも顔を出す」


「きょうは、何処を飛ぶ予定だ」


「30件ほどの呼び出しが在る。朝方には、帰ってくる予定だ」


 カイトが消えると途端に


「あいつが何処に行った。パルム」


「さぁ~な!知らん。お前等が私達のカイトを色々な町や村に行かせたから 元々が世話好きだったのに家畜だけにしておけば良かった物を孤児や女達までのケガや食料を与えて病気を治してやったりと無償で行っている。

 報われる事も無い事を1人でコツコツと行っている。1人でも多くの者を助けたいとでも思っているのかな! 好きにさせればいいさ。アイツの人生だ。十分に金も稼ぐからな」


 本当に馬鹿な奴だ。カイトは! 酒が旨くなってしまって 飲み過ぎるだろうに


「そんな報われない事をしても無駄であろう。それならばもっと国の為に」


「無駄かどうかなど私達が決める事でないよ。カイト自身が決める事だ」


「俺達は、人の屍を歩いて来て助けられた者もいれば、無理だった者もいる。けど あいつは、1人でも助けたいと思っているのだろう。子供の遊び程度だと思って見逃せよ。

 カイトの寝顔など ここ数年見ていない。いつも何かに取り付かれたように頑張っている姿しか知らん。俺達親子は、見守る事しかできないからな! 子供の成長を祈るだけだ」


「ちょっと待ってくれ 昔からって何時だ」


「確か、カイトに魔法を教えて薬草採取を始めた頃からかな、覚えていないがその辺りだろう。孤児院で薬の調合を覚え始めて見る見るうちに私を超えてしまったよ。学園に行くようになったら魔法学や魔法医学なんかも覚え始めてしまって もう手が付けられなくなってしまったね。

 知識だけなら 私を超えているし、魔力量も既に超えている。これで後は、可愛らしい花嫁が来てくれれば嬉しいのだが あの性格だろう。女ができる事やら心配だ」


「可愛らしい花嫁で酒が飲めれば最高だな」


「それは言えるなぁ~ カイトに酒の肴を作らせれば、今夜もまた旨い酒と旨い料理で酒が旨くなるってものだな」


「お前達2人は、昔から変わらないのだな」


「そう言うお前は、少しは強くなったのか。今でも私達2人の影に潜むつもりか」


「ガッハハ~~ 余りイジメるな! 大切なカネズルだ」


「話が変わるが カイトの件だが」


「今更無理だ。諦めろ! あいつは変な処で偏屈なのだ。貴族が嫌いだとか、王族が嫌いだとか、それでいて私達冒険者や庶民の命を大事にする。

 それでいて自分の命など軽く見る処があるから たまに心配にもなってしまう。まだ まだ オムツが取れない程度のガキだ。気長に見てやってくれ! バロンよ」


「剣も魔法も1流でも 性格が最悪だから諦めてくれ、パルムに似すぎてしまった」


「私から見たら アンタにそっくりだよ。頑固な処とか、決断力の速さ、人よりも強欲な処かな」


「俺って そんなにも強欲か?」


「強い相手も見ると見境無しに突っ込んでいって 勝手に勝鬨を上げるだろうに

 まぁ~ そのお陰か知らないけど 仲間たちの士気が上がるのもいい傾向だけどね。それでも 私の気持ちも汲んでもらえると助かるね」


「もう 戦場に立つ事が無いと思う。世代が変わった。

 この前、カイトと剣を交えてみてシミジミと分かった。世代交代なのだなと魔力の扱いも 剣の扱いまで変わっている。俺が教えた事もやっては、いるが! 剣筋が違いすぎる。

 バロンよ。カイトに何をさせた。国は、カイトに何の要求を出していたのだ」


「ゼントさん、この場では さすがに言えません。1度、屋敷に来てもらえませんか。酒と肴も用意いたしますのでじっくりと話をしませんか。昔話を組み込んで」


「辛気臭い話は、この辺りで辞めにして “ 野郎ども! 今夜は、バロンの奢りだ。景気よく酒を飲もうぜ! 酒屋から酒を持って来させろやぁ~ ”

 バロン、貴様の奢りだ。景気よく飲んでいるのか」


「相変らずだ、あなたは昔から何も変わらない人だ。パルムさん」







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