知りあい
彼女のユニークスキル、“ フキデモノ ” は治癒魔法と物理魔法を無効化する事が出来る。最高の物なのだが魔力が無くなれば その性質も無くなって人間に戻ってしまうと言う。利点も兼ねそろえていた。無防備に陥ってしまう。
「先ず君のスキル欄の下にユニークスキルと書かれていると思う」
「はい」
「知っての通り、そのままに意味だ」
カイトが複写をしていたので実際に見せると全身をフキデモノにした後に右腕だけにした物を見せると驚くのであった。
「どうして カイトさんが私と同じ事が出来るのですか。どうして右腕だけにも出来るのですか」
「この位なら魔力操作で何とでもなる。このユニークスキルの意味は理解したか。言葉に出さなくていい」
「だから 私は何度も切り掛かられても無傷で挑んで行く事が出来たのですか」
「そう言う事だ。それと同時に回復までもが付いて来るから魔力が切れるまで戦闘が可能になるが 魔力が無くなれば無防備にもなってしまうので その辺りをMPポーションで補うように
それと話が変わるが 両親のどちらかに魔法陣学を研磨している者がいるのか」
「私の子供の時まで父が色々と研究者だったと聞いた事があります。今では、バロンフォード学園で教師をしておりますが 何度も学会に論文を送っていたと母から聞いた事があります」
「兄弟、姉妹は、いるのか」
「妹がいます。妹も私と同じ状態です。妹を治して貰えませんか。お願いします」
「昨日、剣を渡したよな」
「ここにあります」
カイトに手渡すと鞘が無い事を見て取れる。その場で鞘を作り出して装飾まで行い。手渡した。
「魔力浸透を忘れるなよ。使う際に! それと実家に帰った時に剣に願えば、俺がその場に転移して君の妹も解放してやる。それでいいか」
「本当ですか。ありがとうございます。何とお礼を言ったらいいのか」
「ただし、妹を救う以外で願うなよ。その場から俺も消えるが剣も消えるからな」
王族関連が面倒事を持ってくる。から
「はい、わかりました。私は、この力を使いこなせるでしょうか」
「魔力循環を毎日行え、それと自分の得物にも魔力を与えて魔力浸透で武器も鍛えろ、それだけでも十分に使いこなせるようになるだろう。精進を忘れるなよ」
『誰かが近付いてきます。主様』
『時間通りだ。知り合いが来るから心配するな』
「ネネ、悪かった。機嫌直してくれよ。次からは、もっと優しく対応するからさぁ~」
悪い人で無い事は理解するのだけど ちょっと激しすぎるのよ。私のアソコが壊れてしまうわ。まだ ヒリヒリしている。もう少し、女の扱いを覚えてもらえないかしら
念願かなって 羊族の女の子を手に入れる事が出来た。回復魔法も使えて戦闘もそれなりに熟せる奴隷を手に入れたのだが毎晩のように彼女を堪能しすぎて 女性としての機能が壊れかけていた。
彼は、この世界の来訪者でカイトに拾われて バロンフォード領に連れて行かれて この世界の事や仕組みを教わり、剣に魔法を教わってから冒険者登録をして 今に至る。
「もう少し、女性の扱いも覚えてください。ドラペイ様」
「俺は、最高な女を手に入れたのだぞ。俺の好みにピッタリの最高な女の子を」
最高だなんて言われたら 我慢するしかないじゃないですか。奴隷ですから
歩き続ける事、数分で目の前に魔獣を連れている。男性と女性2人が見えると警戒をしはじめるのであった。
「ネネ、今は辞めにしろ。目の前に見知らの奴等がいる。警戒を怠るなよ」
「わかりました。ドラペイ様」
警戒したまま、カイトの側までやってくるとミントを見ただけで 2人仲良く怖気づいてしまって無言で横を通り過ぎようとしていると
「お目当ての女が手に入ったのか。この世界の事も理解できたか」
男の顔を見た途端に
「カイト!」
抱き付こうとした途端に ミントの尻尾から離れてカイトの前までやって来るのであった。ガウェインが
「知り合いだ。ガウェイン! 魔力を抑えろ」
『はっ!』
すんなりとミントの尻尾に納まると周りで見ていたものが驚くのであった。
「カイト、この武器って」
「いい女を手に入れたな! 触ってもいいか」
「触るだけだからな! 変な事をするなよ。俺の最高な女を」
カイトがネネの頬に触れた途端に魔法が発動して 状態異常を回復させて手を放そうした途端に その手の方に頬が吸い付いて来て離れないようにしていた。カイトの手を持って頬刷りをしはじめてしまった。
「お前の女は、男好きか」
「おい、ネネ どうしたんだ。カイトから離れろよ」
「ドラペイ様、不思議な御方です。手に触れているだけで安心が出来るのです」
ミントの頭が動いて目が合っただけでカイトの手を放してしまう。大きな欠伸をして寝てしまった。カイトの手を離した途端に股間の痛みと肩コリが無くなっていた。不思議な感覚に陥ると