この世界のイロハ
カイトが帰って来ると 隣には、マサトさんと獣人族の2人も一緒に付いて来ている。奴隷と言っていたが普通にマサトさんの彼女みたいな振る舞いをしている。本当に不思議な世界だ。
「ドラペイに改名したのだってな! カイトに聞いたぞ」
「はい、師匠! 俺にもハーレムの作り方をお教えください。
バロンフォード領から帰って来てからになりますが」
「3日も歩けば、バロンフォード領の城が見えるから 運が在れば、領主様とも会う事が出来るだろうよ。
バロンフォード領の規模は、この街の15倍だ。迷子になるなよ。因みにだが王都は、100倍だと言っていたぞ。カイトが本当か、嘘かは、見た事が無いから俺でも分からないがな」
「人口の違いですよ。この街程度なら5000人以下ですが バロンフォード領は、10万人ぐらいですか。王都に至っては、100万人を超えております。
その内の100分の1程度が異世界人だと思ってもらって構いません。危険な人物も存在していますが俺の敵になってくれる方が未だに1人も現れてくれない事も事実です」
「1対1の戦闘でカイトに敵う奴がいる方が可笑しいだろう。氾濫でも起きたら無理だろうけど 昨日みたいに姫さんや王子が駆け付けてくれるから 何の問題も無いし、相当に仕事も忙しいのか、転移魔法で帰ってしまって 1度でいいから、話もしてみたかったぜ。
今度、機会を作ってくれよ。カイト! この国の姫さんや王子とも会話をしてみたいな」
「街の外の様子が可笑しかったのって その姫さんや王子が行ったの?」
「貴族や王族にもなると複合魔法を使うから 威力がバケモノ級になるみたいだぞ。平気で地形変化も訪れるほどの威力を持っているみたいだ。この辺りもカイトに聞いたから知っているが 昨日見た時は、俺も驚いたよ。
この世界の凄さと恐ろしさを 身をもって知ったって感じだな」
「この世界の貴族や王族などは、魔力を持って生まれる家系です。元々が魔力持ち同士を結婚させて子孫を繫栄に導かないと国としても民を守ることが出来なくなってしまいます。その為に貴族や王族などは、一夫多妻で無くて 多夫多妻制度を取り入れて 異世界からの訪問者に対抗しているのです。
彼等の中には、ドラペイさんやグレンさんみたいに優しい方ばかりでなく、世界を崩壊に向かわせる方も存在しておりますので その脅威に成り得る人物が街を仕切れば安泰になるだろうと 国の方針です」
「カイトは、子供なのに詳しいのだな! 国の方針なんかも」
「この辺りは、王立学園で習いますからね。俺は、こんな成りをしておりますが 一応、学生です。
そろそろ帰らないと 色々と面倒事が増えてきているのです」
「カイトが知っている限りでいいから 教えてもらいたい」
「何だ、おもしろい事か」
「この世界には、魔王の存在や勇者に英雄なんかも存在しているのか?」
「魔王は、存在しておりました。2000年前に勇者様が倒してから 2000年の月日が流れておりますので時期に復活がするだろうと言われておりますし、勇者などは異世界からの来訪者の方が多いいですね。
マサトさんに言わせると魔剣士がハズレみたいです」
「バロンフォード領に行ったら分かる事だが 勇者や賢者なんかも存在しているし、この世界は、何でも有りの世界だ。この国を支配している。国王様が凄いのか、影で動いている人物が凄いのか、この国から出ない事を俺は進める。
元々が田舎育ちだからか、その性もあるかもしれないがバロンフォード領に馴染む事が出来なくて カイトと知り合った、この街が俺の拠点にしている。仕事の依頼でバロンフォード領に行く事もあるが 居心地が悪くて仕方が無い」
「もしかして バロンフォード領に行けば、自動車や飛行機なんかも存在しているとか?」
「飛行機は、まず 無理だな! 空を飛ぶ、魔獣に襲われて墜落してしまうらしい。
自動車なんかなら 存在しているが魔力を使うからそれ程にも無いみたいだ。俺達のいた世界みたいに電気やガソリンなんかも存在しているみたいだが 機械を最初から組み上げて作り出すこと自体が大変みたいで大抵の人が諦めてしまうみたいだな」
存在自体は、在るみたいだが納得できる部分も存在しているのか。確かに空の魔獣に襲われれば、逃げ切る事も出来ないで墜落か、それも恐ろしい事だ、死んだら終わりだしな
「それとな! バロンフォード領に行ったら分かるが物価が高すぎる。伯爵領だから仕方が無いと言われれば、仕方が無いのだが それでも物価の高さに驚くぞ。
エール1杯の金額も10倍だからな! エールの金額とワインの金額が同じって事も驚かせられた」
「ワインは、樽で買って瓶に詰め替えているのです。店ごとに だから安い金額で下ろせるのですよ。マサトさん」
「酒飲みの事を本当に良く知っている。な! カイトは」
カイトが指さす方を見ると納得するだった。両親を指さした。なんやかんやと酒場で朝まで飲むのであった。当然の様に俺とグレンさんは、酔いつぶれて寝てしまっている。近くにマサトさん達も一緒に
カイトが家族と話をしているが よく聞き取れない。
「今回の事から推測すると 魔王が復活したのか。カイト」
「まだ 断言が出来ないけど近いと思う。と しか言えない」
「分かった。準備だけはしておく」
「何の準備をするきだ。親父は? 俺は何もしないぜ。
国がする事であって 俺には関係が無い」
「未だに このギルガイア国が憎いのか」
「憎くは無いが嫌いな国だ。学園を卒業したら 別の国に俺は移動する。魔法を扱わない世界でのんびりと農家をして暮らしたい。
それが俺の夢だ」
「それもいいが この国がお前を手放すと思うか」
「無理だろうな 経済面まで仕込んでしまったから物流の流れが止まってしまう。それに ・・・ 」
『カイトさん、大変です。もう1つの魔鏡を発見しました。氾濫が起こっておりませんが洞窟内を確認したら私の鑑定に “ 魔鏡 ” と 出てきました。
いかが ・・・ 』
「少し時間が掛かるかもしれないから 彼等をバロンフォード領に連れて行ってくれ、頼むぞ。親父」
「カイトの行き先は?」
「シルフォード伯爵領のゾット村だ。森の中の洞窟内から魔鏡が発見されたみたいだ。
どうも 今現在、何者かに襲われているみたいだな! 仲間を引連れて向かう予定だ」
気配を消して姿を現すと
「我々も同行します。カイトさん」
「部署が違うから フィンさん達は、バロンフォード領で待機しておいてください。
シルフォード領にも 凄腕のカカオさんが居りますから問題が無いと思います。彼等も現地に向かっているみたいだし」
「カイト、今 何人の配下を使っている」
「1万を超えていると思います。ソロソロ向かわないと仲間が死んでしまう ・・・ 」
カイトの姿が消えると フィンの姿も消えるのであった。
「末恐ろしい子供を育て上げてしまったね。アンタぁ~」
「あの性格は、お前だからな パルム!」




