配下の者達
「こんな処でいいか。名を付けるなら “ 水属性 レオニダスト ” 何て どうだ。
水魔法を付与してある。詠唱を行ってもいいし、無詠唱で行えるようにもしてあるから好きに使ったらいいだろう。貰ってくれるか。ネネ」
想定外にカイトが武器作成をした為に見とれてしまう4人であった。
「ロットにローブを欲しいのか。それともロットに装飾をした方が 見た目が綺麗に変わるか」
宝石を散りばめて花々を描いて行き、見た目豪華に仕上げてしまうと 4人の顔が驚愕に驚くのであった。
「貴族受けには、この位の豪華にしてやれば 金貨1000枚は出すのだがな。水魔法も付与したから 金貨1万枚は下らないだろう。これだけでも国宝級の出来上がりになると思う。
後は、魔力の底上げをしてあげれば 多分、使いこなせると思いたい」
王都のオークションにでも出せば、いい金が入るであろう。その時に俺の名を出しただけでも国が買い取りに走ると思うし
「出来ましたら普通のロットにしてください。私には無理です。使いこなせません」
作り上げた。ロットを元の球体にして 普通のロットを作り出して先端部分を丸くしたのである。
「そうか、接近戦も考慮して先端部分を丸くしておくか、倒さなくても足止めをすれば、ドラペイがネネを助け出してくれるであろう」
途端に2人の頬が赤く染まる。
「光魔法だと奴隷であっても攫われるかもしれないが 水魔法なら一般的過ぎるから問題が無いだろう。回復魔法のヒールなら使える事だしな、なるべくなら人前で大きな回復魔法は控えろよ。目を付けられるぞ」
「やっぱり、ネネの回復魔法は水魔法で無くて 光魔法だったのか。やっぱり」
「ネネさんを私に売って下さい。買値の10倍で買い取ります。から」
「分かるか。ドラペイ! 近くにもいただろう。貴族間でも滅多に手に入りにくい事が それ程にも滅多にお目に掛かれないって事だよ。このお嬢さんの処にでも言ったら綺麗な服を着せられて見世物で最後に またしても盗賊に襲われて連れて行かれるのが関の山だな
今では、騎士や冒険者よりも盗賊の方が優秀だからな 国の金の流れも把握しているから俺も盗賊にでもなって金銀財宝を手に入れてみようかな」
それ程に金にも困っていないが
そんな事を思っているとカイトの気配を察知して 多くの者たちが森の中に潜んでいた。隠蔽魔法で姿も気配も消して
カイトが突然、大きな声で
「本気に取るなよ。消えろ」
「何を言っている。カイト! 周りに誰もいないだろう」
4人が不思議に思っていたのだが ミントとルージュには分かっていた。そして 隠蔽魔法を解除して姿を露わにした途端に森から多くの魔物達が逃げ出すのであった。
カイトの前に1人の男性が姿を現した。転移して来た。森から出て来る、猛者を見ただけで4人が震えあがる。裏の住人が表に出てくれば、普通の人達は震えあがるのであった。
「お久しぶりです。カイトさん、私の能力は そのままだったので普通に使わせてもらっております」
「フィンさんは、俺と個人の契約だからね。自由に使ってくれて構わないよ。他の方々は、国が関係していたから盟約にしたのだけど
どうしたの もう自由を手に入れたのだから 好きにすればいいだろう。冒険者にでもなれば、相当上の方まで簡単に成れると思うし、騎士に成れば思いのままだろう。盗賊でも簡単だと思うけど どうして 好きにしないのかな」
「我々は、あなた様に使われる。“ 物 ” でございます。何なりと御命令を下さい」
頭を下げだすと周りの者達まで 片膝を付いて頭を下げだした。それが森の中まで続くと転移できない者達は、走って来るし、多くの仲間を引き連れて転移してくる者まで現れ始める。
震えた声で ドラペイが
「カ・カイト、こいつ等って」
「元、俺の配下の連中だ。四天王の1人がフィンさんだ。その他諸々」
「お前は本当に何者なのだ」
「聞かない方がいいと思うぞ。死ぬまで牢獄に閉じ込められてしまう。それだけの事をしてきているからな」
仕方が無い。付いて来る連中だけ引き連れて家に戻るとするか。飯に困る事もないだろう。配下の者たちの回線を開いて念話を送るのであった。
それから 3か月以内にギルガイア国の異世界からの来訪者たちが姿を消すのであった。農民も多く姿が消えるのである。それも農村自体が消え去り、田畑のみが残されるのであった。
そして カイトの家の地下3階部分が近代文明を中心に周りをこの世界の文明で囲って 周り全部を畑にしてしまった。魔物も出ない平和な世界を作り上げてしまうのであった。こんな世界を作り上げると異世界からの来訪者が止む事もなく、カイトの世界に多くの異世界たちが送り届けられるようになってしまっていた。
地下3階の空間が拡がりを見せて3倍の大きさにまで拡がると神々達からの魔力供給もされてしまい。この世界では考えられない世界が出来上がるのである。