神が
マルデュークが家に戻ると既に精霊獣達が来ており、地下2階を散策しているのであった。大きな森の中に部屋があるだけで 川の上流に大きな滝が流れているだけのシンプルな作りになっていた。部屋1つ1つが小学校のグランド並みに広く、室内風呂から露天風呂まで完備されており、1つの部屋に対してドールが30体も使われていた、好きな物を運んで来たり、やりたい放題であった。
基本、彼女達にとっては何でも自分自身で生み出せてしまう為に部屋と言っても何も意味がなかった。
そんな中、後ろから声が聞こえてきた。得体のしれない存在が近付いて来た。
「マルデューク、久しぶりだな! カイトの女になれたのか」
恐るおそる、後ろを振り向くと姿かたちは、スザクであったが魔力量と霊圧がとんでもない事になっていて顔を見ない限り分からなくなっていた。
「何なのよ。アンタの魔力量と霊圧が昔の50倍、いやむしろ100倍ぐらいになっていない」
「カイトとSEXをしたせいだろう。私達のカイトは “ 神 ” だからな! こんな事くらい朝飯前みたいに簡単に出来てしまうみたいだぞ。
そんな事よりも あのチビ餓鬼がカイトに付きまとっていると聞いたのだが本当の事か。狩り取る事が出来なくても封印する事は可能だろう。私達4人の力で永久凍土の様に封印してやる。あの腐れ外道が」
「それなんだけどね。旦さんも それ程に嫌っていないのよ。もし 旦さんの女にでもなったら どうする気」
「許す。封印よりも もっと地獄を見せられるから私は賛成だ。マルデュークも体験する事となるから覚悟しろよ」
簡単に許してしまっているよ。いいのか?
「少し見ない内に川が拡がっていない」
「何を言っている。水の中にウンディーネが泳いでいるからに決まっているだろう。気配を感じないのか」
何も分からない。何処にいるの?
川が盛り上がり大きな山に変化したみたいに見れた途端に大きな水龍の顔が現れた。
「懐かしい気配だと思ったら マルデュークじゃない。カイトの嫁に成ったのか」
風が吹き抜けたと思ったら シルクが現れて森からもモネが現れた。1人1人が昔よりも更なる恐怖に育っていた。この世界の厄災と言われている私ですら 足元にたたずむ蟻の如くに感じ取れる。全身から汗が噴き出してきた。
「今の内よ。そんな事を思うのは、カイトと本当の交わりを知ってしまうと」
「大方、腰を振って気持ち良くなっただけのSEXでもしたのだろう」
「根本から違うのよ。私達の旦那は、強さしか求めていないわ。自分だけが強くなるのでなくて周りも強くしてしまうのよ。私達を見たら分かると思うけど あなた自身も体験しているから少しは理解が出来るのでなくて
本当の解放を知ってしまうと 今迄の自分が小さく感じるわ」
「そう言えば、チビ餓鬼がカイトの女に成るみたいだぞ」
「それこそ無謀よ。自分から封印してくれとのた打ち回るわよ。邪念と神聖では、根本から違うから交わると面白い存在が出来るのかもしれないわね。
カイトの事だから おもしろがってやろうかとでも思っていたりして」
「「「 在り得る 」」」
「カイトの女に成るまで虐め泣かすとするか。私達の世界を崩壊させた罰として」
「あれも一様 “ 神 ”だ。邪神と言うくらいだからな! 死ぬ事も許されていない。回復魔法で何度でも生き返るから思う存分に虐め抜いてやる。私達の恨みを思い知ったらいいのよ」
「旦さんが止めたら どうする気」
「全部は否定しないと思うわ。私達の気持ちも考えの中にあるとおもう」
「久しぶりの再会にお酒でも飲んで 盛り上がりましょう。今後の事も含めて
因みにミントちゃんは、いつでも人型に成れるから伝えて置いて」
「私達の親父とお袋も賛成している。神々との戦争の際には貴様も参加しろよ」
「あなた達こそいいの? あなた達も神の礎で無くて」
「我等など神々の下僕に過ぎない。武神様ぐらいな者たちがゴロゴロしている世界に私達が敵う筈もないであろう。それでもカイトが挑みたいと言われれば、死ぬまで付いて行くわ。
最終的には、魔力の量など関係なく 肉体と肉体のぶつかり合いになるだろうから 鍛えておきなさいよ。マルデュークも」
「その辺りもカイトとのSEXで変化するから心配するな! やはり、マルデュークは、黒か」
「ミントちゃんは、白になるわね」
「何を言っている。私にも理解できるように答えてくれ」
「今に分かるわよ。あなた自身で理解できるわ」
「私達の言っている意味が」
「そう そう!」
「早く帰って来ないかな 久し振りのSEXと里帰りが待っているのだから
今回は、モネからか」
「うん、私が1番。やる気、十分」
地形変化が訪れて森が更に増え川幅も拡がった。不思議と部屋数も増えていた。意味もなく
滝の裏の部屋の中で 身体全身を磨く女性の姿が ・・・