第15話 エピローグと新たなる覇者
エピローグやから少し短めやで
それと戦闘がないで
痛い。苦しい。眠い。思考が霞む…思考が明瞭になる。
(な…んだ!何かが…頭に流れ込んでくる!)
目を覚ます。目の前には雨と…血に濡れた草原があった。
身体は痛むが、今までの記憶がすべて嘘かのように頭がはっきりしている。
(これはまるで親父のよう…親父!)
バッと立ち上がり、あたりを見ると親父…アイアスの死体が見えた。
「グッ…」
そのショックと、無理をして立ち上がったせいで崩れ落ちる。
(親父が死んだなら俺…エウロスは今の族長。まずはここから脱出し、群れを再興せねば)
ズッズッと地を這う。小太刀を地面に突き刺して。
ぬるっとした水溜りに嵌まった。
(しまった…こんなところで…)
意志とは無関係に身体は眠くなる。
…視界が開ける。
「グギャ!(族長!)」
(ここは…櫓の下か)
「グッガァ!(オレ、拾う!)」
水溜りを指差していった。
彼はおそらく奇襲のメンバーの生き残りだろう。
「あの色は…見た事あるな。ポーションだ」
「グガガウガ?(ナニ、喋る、てる?)」
そういえばこの言語はなんだろう。それに『ポーション』なんて単語いったいどこで…
とにかく、今は散った仲間を集めることだ。
櫓に登り人がいないことを確かめる。
「グギャオオオオ!(集合ー!)」
すると遠くからぞろぞろ…いやまばらにゴブリンとグレイウルフが出てきた。
(だいぶ減ったな…とりあえずこの櫓を拠点にするか)
(だが人間と戦うのはよそう)
チンジュ平原東部の新たなる覇者の誕生である。
俺は宴の後、宿に戻るため夕日に染まる橋を歩いていた。
おもむろに川を見る。
(何かが光っている?)
俺は気になって川を眺めていた。
「ふぉっふぉっふぉっ」
爺さんに話しかけられた。
「あれは氷竜様の鱗言うてな、北の山脈の氷が流れてきたものじゃよ。いやあお前さんは運がいい」
そうなのか。
それと北の山脈には氷竜がいると言われている。
山脈の上はいつも雲がかかっているので証拠はないが。
よし決めた!次の狩り場は北の山脈だ!
月曜の午後6時。リモートワークや炊飯器のセット等を終え<クロスオンライン>にログインする。
現在の俺のクラスレベルは
メインクラス 聖職者 レベル23
サブクラス1 ウォーリアー レベル17
サブクラス2 エンチャンター レベル18
サブクラス3 ランナー レベル15
サブクラス4 未就職
合計レベル 73
やはり最前線を駆け回ったからレベルが大幅に上がっている。
しかし付与を掛けたり回復したりがメインだったので、エンチャンターがウォーリアーを上回っていた。
習得した魔法は『ヒールⅡ』と『ムーブアシスト』の2つ。『ヒールⅡ』は時間を掛けて回復する魔法で、最終的な効率は『ヒール』よりも高いらしい。『ムーブアシスト』はそのまま速さを上げる魔法だ。
習得したスキルは『アイアンフィスト』と『ハイパワーレッグ』、『跳躍』の3つだ。『アイアンフィスト』は60秒間拳を硬くして、『ハイパワーレッグ』は常に足腰を強化する。『跳躍』はそのまま1秒だけジャンプ力を上げるようだ。
サブクラスの枠が開放された。
俺が職業を考えていると、なんと『ウォーリアーとランナーに就いているとハイキッカーというサブクラスに就ける』という情報が入った。
ハイキッカーはオヤジギャグみたいな名前だが、レベル1で『トリプルキック』という、5秒間にキックを3回入れると3回目のキックが少し強くなる有用なスキルを覚えた。
「サクマ」
「何?」
「俺は北の方に行こうと思ってるんだけどさ、何か必要なものってあるか?」
「ああ、それだったら大きめの革袋と防寒具だね。防寒具は皮装備がおすすめだよ」
言われたものを準備して、いざ北の山脈へ!
エウロス
ユウトにあっさりやられたゴブリン。ユウトが情けをかけたのではなく放っておけば死ぬだろうという判断
彼が新しい『高機能AI』保持者に選ばれた理由
そもそもチンジュ平原東部はゴブリンより強いのがグレイウルフしかおらず、グレイウルフは本来少数で群れるので200体たらず残ったゴブリン達が最強の集団になった
そしてこの集団はチンジュ平原北部時代から世襲制なので自動的に族長が彼に移った
そのうちゴブリンリーダーに進化する
サブクラス4枠目
今回の作戦で多くの人が開放した。<アイスクリーム>上位陣も開放している
会議メンバーはしていたりしていなかったり
ハイキッカー
ハイキック+er(ハイキックを撃つ人)ではなくハイ+キッカー(キックを撃つ強い人)
蹴り技を主体とする戦闘系クラス




