裸の女2人
その後、マルデュークがカイトの彼女達の相手をする事となり、ルージュがカイトに同行する事となった。嬉しさ半分でのけ者扱いのルージュでもあった。
ルージュがミントの上に乗って移動する事、半日! 夕暮れが訪れる時に森の中から悲鳴が聞こえるのであった。騎士に冒険者、そして盗賊の多くがケガで身動きが取れない最中に森の中からも剣が切り合う音が聞こえてくるのであったが 男達の笑い声だけが鳴り響いてきた。勝鬨が上がり、鬼気迫る鳴き声が聞こえてきた。
1人は、少女でもう1人が女性であったが切り捨てられていた。全身が傷だらけであったが致命傷の傷が1つも見当たらないどころか、それでも少女を救おうと懸命に立ち向かうも最後には、腹に剣が刺さったまま倒れるのであった。が 倒れた彼女の服を切り裂いて素肌を見た盗賊達が反対に 悲鳴が上がった。彼女の顔と同様に身体も全身がフキデモノで埋め尽くされており、大きな傷跡も残さず消え去るのであった。全ての傷が フキデモノが覆っていた為に傷も付けられないが反対に誰も触りたくないと思うのであった。
誰しもが見た目で判断するのであった。本当の彼女の素顔を見た事が無いのである。実の両親も彼女が幼少時代に見たのが最後で妹など生まれてから3日後には、フキデモノだらけになってしまい。丸い個体へと変貌を遂げてしまった。母親は忌み嫌い、彼女達から遠ざかってしまうし、幼少期から父親のみが彼女達の面倒を見ていた。その原因が父親にあった。魔法陣哲学を学園で教える最中、独自の魔法陣を学会に出そうと懸命に研究をしているのであったが芽が出る事もなく、平凡な教師で未だに教壇に立っている。
この世界は、極稀に幼少期からユニークスキルが手に入る事があるが余り知らされてもいなかった。個人のスキルが拡がる事もなかったからである。鑑定スキルを持っていない限り見る事もなかったのだが 父親が鑑定スキルを持っていた為に自分自身が編み出した。魔法陣をスキルにかけてしまい、常に発動状態にしてしまった。その為、幼少期から魔力欠乏症で気を失う事がよくあったのだが そのお陰で普通の人の数倍の魔力を保持する事が出来たがスキルが発動していたが為に魔力が枯渇するのであった。それが未だに
そんな彼女を見つけてカイトが女の上に盗賊の男が2人いたのだが 2人の頭に手を添えただけで気を失うと女性が驚くのであった。その直後、激痛が走ると腹部に刺さっていた剣が抜かれており、治療までされるのであったが身動きが出来ないのであった。動いたら直後に殺されてしまうと思ったからである。
「おもしろい、ユニークスキルだな! “ フキデモノ ” 初めて見させてもらった」
『主様、元の姿に戻せませんか。彼女が可哀そうです』
『我が主、彼女を鑑定してもユニークスキルなど 乗っておりませんが』
『誰の指示で行っているのか知らないが ユニークスキル全体に隠蔽魔法陣が書かれていて分からなくしてあるみたいだな! ガウェイン、神眼で見てみろ すべてが見えるから
それと治す事は可能だ。魔法陣を解除すれば済む事だからな! 彼女の意思かもしれないから無暗やたらに解除も出来ないだろう』
『そうですが これのお陰で彼女も苦労したのだと思います』
そんな物なのか、俺はおもしろいスキルだと思うけどな 複写しておこう。その内に使ってみるか。カイトが隈なく触り出すとカイトの掌にフキデモノの液体が粘りまで出して彼女を守ると そんな事など関係なく、生活魔法のクリーンで洗浄してから 全身を触るのであった。
その間、もう1人の少女に危機が迫ると
『主様、少女が危機です』
『その様だな! 初めての男が野党でも問題が無いだろう。それよりもこっちの方が面白い』
少女のパンツが脱がされると更なる大きな鳴き声が聞こえてくるのであった。
「おい、女! 元の姿に戻りたいか。それとも今のままでもいいのか。どっちだ」
突然に目の前の男性に全身を触られて胸も股間も剝き出しのままで そんな事を言われても “ はい ”と 答える事しか出来ないのであった。
「はい」
「複写も完了したから解放してやる。ユニークスキルは、使える状態にしておいてやろう」
カイトが彼女の頬を触ると彼女のステータスが光り輝き、本人しか分からない事であったが自覚をもって理解するのであった。自分自身にユニークスキルが保持されている事を初めて知るのであった。
彼女自身に生活魔法のクリーンを掛けると全てが消え去り、彼女本来の姿が現れた。その場で魔法糸を取り出して股間の部分のみを隠すとアイテムボックスの中から レイピアを取り出して彼女に手渡すのであった。
「武器は、これで間違っていないな」
不思議と手に馴染み、昔から使っている武器みたいに感じ取れるのであった。が
「俺の指示があるまで動くな、それと魔力浸透は可能だよな! 出来なければ、武器を返せ」
彼女は、首を縦に振り合図を送ると野党の1人を除いてすべての盗賊が気を失うと歩き始めるのであった。少女に向かって その光景もまた女性を驚かせるのに十分でもあった。自分がどれだけ苦労しても倒す事も出来なかった者達が意図も簡単に目の前から消え去り、倒れて行く様が
野党のカシラが少女の両足を持って笑っている最中に カイトが右側から顔を出すと
「何だよ。毛も生えていない、おこちゃまかよ。これで14歳とは笑えるな」
カシラの左から顔を出す女性が
「そうなのです。お嬢様は、甘えん坊の為に碌に何もしてこなかったのです。
初めての男性が野党でもいいのですか。お嬢様」
少女の下腹部が膨らんだ時、カイトが少女の左足を左にずらすと尿道から勢いよく尿液が出て 野党のカシラの顔に直撃するのであった。勢いが止まる事もなく、尿液を受けて手を放してしまうと女性が少女を庇い、前に出るのであった。が
カイトが面白がって縦溝を指でなぞっただけで またしても大量の尿液が出てきた。
「何をしやがる。貴様等は誰だ。俺様の部下がどうして何も音を出さないで気を失うのだ」
カイトの感知魔法に森ウルフの気配を感じ取ると