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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 置いて行かれそう


 あれから長い時間を神界で過ごして その間にミントが姉に成り、妹がミルクになった。姉妹が出来上がるとミルクがミントに甘えるのである。そのミントもカイトに甘える。連鎖だ。カイトの足の上にもイーナスが甘えており、


 ガウェインに魔力を注いでやると更なる進化をしてきた。世界が変わるたびに変化も訪れるみたいだ。勝手に1人で大盛り上がりしていた。


「さてと そろそろ地上に戻るか。時間の経過も変わらないだろうから」


「このまま この世界に住み付いてもいいのだぞ」


 糞女神が裸で全てをさらけ出す。カイトの深い溜息で終わりが見える。


 隣で創造神の爺さんが笑っている。


「コイツも必死なのだろう。この世界が出来てから 神に成れたものなど数名だからな」


 そう言えば、婚約者がいたよな! それなのに この姿は不味いだろう。


「姉さん、地上に降りるぞ」


「イーナスと呼んで カイト」


「どうした。姉さん」


「私を1人の女性として扱って」


 また 面倒な事を言いだした。


『諦めた方がいいよ。カイト様』


『ママは、パパの奥様なのでしょう』


『我が主、いい加減 女の扱い方も覚えた方がいいかと思います』


 3人から愚痴られて カイトがとった行動が破天荒であった。熱いkissで全てを終わらせた。濃厚で舌を絡めだした時点で目がとろけだした。そのままお姫様抱っこして立ちが上がる。


 イーナスが未だにキスを求めて来るが ・・・


 カイトの隣にミントが寄り添う。カイト達が地上に降り立つ。満点の星空の下、ミントが吠えると周りの魔物に魔獣までもが逃げ出してしまい。そよ風がカイト達の周りを奔流するのであった。精霊の悪戯みたいに


 地上に降り立てば、カイトの姿もこの地上に合わせるみたいに元の姿よりも少しだけ大きくなるのであった。


 イーナスとミルクにも天啓が降り立つ、“ 自由であれ ” と 神からのお告げであった。と 同時に全身が光り輝き、イーナスは、使徒に ミルクも神獣に生まれ変わるのであった。


 カイトが人間で ミントが魔獣であった。ガウェインは、剣でしかなかった。


「俺達は、今まで通りだな」


『その様です。カイト様』


『我もその様で』


「ちょっとカイト! 私のステータスがとんでもない事になっているわ。どうするのよ」


『パパ、貰ってもいいの これ』


「その内に馴れるだろう」


『久しぶりにカイトさまとお風呂に入りたいです』


『ミント、お風呂って そんなにもいい物なの?』


『あなたのパパにお風呂の中で抱かれてごらん。昇天するから』


 意味が理解できない顔をするのであった。ミルクが


 何も無かった処に突然に岩風呂が出来上がる。薬草を浮かべてカイトが裸で入るとそれに伴い、ミントもカイトに寄り添うように風呂の中で甘えだす。意を決してミルクもカイトに抱き付くみたいに風呂に浸かると脱力感に襲われて 顔を出した状態でカイトにしがみ付くも


 カイトの手が添えられただけで安心感が生まれて 体全体が温もりの中で納まるのであった。


『気持ちいい。パパに守られているみたい』


『で! しょう』


『あっ! 何か、出た』


 次元からスライムが出てきて 綺麗になるとまた次元に消えるのであった。


 風呂の外でイーナスが戸惑っている。いつものなら一番に風呂に入るのだが カイトを男としてみてしまい。躊躇してしまっていた。


 そんな中、カイトが


「イーナス、入っておいで」


 カイトが左手を差し出す。その左手を掴むと生まれた姿をさらけ出して風呂の中に入るのであった。何度も何度も同じ風呂に入ってきたイーナスであったが 今夜の風呂が 最高に気持ちが良くて気持ちまでとろけそうな感覚に陥る。


 そんな中、カイトからキスをさせられると全身を持って答えるのであった。真上には、満天の星空の下。そよ風と虫達の鳴き声しか聞こえない。静かな草原の中、風呂に浸かりながら自然を堪能するのであった。カイトのみが


 翌日の朝を向かい入れる。ミントにミルクが小さい姿でいるのだが 今迄の大きさになる事が出来なくなっていた。イーナスの肩に止まっていられなくなり、カイトの肩の上に反対側には、ミントが! ミントの尻尾には、相変わらずガウェインが絡みついている。


「イーナス、どうする。このまま国を出るか。戻るかを決めて」


 イーナスがカイトを見ると立っている状態で見上げる。


「カイト、私よりも大きくなっているわね」


「そう!」


 カイトが周りを見渡す。魔物に冒険者達が遠くの方から眺め出していた。イーナスとミルクの気配が大きくなっている為に人の目を引き付けるのであった。


「イーナス、ミルクも気配を消してくれ もしくは、隠蔽で隠しても構わない」


「いつも通りにしているわよ」


『私も』


「やっぱり、ミルクの声が聞こえる」


「姉さん」


 2人が隠蔽で隠すも 少しの間を置くと気配が漏れ出した。


「ダメだね。これじゃ~共の行動できないよ。2人ともそれもいいか」


 カイトからのダメ出しを聞いた途端に 真剣に取り組む


『2人で冒険ですか。カイト様』


 ミントが上機嫌で甘えてくると その姿を見た。ミルクの目の色が変わる。ここで置いて行かれでもすれば、昨日 味わったお風呂を失うからである。姉を感じて父親の温もりまで感じられた温もりを


 イーナスも魔法を駆使して 完全消滅で自分自身の気配を完全消去してしまうのであった。ミルクも神獣の加護とミントの加護を用いて 完全消滅で気配が消える。


「とりあえず、それを1日維持させて ミント、餌を取って来て」


『うん』


 ミントがいつの間にか消えており、2人には見て取れないのであった。


「ミントって 転移魔法が使えるの」


「何を言っているの イーナス、今しがた 走って行っただろう。見えなかったとか」


 イーナスにミルクには、見えなかった。そもそも存在すらも見えていないと確認が出来ないのでもあった。


「魔獣にも属性があるわよね。ミントの属性は」


「ミントの属性は、“ 光 ” この世界に存在していない。属性だな! あえて挙げるのであれば、水属性か、もしくは白属性の分類かな


 元々が神獣として生まれてきているから 本来の魔獣と組織図が違いすぎるし、俺が食べ物で食物連鎖させて強化もした。それ以外にも多くの事まで取り入れたから この世界の神ですら あんな感じだ」


 少し前の神界を思い出してみると十分に理解するのであった。自分達の酷い有様まで思い出してしまい。・・・







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