4・木田さんたちの胃のために
運営とのじゃれ合いは僕の趣味
肩をふるわせながら、話し始める木田さん。
『レイ君...君だけはゲームを始めても普通でいてくれ...
もうこれ以上僕らの胃にダメージを加えないでくれ...!!
もうなんだんだよ..おかしすぎるだろぉ..『ダイキ』って
プレイヤーなんか一分で1000000体以上倒すもんだから、
モンスターホップ制御AIが誤作動を起こしまくるし...
直す職員の人たちの身にもなってくれ...!!!
もうやだぁ..これも、この前のやつも、あのときのやつも
全部チーフが入れたネタ種族・魔法・スキルのせいだ...
あり得ないだろ..破壊不能オブジェクトを一撃で粉々にするとか.....思いっきり後で殴ってやる!!!』
ささやくような泣き声が一周回って苦悩の原因らしい謎のチーフ
へのどろどろした恨みに変わった。うへェ...
「あ、あのー。」
『ohanasiしてやる、そうだohanasida....
HAHAHAHAHAHああ、ごめん。話し途中だったよね.』
ヤ、ヤベーヤツダコレ.....
どこか遠いところから帰ってきた不憫な人に哀れみの目を向ける。
「その話しから察すると、変なことをしないでってことですよね。」
『そそそそうだよそうだよお願いします!
できるだけ変なことしないでくれ...』
「わかりました。できるだけ頑張りますよ。」
『あ、ありがとう...』
次は早くて1週間後?