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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 生活魔法


 生活魔法を取得している。冒険者達に見守られながら お金を支払った彼等が光り輝くと彼等の脳内に詠唱が流れ始めるのであった。そして 体内に蓄積されている魔力を感じる。


 実感が沸き、叫び出した姿が生活魔法を取得している彼等も頷くのであった。彼等も同じ道を歩んできていた。


 それは、異世界人の彼等も同様で 体内魔力を体感するのであった。


 カイトが手を叩くと “ パァン パァン ”


「次の段階に進みます。俺の話を聞いてください」


「カイト、これで俺達のチームも魔法が使えるのだな」


「カイト、私って どんな魔法が使えるの?」


「これが 体内魔力って ヤツか、実感すると凄い事だな」


 誰1人として カイトの話を聞こうとしないでいると 周りの冒険者達がクスクスと笑いだすのであった。彼等は、実感しているために 何も言わないで眺めていた。が!


「何が魔法使いだ。お前達のそれは、魔力を感じているだけだ。そこからが途方も長い程の努力が待っているのだぞ。それほどにも甘くない世界だ。

 何を隠そう、俺もお前達と同様だったが 魔力を扱えるようになってから 人生が変わった1人だ」


「私は、苦労したわ。自分の属性が分からなかったから 魔力欠乏症に何度も陥って 金も付き、食事も取れない事など 良くあったわ。

 そのお陰で 今が在るのだけど」


「だったら おっさん達は、俺達を笑いに来たのかよぉ~」


「俺達の目的は、カイトに斬撃とブーストを習いに来た」


「私は、魔力操作ね。魔法を使えても 魔力操作でより多くの敵を倒しながら味方の援護をしたいからよ」


 カイトって チートだろう。チート過ぎないか、ラノベの世界なら完全に英雄とか、勇者の類だ!


 これだけの魔力があったら 国とかの管轄に入るのでないのか。それとも ・・・


「そろそろ、本題に入りたいのだけど それとも終わりにしていいか。

 俺も色々とやりたいことが在るのだけどな、俺的には、その方が助かる」


 ドラペイとグレンは、バロンフォード領に向かう際に教えるとしよう。


「せめて、彼等に属性だけでも教えてあげて カイト」 


「処で魔法って どうやって使うの?」


「おっさん達は、錬成と循環を覚えろ。話はそれからだ。魔力を扱えないと必要以上に魔力の消耗が激しいぞ。後は適当に見て覚えるのだな!

 俺はそうやって覚えた。大体一目見たら分かるだろう」


 魔法って そんな簡単に覚えられるものなのか? カイトが凄いのであって一般が違うのでは


「カイト、属性魔法って 何?」


「そうか、異世界人たちには 知らない事だったな! そうだな! 見て覚えさせよう」


 と 言うとカイトが魔力で球体を5つ、作り出すと それぞれに色が付いた。


「左から火、水、風、光、黒、これが この世界の5大魔法の基本で在って それ以外に 氷、雷、土、と なっている」


 その後、3つの球体にも色が付けられて お手玉で遊ぶみたいにカイトの周りを回り出すと


「後は、複合魔法とかも存在しているから 覚えられるなら頑張ってみてくれ、属性1つで20通りの魔法が使えるからおもしろいぞ!

 魔法関連なら あとは、魔法陣、召喚魔法、付与魔法、補助魔法、これら以外にもあるから 頑張ってくれ」


 カイトが教会に向かおうとすると ドラペイが


「カイト!」


「何だ!」


「カイトは、いま 教えてくれた魔法は扱えるのか」


「想像に任せるよ。好きなように判断してくれ」


 カイトが立ち去る。


「せっかく、カイトに魔法を教わろうと思って ここに来たのに俺たち以上にダメダメな連中が集まったみたいだな

 また 来年、顔を出してくれた時に教わるとするか。

 行こうぜ。お前等」


「せっかく、依頼を受けないで来たのに 無駄足だったわ」


「お前等、最低な連中だったな! 自力で属性を覚えろよ。俺達に聞いても分からないからな 鑑定を持っていないし、カイトほど鑑定レベルが高ければ、簡単だったのに

 ステータスにも載っていないからな 自分の属性魔法は」


 ゲームの世界と変わらないな! バロンフォード領に向かう際に教わろう。


 案外、教えてくれそうだ。し!


 グレンとカノンが カイトが教会に向かうと後に続くと ドラペイも彼女達を追って教会に向かうのであった。


「だったら 今からカイトの処に行って教わればいいのだろう」


「カイトが教会に向かったって事は、ポーション作成や薬の調合をしていると思うから無理だ。それに患者が増えれば、俺達がいたら邪魔になるだけだ」


「それに あなた達も冒険者ギルドで安いポーションを買った事があるでしょう。カイトが市場よりも安く卸しているお陰よ。

 毎年、1回だけの安売りを見逃さない事よ」


 今日は、珍しく患者が少なく、昼頃まで作成ができ昼過ぎには、商業ギルドに向かうのであった。その間、ドラペイとグレン、それにカノンは、教会のお手伝いに追われるのであった。


 彼等が街に戻ってきたのは、夕方頃であった。


 カイトが商業ギルドに入ると多くの商人達が商談の話をしている最中に その脇を通り過ぎて、2階に上がろうとすると またしても止められるのであった。


「また 貴様か、2階はギルドマスターの部屋だぞ。勝手に通る事が許されるとでも思っているのか」


「昨日でクビになったのだろう。どうして まだいるの?おじさんは」


「俺様は、貴族だぞ。貴様と違って身分が在るのだ。平民と一緒にするな

 それとも不敬罪で奴隷落ちでもしてみるか」


「それも悪くないな 商人達との繋がりも切れるから 俺的には、楽が出来そうだ。

 それなら頼めるか。俺を奴隷落ちにしてくれよ」


 1枚の紙を取り出して スラスラと文字を書いて行き、その紙を手渡すと


「最後の処にサインと貴族印を押してくれ、それだけで全ての仕事から解放される」


「貴様は、本当にバカなのか。今までの積み上げてきたものが全て消えるのだぞ」


 彼が持っている。紙が突然に燃えだす。






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