表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/62

第34話 剣の舞2

やばい英語時間足りなかった

「いや!」

 ハルカは鋭く手首を返し、縦に斬ってきた。

 俺はバックステップで避ける。


「とぁ!」

 そこから流れるような突き。

 俺はサイドステップで左に避ける。

 お返しだ!


「はあ!」

 慣性で動かしづらい手首を狙った右の『龍爪』!後ろに避けれた。

 地面に着地させた右足を軸として、『アクセルキック』による左回し蹴り。肩と腕で上手くて受けられる。体術の心得を感じる。


カッ!

 肩と共に戻した刀による突きを、身体を右に寄せながら、右手に持った小太刀で俺の左に流す。さすがに動いた状態からの鍔迫り合いは無理だ。


「おお!」

 頭ががら空き!


「はぁ!」

 なんと額で受けられた!小太刀とはいえ相当な勇気と痛みがいるだろうに。


ガス!

 そして刀を横殴りにくらい、吹き飛ばされる。


「うぅ…!」

 俺もハルカもすぐに起き上がる。身体が重い…

 『ヒール』を掛けても疲労は回復しないのだ。


「うっ…」

 ハルカは頭痛と出血のする額を左手で抑える。

 そして懐から札を取り出した。札の力で出血が止まる。


「やっ!」

 俺はゴブリンから買った投げ槍を投げる。避けられて距離を詰められる。

 俺も距離を詰める。せめて俺の射程に入れるためだ。


 ハルカが後ろに下がるが、《ダッシュ》でそれ以上に距離を詰める。


カ!

 俺の突きは受けられた。


「はあ!」

 しかしそれは陽動!右足のサイドキックを入れる。


「ぐぅ…は!」

 ぐっ!カウンターに警戒していなかった右手で顔をぶん殴られた。

 

カカ!

 俺は後ろに下がりながら棒手裏剣を投げる。

 それは弾かれ、さらに突きを打ってきた。しかし腹が空いている!

 俺は反射的にハルカの腹にサイドキックを放った。


ぐおっ!

 突きは俺の胸にクリーンヒットした。しかしサイドキックも確かに入った!


「「はあ!」」

 次の行動は全く同じだった。すなわち、どちらもすぐに動ける左拳のパンチを放った。

 ほぼ同時に放たれたそれは…僅かなリーチ差で、俺のが先に決まった。


「うぅ…」

 ハルカが崩れる。


「そこまで!」

 俺も疲労困憊で立つのがやっとだ。

 とにかく、戦いは終わった…

今週中は1話が短くなるかもしれません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ