第16話 ゴーレム
もう何話かで3万字達成や!
初投稿からええスタートを切れたと思うで
それと、ツナ82って人が『元最強女番長が征く!VRMMO放浪記 -a Faraway Arcadia Online-』ていうどことなく名前がにとる作品を投稿して人気を博しとるけど、ウチとは絶っっったいに無関係やで!
パクりちゃうもん。オリジナルやもん
俺は北の山脈…の手前にある荒地に来ていた。
理由はゴーレム相手に経験を積むためだ。今日は様子を見て本格的な狩りは明日から行う。
鉱物ゴーレムの特徴は3つある。
1つめに関節を3つまで経由して鉱物を自分の手足にできること。これによって多様性と柔軟性を手に入れている。また関節は魔力でくっついているのでスライドできる。
2つめに縄張りがあること。その縄張りからはなかなか出ないが、縄張りへの侵入者は容赦無く攻撃する。戦う地形を限定することでさらに強くなっているらしい。
3つめに魔石をエネルギー源とすること。魔石の魔力自体は空気中の魔力から回復可能だが、その魔石を作れるのは1つの縄張りに1−2体までだ。それ以上は潰し合うらしい。
バシ!
ゴーレムが飛びついてきたので掴む。
同じ大きさの石を7つ繋げたうち真ん中が魔石のゴーレムは、最も一般的なものらしい。
なぜ7つなのかというと魔石を中心として車輪みたいになれるからだとか。
ブチッ!
がら空きの魔石を引きちぎる。鉱物に触れていない魔石は機能を停止する。
いくら北が手強いとはいえ序盤ならこんなもんか。
魔石を革袋に入れて、一応『スピードアシスト』を掛ける。
そうして数体倒していると
ガラガラガラ
という音が聞こえた。
見るとそこにいるのは俺の腹ぐらいまであるゴーレムだった。
これもポピュラーなゴーレムだ。
胴体はまるで先が鋭いさつま芋のようだ。車みたいに4箇所に車輪代わりの丸い石がついているのだが、それは『○』のような大きな石ではなく『∴』のような位置に小さな石が一つの石を経由して付いている。これにより多少の段差を乗り越えられるらしい。
尻尾に魔石がついているのだが、この個体は魔石の先にサソリのような尻尾があった。珍しい。
ゴーレムは俺の足を狙ってきた。
俺は身体を横に引いて避けつつ、尻尾に蹴りを入れる。相手の勢いもあって尻尾はあっさりと胴体から外れた。
『てい!』
俺は残った尻尾から魔石をちぎり、魔石は機能を停止した。
これなら少し奥に入っても問題なさそうだな。
そうして奥に入っていった。ここから先のゴーレムの情報はあまり無い。
あれは…
俺が見つけたゴーレムは蜘蛛のように足を6本生やしていた。
といっても胴体は一つの大きな石で、足も中くらいの石を2つ繋げたものだが。
魔石は胴体に大きいのが付いている。
体高は2メートルくらいだろうか。
こっちに歩いてきた!
俺はエンチャントをすべて掛け小太刀を構える。
ゴーレムが右前足を上げる。
俺は後ろに避ける。
ゴーレムが左前足で払う。
横に飛ぶ。
「くらえ!」
左前足の付け根を狙うが防がれた。
「はっ!」
ゴーレムが右前足を上げるのに合わせて左の前蹴りで抑える。
「うぉら!」
右の小太刀で魔石を突く!
そして俺に『ヒール』を掛ける。
「ぐふっ」
左前足を食らう。『ヒール』の効果が発動する。
さらに右前足が迫る。
『跳躍』っ!
そして空振った魔石の付け根へ…
「ぬん!」
小太刀を撃って魔石は剥がれた。
その後は特別強いゴーレムもおらず、今日の狩りを終了した。
魔石は合計3000クロスもので売れた。っしゃー!
北の山脈のゴーレムが強い理由
1,人間にとって不利な環境
2,数百年間続く試行錯誤
3,近くに街があることによる適度な戦闘
4,国境近くにあり、また侵入者以外には無害なので軍隊が派遣されづらかった事
ゴーレムが魔石を晒す理由
魔石はセンサーの役割を果たすのと、ガラスを持っていないから
7つの石が繋がった形のゴーレム
元ネタ、というより参考は
1,どっかの小説でみた呪いの縄
2,ダンゴムシ
さつま芋ゴーレム
車輪は昔見た教育漫画より
蜘蛛型ゴーレム
大きいは強い←結論