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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 1つ目の契約が切れた。


 バロンフォード領の屋敷内に転移してくると既に騎士と文官達がカイトの帰りを待っていた。彼等から資料を受け取ると歩きながら読み返してから 指示を与えて 先へと歩き始めるのであった。2階に上がり、奥の部屋の前で扉を叩こうとすると勝手に扉が開いてしまい。


「良く無事に帰ってきた。カイト!」


「それで 招かれない客が1人いるが 俺に何用だ。平民に興味が無いのだろう」


「先日は、済まなかった。本当に許してもらえないか。

 それで聞いていると思うが 俺の頼みを聞いてくれ」


「断る。平民の俺に貴様等の貴族の頼みを聞く義理は無い。金で何とかしろ」


「劣化版エリクサーを手に入れてもらいたい」


 “ 廻 ” の 総元締めなら簡単に手に入ると思って


「来月のオークションに出展される。それまで 待て」


「ちょ・ちょっと待て どうして そんな事を言える。カイトが関係しているのか」


 もしかして またしてもミナギク様か、今度は何を出す積りだ。


「おっさんに関係があるのか。ただの金の亡者たちの集まりに

 そうだ。おもしろい事を教えてやる。この前の王城で渡した魔石よりも大きな魔石が出展予定だ。どんな金額が付く事やら 俺も会場に行って見てみる予定だし、楽しくなるだろうな」


「何を倒せば、あれほどの魔石よりも大きくなるという」


「あの婆ぁ~は、ガメツイから1度に見せないで2回に分けるだろうな もしかしたら2回目になるかもしれないが問題が無いだろう」


 ゴブリン病だったか、確か そんな病に侵されていると聞いたな! 潮時なのか。


 瞑想していると階段を上がってくる影が現れると カイトが


「セバスさん、扉を開けてくれ壊されてしまう」


 元、Sランク冒険者だったが 現在のバロンフォード卿に仕える前から この屋敷の執事長を生業にしていた。


「その様ですね。元気なお嬢様だ」


 バロンフォード卿とトリスタン卿は、意味が解らなかったが扉が勝手に開かれるとカイトに飛び付き抱き付こうとするものの カイトによる。結界に防がれてしまい。・・・


「場を弁えろ、テレス! トリスタン卿の前だ」


「見苦しい場面を見せた。許せ! トリスタン卿」


 困惑な顔で見ていると


『テレスの上で お辞儀しろ』テレスの上に結界を張り、ミリィーナ・ギルガイアに ケビンコーテナ・ギルガイアに トリスティング・シルフォードが綺麗な挨拶を行う。


「お久しぶりです。トリスタン卿、いつぞやの会食依頼ですか」


「あなた様の妹君とは、お話を指せて貰っております。とても 明るく可愛らしいお嬢様でおられます」


「 ・・・・ おひさしぶりです。トリスタン卿」


「トリスとミリィに美味しい処を持っていかれては、君の分くらい取っておいてくれても良かったのにな! ケビンも元気そうで何よりだ。・・・」


「そのあとの言葉が平民を相手にだろう。何処まで行っても貴族だな! 俺が消える」


「2度とお前達の前に出て来ないようにする。平民に 国の祭り事に意見を述べる方が間違っているよな! これで契約は白紙でいいな! 国王のおっさん!

 伯爵以上が俺を2度、平民扱いをしたのだ。契約に基づいて この契約を解除する」


 カイトと国王に宰相、それと伯爵の右腕に刻まれた。契約紋が光を放って消え失せる。


「残り、1つだな! この際だ、此方も契約を解除しないか」


「ちょっと待て カイト! 冒険は」


「なしだ。契約が切れた」


「国中のスイーツは」


「それもなしだ。自分達で行ってくれ 俺に構うな! これは失礼しました。お嬢様、話し方も変えさせてもらいます」


「温泉巡りの冒険は」


「王族のあなた様が温泉巡りなど持ってのほかでございます。自室に勉学に取り組んでください。皆さま方も同じように致しますか。それとも2人だけにしますか」


「退きなさい。3人とも」と 言いながら結界事、3人を壁に投げつけると


「カイト、私は許さないからね。今まで通りに私達と冒険に連れて行かせるわ」


「テレスティアさまは、冒険よりも先に花嫁修業をしてもらいます。当然、ミリィーナさまも同様に お嫌なら俺との契約を解除すれば済む事です。

 それだけで自由が手に入ります。国王陛下の念話が五月蠅いので この辺りで永久切断をします。

 貴族の方々との念話もこれでお終いに成ります。恨むのであれば、トリスタン卿を責めてください」


 彼との話には、注意しろと言われていた事を思い出す。権現や態度を組みとって契約の解除を図るから と! 今1度、契約は取れないだろうか。


「カイトさん、念話が取れません。我等の忠義は」


「フィンランド子爵様、今を持って あなた様が貴族で在り、俺は平民です。お母様との食事も遠慮させてもらいます。平民の俺が貴族様の屋敷に呼ばれること自体が悪い事なので

 この辺りで失礼いたします。明日の昼頃には、異世界人のドラペイ、グレン、カノン親子が来ますので面会の程、よろしくお願いいたします」


 カイトが消えると この場にいる者たちがカイトに念話を送るも無音だけが帰って来るのであった。







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