26・Side ギルドマスター
テストやら○検やらで時間がないのです。
今週は勘弁な...
ギルドマスターは見えないはずの【鑑定】の魔力を弾かれたのを『感じた』とき、
とても驚いていた。
普通、とても濃度を高くしなければ、魔力は見えない。
まあ、他の方法で魔力を感じたりはできるが。
見えないと、ほとんど完全に避けたり、わざと当たったりする事は不可能なのだ。
しかも、高速で発射される魔力をノーモーションの状態で弾くとは一瞬、あり得ないと思ってしまった。
数年前にSSランクであった彼ならば、ギリギリ可能かもしれないが。
それくらい、察知能力と魔力を纏うことを維持しながら核に正確に当てる集中力がないと難しいものである。
それをレイは自らの才能で易々とやってのけてしまったのだった。
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レイ君とザンゴの決闘前にルール確認を行った。
どちらも異存はないようだ。
俺は決闘開始の宣告をした、
直後。
ザンゴが前から自慢していた、俺から見ても業物の金棒が、
レイの持つ、圧倒的覇気を纏う刀になすすべもなく斬られた。
それまでただの刀としか感じられなかったそれから、膨大な『力』が吹き荒れたのだ。
昔、俺の戦った最大級の相手、【破壊竜・バハムート】の威圧感を有に超えており、今は無き相棒に手がいきそうになってしまった。
ふと我に返ると、レイの勝利で終わっていた。
混乱収まらぬままレイの勝利宣告を行い、周りを見回すと、
同僚の何人かが、顔を真っ青にしながら武器に手を添えていた。
それ以外の人たちはなぜか感じなかったようで、
一瞬で勝負がつけたレイ君の話題でもちきりになっていた。
ザンゴはあれでも結構強いからこそである。
俺はレイという名の予想外な強者の気配に冷や汗をぬぐった。
いつの間にか40000PV。
頑張れば、なんとかなるさ!




