32・銀狼王2
お待たせしました。
今回は普通に短いです。()
「ガアアアァァァァァッ!」
HPを半分ほど削れた銀狼王は爆発により大きく吹き飛ばされたレイ達を睨み付け、銀毛を大きく逆立てる。
ギィン!と鋼同士がぶつかり合うような音と共に体全体が銀に輝きだし、
ダアァッン!!!
爆音と共に地面がはじけ、銀の棘玉が突っ込んでくる。
ハクが瞬時に障壁を張るが、
バキバキッ!
「!? ハクでも無理かっ!」
とっさに絶華に魔力と龍覇を纏わせ足裏から魔力を放出、地面に干渉、魔力で硬化した土壁を複数枚重ねて作り出す。
『魔法【土壁・ソイルウォール】を取得しました。』
だがそれだけで相手は止まる訳もなく、
まとめて粉砕。
「チィッ!」
またも足裏に空気を圧縮。ダメージ覚悟で解放。
バァーンン!
衝撃で後ろに吹き飛び、突進を回避しようとするが_____
接触、轟音。
「ぐぅっ! キッツイなぁ、もう!!!」
左下のHPバーが一気に6割から3割に削られる。
「キュイ!!!」
と、7割まで回復した。
「ナイス、ハク!」
防御と回避に専念したおかげで大きく吹き飛ばされることはなかったが、銀狼とは距離が空いていた。
あちらでは衝突の反動で固まっており、レイはそこに突っ込む。防御、回復は完全にハク任せだ。
レイは付与魔法を取得していないので、片手に金属と相性のいい雷魔法を物理的に発動する。
レイの狙いは魔力で周囲の物質に存在する電子を無理矢理動かすことだ。
イメージは手の周りの空気中の電子に魔力を纏わせ引っ張るように。
と、
パチッ.....パチパチッバチバチッバババッ!
「来たッ!」
『魔法【雷撃・サンダーショック】を取得しました。』
レイの手のスパークはどんどん強くなる。
その手を絶華に重ね、擬似的に雷を纏わせる。
「しっかえしっ!抜刀術【逆斬】!!!」
「バリバババババ!!!」
「ガアァァァァァァァッッッッ!!!!!」
身体に侵入する絶華を通して、強力な雷撃が炸裂する。
下からの切り上げにより持ち上げられた身体は雷により麻痺、硬直を強いられる。
『スキル解放条件を満たされました。スキル【付与魔法】を20スキルポイントで取得しますか?』
「待ってましたぁっ!Yes!」
『スキル【付与魔法】を取得しました。』
付与魔法は重ね掛けができ、重複効果も高い。つまり...
「【エンチャント・雷纏・炎纏・Str・Agi強化】!!!!!」
「キューーーーーー!!!」
高い魔力量を生かし、様々な強化のオンパレードが巻き起こる。
「こんならあああぁぁぁぁっ!!!抜刀術【極・双雷炎斬撃】!!!!!」
【真・雷斬】とは比べる余地さえない、炎を纏う巨大な雷が絶華から放たれる。
「ザアァーンッガガ.....!!!」
「ガアッ!!」
弱点にヒットした雷炎は銀狼王に大ダメージを残し、消えかける。
しかし銀狼王は怯まず、そのまま銀のブレスを放つ。
それは莫大な魔力が荒れ狂う即死の光線だった。
が、
「まだあああああああぁぁぁっ!!!」
消えかけた雷炎から爆発的な奔流を巻き起こり、ブレスごと真っ二つに切り裂き、銀狼王に叩きつける!
『双』技は大量の魔力と、技後硬直を引き換えに技の追加効果を二連続で使うことができる。付与魔法も効果範囲に入っている。
『撃』技は斬撃を強化する刀術スキルで、直接のダメージアップにはならないが、ノックバック強化やクリティカル強化、ダメージ範囲増加などとても強力。
切り裂いたブレスはレイの後方で大爆発を引き起こしたが、ハクがカバー。
「バリッバーーーーーーン!!!!!!」
そのまま雷に貫かれ、爆炎が膨れ上がりーーーーーーーーーーーー。
銀狼王は四散した。
-お知らせ-
リニューアル版ですが、ストーリーの方向性が全然定まらずに、唸っている所です。
VRゲームの終わりが解らん....。
一応、一話目だけ練習で(お遊び半分で)書きましたが、後で大幅修正は辛いだろうなーと思ってしまっています。
行き当たりばったりでも良いかなーなんて思ってしまっていますが、「リニューアル版」なんて言ってしまっているのでしっかりと考えなければならない気ががががが...(胃が痛い....ナンチャッテ)
読者さんから希望があれば投稿してみようと思っていますが....。
作者はヘタレなのです。気弱なのです。文脈が情緒不安定なのです!
自分的にパクリスペクトネタ30、ロマンネタ30、テンプレネタ30、オリジナルネタ10で行きたい所ですがなんとも....
もう....ゴール()しても、いいよね....っ!
何でも良いので感想(提案、助言、批判等)ください。
どのようなことでも良いですが、この先の参考になるようなことをお願いします。




