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ホタル見てきたんで急遽内容を変更するわ。3年前の話な

2106年 5月と6月の間

 俺、神崎龍斗がサボりがちながら高校生3年生になってから2ヶ月がたった。そんなある日のこと。


「龍斗さん、ホタルを見に行きましょうっす!」

 話しかけてきたのは片羽《かたわ》しおん。俺の高校の1年生かつ、俺の親友であり、グループの幹部でもある片羽久遠《かたわくおん》の妹だ。


「蛍?」

「そうっす!ホタルっす!そこの神社の裏で見えるのがめっちゃキレイらしいっす」

「神社か…よし行こう!」

 ホタルを見るくらいなら、渡部刑事もとがめることはないだろう。



 夜の10時頃。俺達は神社の手前の踏み切りで待ち合わせをしていた。


「やっほー!せーんーぱーい…誰っすか?その女」

「こいつは高橋舞子《たかはしまいこ》。俺の同級生でここの神社の巫女なんだけど、俺が暴れないように見張りだってさ。ははは」

「ははははは」

 どこか声が強張っている。やはりしおんは苦手なタイプか。


「高橋舞子です。始めまして」

「始めまして」



「どうしたしおん…もしかして暗いのが苦手とか?」

「い、いや…そんなことは、ないっすよ」

「片羽さん。無理してはいけませんよ」

 舞子さんは意外とシオンの面倒見がいいようだ。


「おっ、見ろ!」

「うわあ、キレイっす!」

 俺達の周りをホタルが1匹漂っている。点滅を繰り返しながらゆっくりと進む姿は、まあ普通じゃない俺の日常を忘れさせる。


「あ!あれ!ホタルじゃないっすか?」

 どれどれ


「あれ…か?目がいいな」

「ふふん」

 遠くに微かだが光が見える。


 たまにはこんなゆっくりとした日も良いものだな!

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