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ループ! 神にまで上り詰めた男が 次の世界で何を望む。  作者: 御剣 大河
第1章  影の勇者と糞女神
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 魔王


 ギルドマスターの目の前に現れると驚くのであった。


「突然に現れるな 何の用だ。応援が必要になったのか」

「アントの件なら終わった。俺は、別件が出来たから其方に行く。

 大好きなじゃじゃ馬達がもうじき来るから 対応を頼む」


 地面を揺るがすほどの振動が伝わってくると突然、何かにぶつかる音がした。“ ドッッカァ~~ン ” 森の木々が揺れて 木の上からキングベアーが顔を出した途端に背中には、寄生茸が2つも付いており、すかさずカイトが瞬歩で背中の方に回り込み、寄生茸を切り取り錬成空間の中に そのままアイテムボックスに隠してしまった。そして 8倍の威力を持って エアーカッターで首を切断してから魔法陣を展開させてアイテムボックスへ


「済まなかったな、話の途中で それで何を話していたかな

 俺は、別件で動く 後の事を任せても大丈夫だよな」


 今、何をした。俺と会話をしている最中に森から衝撃音が鳴ったと思った瞬間に キングベアーの首が地面に落ちて来るし、姿も消えていたぞ。それにアントの1000が もう 終わっただと!


 どれだけの戦闘経験を持っている。コイツの戦闘レベルを知りたい。


「詮索するな! 命が縮むぞ、好きにしたらいい。朝日が上がる事を願うよ」

「ちょっと待て どういう意味だ」


 カイトが目の前から消えると 乾いた風が吹く

 カイトって 何者なのだ。本当に冒険者でないのか。


 山の中腹、辺りにある。縦穴に侵入をすると簡単に魔鏡の真上に来られてしまった。そこには、3人のシャーマンが実在しており、3倍の威力のエアーカッターで簡単に粉砕をすると空間が歪むのであった。


「何か、嫌な気配を感じる。急ぐわよ。カイトが危ない」

「ホント、カイトの事になると彼氏を放っておいて テレス、たっら!」

「いいよ。僕もカイトが心配だ」

「頼むから これ以上、スピードを上げないでくれ 魔力が続かないよぉ~」


 分かるよ。その気持ち、僕も だよ。


「もっと 経験値を積みなさい。カイトに甘えていないで」


 触らぬ神に祟り無し って! 感じよね。


 予定がいな存在は要らない。次元から出てきたのは、魔人であった。大きな角を生やした。


「本当に人間が現れたぞ。な・何だと 俺の相手がガキだと ふざけるな!」

「俺って 殺されるよな! おっさん」


 額に血管が膨らむと


「そうだな! 俺の経験値にしてやるから 存分に逃げ回れ」

「冥途の土産に教えてくれよ。魔王って 復活したのか」

「まだ 復活をしていない。時期に復活を遂げるであろう。時期に ・・ だ!」


 魔人が動くとカイトも動いて逃げ出す。


「せっかちなおっさん、だな!」


 次元の隙間から次元刀を取り出すとカイトに向かって 次元刀を振っただけで次元の空間からカイトの背中を切り付ける。


「おもしろい遊びを知っているのだな、魔人は」


 その後も多くの剣筋が飛んでくるも逃げまどうのであった。


 コイツは、何者だ。どうして 空間の歪みを知っている。も・もしかして “ 勇者 ” か!


「どうした。顔が歪んでいるぞ。平民に遊ばれる。魔人もおもしろいよな」


 本当に平民になっている。意味が解らない。


「どうだった。俺は、平民だろう。見逃してくれよ。おっさん」

「貴様は、何者だ。どうして 俺が鑑定を使った事が分かった」

「魔力を司る。部族が何を言っている。鑑定ほどにも解りやすい魔力の浸透も解らないのか。

 もしかして 下端だったりして」


 全身を震わせて黒い身体が赤黒くなると 角も大きく、肉体までもが大きく変わるのであった。それと同時にカイトが空間を拡げて結界まで張り詰めると


「本当におもしろい平民だな! この国では、平民でも異空間魔法を教わるのか」

「俺は、下等な平民だからな 洞窟の外には、俺よりも強力な存在が待ち構えているぞ」


 その時、洞窟内を揺るがすほどの揺れを感じると 


 テレス、頼むから森を燃やし過ぎないでくれよ。カイトが呟くと


「何事だ、地面が壁にまで亀裂が入るだと何者が外で戦闘を行っている」

「この国の勇者様、御一行様が来たみたいだな、色々と情報も得られたし、記憶の中も拝見させてもらった。十分に役にたった。ありがとう、おっさん」


 カイトが魔人の記憶を少し改ざんすると


「貴様は、俺の記憶に何をした。どうして 記憶の中に “ ピー ” と 擬音が流れる」

「おもしろいだろう。それ! 記憶の改ざんに使えて」


 カイトの手の中に大きな魔石が握りしめていた。その魔石を魔人に見せると


「さて この魔石って 何処にあったでしょう」


 全身から魔力が消滅してしまうと浮遊していられなくなり、地面に座り込んでしまい。カイトも地面すれすれまで降りてくる。


「貴様は、本当に何者だ。この俺様が遊ばれるなど、考えたくもない」

「本当に魔石が無くなると人間以下だな! 経験値だけが残るのか」


 カイトが持っている。魔人の魔石が光り輝き、魔石が持っている情報がカイトの中に流れ込んでくる。魔力と経験値が膨大に膨らむのであった。それを見た魔人が飛んでも無い事を言い出すも 首を刎ねられてカイトのアイテムボックスの中にしまうのであった。


『魔王様』






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