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明日苦手な英語ざっけんな!

 100年ぐらい前のお話です。


 ゴコク山脈(北の山脈)の南方には大きな王国がありますが、北方には比較的小さな国が集まっています。  

 その中には様々な国があります。王政の国、共和制の国、民主政の国はありませんが革命が起こっている国があります。そんな国のお話。


 俺は今、カーテンで外界を隔離した馬車に揺られている。我が国に革命が起こったのは嘆かわしい事だ。せめてあと5年だけでも待ってくれれば、俺が王となり一部の特権階級を肥やすための税制を無くせたのだが…

 まあ、もう遅いか。

 確認した限りでは王族は俺を除いて殺害された。


「つきましたよ」

 俺を読んだ女性は、俺の騎士であるアルベルタ。


「すまないな、こんな事に突き合わせて」

「いえ、私はアリソン様の騎士ですから」

 勤勉だな。


「それで…ここで待ちあわせだったか?」

「はい。隣の国から山脈の向こう側に抜けます」

 山脈の向こうか…

 俺は昼間は映るであろう山脈のある方向を見る。山脈の向こうには肥沃な土地と大きな王国があり、その向こうは海らしい。海か…知識では知っているが産まれてから一度も見たことがないな。


「アインさんとアータさんですか?」

 闇の中から聞こえてきたのは俺たちの偽名だ。


「合言葉を言え」

「あ、泡も凍る湖。へへ、捕えろ!」

 なに!?

 ザッと周りから10人くらいの人が現れた。


「貴様、図ったな!」

「お、俺は…俺たちゃ氷山労働者組合のもんだ。御者様は今頃、川の中さ」

 氷山労働者組合…地下組織の隷下にあったはずだ。


「アリソンさま!逃げてください!」

 アルベルタはそう言って、アイテムボックスを投げてきた。


「アルベルタ、また会おう!」

「オイィ?逃がすと思って…ぐぁ!」

 邪魔な男を斬り捨てる。これは意外と知られていないが、俺には剣の才能が高いのだ。

 アイテムボックスの中には高価な『ムーブアシスト』の魔符が入っていた。

 木の根を避けながら山道を駆ける。

 山道をこんなに駆けたのは、皮肉にも子供の頃以来だ。

アリソンの過去話です。2部構成。次はいつだろう

あとやっぱ今月中は厳しい

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