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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 激痛


 馬車の中から 突然にカイトに イーナスとパトリットが消えると盗賊達の目の前に3人が現れた。その行為は、盗賊も驚いていたのだが1番に驚いたのがパトリットだった。


 そんな最中でも杖を取り出して座り出すのがイーナスであった。カイトなら転移魔法まで使いこなしている物だと勝手に思っていた。


「カイト、此処は何処よ。さっきまで馬車の中だったでしょうに どうして醜い奴等が目の前にいるのよ」


 パトリットの一言で奴隷の首輪を付けている連中の額に筋が浮き上がるもイーナスが浮いている事に驚きを隠せないでいた。誰でもが知っている事でもある。それが奴隷たちでも理解が出来た。国が認めた。賢者である事を


 パトリットが聞いてくる最中にカイトは、計算をしていた。目の前の実験体の計算が終わる。と カイトが指を鳴らした時点で空気が破裂する音と共に数名の頭が吹き飛んだだけで それ以外の頭が付いているのであった。森の奥深くで潜んでいる人も問題なく、命を取り留めている。


 頑丈なだけだろうと勝手に思って 走り始めるのであった。今度は、転移で移動した方が簡単に済むのだけどパトリットお嬢様が強く、言ってくるものだった。


「カイト、走るわよ。私は、あなた達兄弟みたいに周りの把握に時間が掛かるのよ。先に走りはじめなさい、付いて行くわ」


「楽が出来るのであれば、何でもいいでしょう。フレイアお嬢様」


 人を殺して置いて何とも思わないのかしら カイトは、本当にクララと思い歳なの


 走り始めた途端に2人を見失うのであった。尋常な速さで無い為に2人に付いて行けないのであった。森の中を彷徨う事、数分でカイトとイーナスがパトリットを見つけ出し、鎧を着ている人間を錬成空間で運んでくるのであった。


「フレイアお嬢様、みんなの処に帰りましょう。何も森の中で迷子にならなくてもいいのに」


 カイトが無言で普通の速さで走り始めると 何も言い返せない。パトリットがそこにいた。その後、数分で森を抜けると多くの騎士に冒険者達が気を失っている者達を1ヵ所に集めている最中にカイト達の姿を見て安堵するのであった。


 それどころか、後ろに浮いている物が興味を沸くが聖騎士の鎧を着ている事から王族絡みだと判断して何も言わなくなり、自分達の仕事をするのであった。


 錬成空間の中で目覚めるのであった。両手両足を見た事も無い糸で縛られているのだが力で簡単に引きちぎれてしまうほどに細い糸だと思っていたのだが体内の魔力が減っている事に気が付くのであった。それどころか、今の現状が把握できないのである。


 彼が最後に目撃したのは、イーナスとパトリットを見かけて 1人の少年が目に入った時点から記憶が無くなり、今現在に至っていた。


 そして 目の前にフレイア伯爵が目の前に居り、何かを話をしているのであった。何も聞こえてこないが口の動きで何となく理解が出来た。


「まさか、聖騎士が絡んでくると思いもしなかったぞ」


 聖騎士とは、王族直轄の兵士で在り 国王が動けない為に兵士を派遣や指揮を任せるほどに優秀な存在が多くいた。そんな最中、カイトが


「1つ、提案があります。この者もどうせ、殺すのであれば実験をしても構いませんか」


「こいつ等は、身の安全も守られているお陰か、何も白状しないから 大体がその場で殺して終わるからな 何をさせる積りだ」


 伯爵の口の動きで自分が殺される事を理解できたのだが 舌を噛み切っても血の1滴も出て来ない事に理解が出来ないのであった。


「簡単なポーションを彼の体内に入れて 状況確認をしても構いませんか。どの様な状態になるのかを確認したいと思います」


 錬成空間の中、騎士の鎧が勝手に剥ぎ取られて 下着類までもが切り刻まれてしまい。パンツ1枚に成るとカイトが詠唱を始めるのであった。その後、カイトの指の先端部分に黒くて見るからに怪しい液体が浮き始めて 錬成空間の中の彼に触れた途端に肉体内を彷徨いながら心臓に1体化をした途端に胸が大きく膨らみ、見るからに魔力量が増えて 全身を激痛が走り始めるのであった。


「成功です。これで彼は、僕の命令を聞くまで死ぬ事が許されなくなりました。何度でも蘇るでしょう」


 全身から汗が吹きだして 悲鳴を上げているのであった。痛覚10倍で風が彼の身体を触っただけでも激痛が走り、それ以外に両手両足に魔法糸で縛り上げられている状態でもあった為に常に激痛で悶え苦しんでいた。


 こんな物が100体もいれば、簡単に国が滅んでしまうな。この世界の昔の人間は、恐ろしい事を考えるものだ。


「カイト、この者はどうなった」


「上位種のアンデットです。能力、魔力、経験値、回復、激痛、全てが10倍です。人間の言葉も理解が出来て 優れたアンデットを作りあげてしまいました。こんな物を100体も作りだせれば、国落としなど簡単に出来るでしょう」


 魔王を作るよりも簡単でいい。


 カイトの言葉が驚愕過ぎて この場にいる連中も何も言えなくなるのであった。







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