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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 訓練


 夜も更けて 星々が煌めく中、酒場近くに転移してくる。


「帰りが早かったなぁ~ 何か、あったのか」


「気に入らないから 帰ってきた。本当に この国の奴等は、嫌いだ」


「なら 明日にでも バロンフォード領に向かうか」


 翌朝、カイトが馬の世話をしていると カノンが酒場の奥から出てきた。


「カイト、おはよう。何をしているの」


「そう言えば1度も宿屋に泊まらなかったな 身体がいたくないか」


 3日間もの間、酒場で過ごさせてしまった。異世界人の2人まで


「2階のお姉さんたちの部屋に寝かせてもらったから 大丈夫」


「そうか、朝飯を食べたら出発するからな! お前の母親は、馬車の荷台にでも寝かせるから心配するな」


 あんなんで仕事が務まるのか。どうなっても知らないからな


 朝食を済ませると酒場での飲食は、商業ギルドに回してあった。当然の様に店の保冷庫の中には、肉がギッシリと詰め込まれるのであった。瘴気と血が完全に抜かれた状態で


 この世界の魔物や魔獣の肉には、多くの瘴気が絡みついており、人間が これを食す際、数日 日陰で風通しのいい処で瘴気を飛ばさないといけなかったのだが カイトは、召喚魔法を使い。独特の手法で滅多にお目に掛かれない。赤黒いスライムを召喚させて 血抜きと瘴気を取り除くのであった。


 数日前の朝方にカイトが肉の解体を行っている際に カノンが見た物は、この赤黒いスライム(バット・スライム)であった。地面や肉にまだ血が滴り落ちており彼等が吸い尽くしている最中であった。中には、肉の中にまで潜って吸っているものまでいたのだが パルムからの指示で全ての肉をアイテムボックスにしまい。スライムたちを 強制召喚を行い、帰してしまっていた。仕方が無く。錬成空間から強引に瘴気のみを吸い尽くして外気に放出するのであった。


 彼ら3人に対して鑑定後に分析を行い、先の未来まで分かってしまうのであった。が ドラペイにグレンに関しては、当たり前すぎるくらいに普通であるが レベル促進が付いており、この世界の人間よりもは、レベルの上がるのが早い事が分かった。カノンに関しては、珍しい3属性で後は、彼女次第と言う事にしておこう。


 滝川龍平こと、ドラペイは 火魔法と風魔法が使える事が判明


 グレン・コーディネリアは 水魔法と風魔法が使える事が判明


 カノンに至っては 回復系と水と風の魔法が使える事が判明した。3属性が使える事から才能がある事が分かった。


 これらを3人に教えると喜ぶのである。本来なら3日でバロンフォード領に到着する処を1週間もの時間を使って 魔法の練習をしながら向かうのであった。


 カイトの母親のパルムが久しぶりにやる気になっていた。魔法の才能がある者が目の前に3人もいるものだから カイトの時、以上に真剣に教えていた。


「去年以来だけど 魔法って こんな感じで教えるのだな! 親父」


「お前が特殊過ぎるのだ。1度見たら覚えるなど 考えつかないだろう」


「そうか、魔法分析を使えば簡単だぞ」


 分析は、他にも使えて楽が出来るけど 


 カイトが生まれて 初めて自分自身のステータスを覗いたら 何も無く、“ 分析 ” が スキル欄に乗っているのみであった。分析のレベルが10段階中の10で在り、普通は、魔法を使おうとすると1から始まるのであった。


「久しぶりに手合わせしないか。カイトの実力を確認しておきたい」


「そんな暇が在ったら 酒でも飲んでいろよ」


「魔法を使っても構わないぞ。子供の魔法だ、俺に当たる訳が無い」


「そうかい、それで 何時から始める」


「好きな時に掛かって来い」


「パルムさん。カイトとゼントさんが 何かをするみたいです」


 2人の様子を伺うと パルムが


「問題が無いわ。カイトの実力を確認でもするのでしょう」


 カイトとゼントの魔力が一定量まで達すると カイトが動いたように見えた途端に大剣を左に旋回させる。


「親父、何を焦っている。気配を飛ばしただけだ」


「何処で覚えた。俺は、教えていないぞ」


「戦場さ! この国の連中は、子供でも関係なく 俺を戦場に送るからな!

 それで まだ 諦めないか」


「子供の成長を見てみたくなった」


 今度は、ゼントがカイトに目掛けて上段から降りぬいて地面に衝撃が走るも その戦闘を見ていた。カノン達は、カイトが死んだように見えたが 次の瞬間にゼントの肩の上で足を組んで座っていた。


「危ないなぁ~ 本気でやっただろう。親父」


「いつまで俺の肩に座っている積りだ」


 大剣を滑り台の様に降りようとした途端に まだ 大剣に乗っている状態でカイトを投げつけて空中に浮きあがった処をカイト目掛けて大剣を振り切ると逆さの状態で軽々と交わし、そのままの状態で また 話しかけてきた。


「剣に魔力が浸透していない状態なら 交わすのなんて簡単だろう。親父」


 浮遊魔法で地上スレスレまで 降りてくると結界を足場にブーストでゼントの顔面に膝蹴りを喰らわす。何が起きたのか、分からないでいた。一瞬の出来事であった。


「酒が足りていないだろう。親父」


「だったら 俺の剣を受け止めてみろ。話は、それからだ」


 大剣を振りまわすもカイトに当たりもせずに ズルズルとカイトのペースに持ち込まれて行き、結界を駆使して大剣を片手で受け止める。


「鈍らな剣になったな! 親父」


「それで カイトの実力の10分の1位か?」


「9割だ。ヒヤヒヤしたぜ。当たらないように必死だったよ」


 嘘も上手くなりやがった。本当に母さんに似てきやがって 少しは、俺のいい処も覚えろよ。このバカ息子が


「パルムさん、カイトは大丈夫だったのかな、ケガをしていないかな」


 あんな大剣を受け止めてしまって 大丈夫なの?


「カイトの戦略的勝利よ。ゼントの体力が落ちている処を付いて 最後に結界で受け止めただけ、ほんの少しだけ力を使ったかしら」


 カイトの事だから ゼントの為に片膝を付いて見せたのでしょう。カイトが本気で結界を張ったら誰1人として傷を負わす事が無いわ。それだけの実力を持っているくせに 本当に私に似てきているわね。性格まで






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