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落ちるタオル、泳ぐ視線。


 タオル姿の妹にしがみつきながら、ゆっくりと浴室に入る。

 

 片足は下に付けられない、まあ元々痛くて無理。

 そんな状態なので、俺は松葉づえ宜しく妹の首に腕を回し、ちょうど肩を組む様な態勢で支えて貰う。


 身長の低い妹は背中側から腕を回し、俺を後ろから支える様な形になる。


 そうなると、当然俺と妹の身体は密着する。

 

 俺は上半身裸、下半身はバスタオル1枚。

 妹はバスタオル1枚のみ……当然下着や水着は着けていない。


 着替える所逐一見ていない、だからこそっと着ればわからない、でも俺は確信している。妹はタオル1枚だって事を、少なくともブラの類いは身につけていない。

 なぜそんな事がわかるか……それは、密着する妹の胸の感触でそう判断せざるを得ない。

 いや……だって、小さな膨らみの感触だけじゃないんだ、いや小さいからこそ余計に感じるんだ、膨らみの先の二つの突起を……貧乳故に、直接感じてしまう。


「お兄ちゃん、何かムカつく事考えていない?」


「……ぜ、ぜんぜん、ぜんぜんぜんぜぜんぜん」


「……どうだか……まあいいや、じゃあ、そこに座ろっか」

 とりあえず妹との密着状態から逃げられると……俺は安堵しながらゆっくりと用意してあった椅子に腰をかけ、片足を伸ばす。

 病気なわけではない、ただの怪我……身体はいたって健康な今の俺。

 身体が元気なのはいいのだが……約一部分が元気になるのは非常にまずい。

 それだけは避けなければならない。


 俺はなるべく妹の身体を見ない様に…………!


 そう思っているのに、妹は四つん這いになって俺の視線に入ってくる。


「な、なにを!」


「ん? お湯を出すんだよ?」


「あ、ああ……うん、だ、だよね……」

 そういって俺の前にペタんと女の子座りをしてシャワーを出しながら温度を確かめる。

 目の前に細い太ももと、そしてピンクのお尻の側面が……み、見え、見えて……。


 妹は俺の前で温度を確かめると、ゆっくりと立ち上がりって……み、見えて……。


 久しぶりに見えてしまいそうになる妹の……から俺は目を反らす。


 そうだよ、なにを照れているんだ、俺は妹の全てを知ってる……いや、それ何年前だよ!

 と、自分に突っ込む……。


 妹はそん俺に構う事なくシャワーヘッドを持って後ろに回る。


「熱かったら言ってね~~」

 楽しそうなテンションで、俺の背中にお湯をかけ始めた。

 一緒に入っていた頃にも、よくこうやって洗って貰ったり、洗ってやったりしていた。

 勿論ラブラブカップルの洗いっこな雰囲気なんかじゃなく、世のお父さん達と一緒で、あくまでも事務的に洗っていただけ……。


 そう、俺は雪の兄なのだ、親代わりなのだ!

 だから雪の裸を見ても、一部分が元気になったりはしない!


「あ」


「え?」

 自分の心の中でそう宣言したその時、俺の目の前にある鏡に映った妹の身体に巻いていたバスタオルがパラリと外れ下に落ちた。


 しかし、丁度俺の頭で大事な所は隠れているが、俺が少しでも動けば……。

 と、身体を思わずほんの少し横にずらし俺はつい反射的に妹の……。


「頭洗うよお~~」

 知ってか知らずか、俺の行動に合わせる様に妹はシャワーを頭からぶっかける。


「目をつむってねえ~~」

 そしてつづけざまにシャンプーを頭にかけワシャワシャと洗い出す。

 く……見れねえ……いやいや違う、何を見ようとしてるんだ!


 ワシャワシャと頭を洗われていくうちに、頭が冷めていく……いや、まあ冷水で洗われているわけではないのだけど。

 どこぞの県に冷やしシャンプーなんて物があったなと現実逃避を試みる。


「はい、じゃあリンスねえ」

 妹はリンスを手に付け俺の髪に塗り始める。

 言ってなかったが、俺の髪は短いので、普段は殆んどリンスなんてしない。

 でも、妹に髪を洗われる行為が思ったよりも気持ちよくされるがままに黙っていた。


「じゃあちょっとこのままね」

 目を瞑ったままでいるので、妹の行動がわからない……まだ裸なのだろうか? 俺の中で再び想像が膨らむ……想像が膨らんでいるのであって、別の場所が膨らんでいるわけではないとここで念を押しておく。


「流すよ~~」

 少しの時間を置いて、妹は再びシャワーを出す。

 シャワーを再び? つまり今一度止めていたってことか? ってことは今俺の前に居たって事か!?

 千載一遇のチャンス、いや違う……危機一髪だったって事だ。

 でも、ひょっとしたら……まだ……。


「はい、髪は終わりね~~」

 シャワーでリンスを洗い流す……つまりもう目を開けても良いって事……。

 俺は恐る恐る目を開けると、丁度俺の後ろでスポンジにボディーソープを付けてる妹が鏡に映る。

 

「つけてるんかーーい」


「え? そりゃボディーソープ付けないと泡立たないよ?」


「……そうですね……そりゃそうですよね」

 いつの間にかしっかりとバスタオルを巻いた妹は俺を不思議そうに見ていた。


 もう色々と耐えられない、早く終わらしてくれえ!





現在カクヨムコン用に投稿した新作を集中して書いております。

一応なろうでも投稿開始しました。

『妹と離婚するにはどうすれば良いのだろうか?』

https://ncode.syosetu.com/n9427gr/

久々の実妹物です。

広告の下にリンクも貼っておりますのでよかったら(*'ω'*)ヨロシク


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     新作!         
  妹と離婚するにはどうすれば良いのだろうか?          
  宜しくお願いします。(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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