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25・初めての決闘2

ネタが有るのに文章力がないとキツいですね。

勝負は長引かせたいのですが、オチが決まっていると味気なくなる...

練習あるのみ!書き続けていれば上手くなる..はず!

決闘場は広かった。

横に広がった楕円形をしており、うっすら魔力が見えるようになった【?眼】を使うと客席に沿って強力な結界が張られているのがわかる。

ギルドにいた人達のほとんどが席に座り、今か今かと待ちわびている。

俺はとても能天気な人達を呪いたくなった。

憂鬱だ.....。

ハクは【天昇龍・絶華】の中に(戻せることを知ったので)戻しておいた。

レイはザンゴのステータスを見ることにした。

彼のレベルは見ただけでもレイより高そうだったが、

幸い、スキル【隠蔽】を取得していなかった。


 ・キャラクターネーム «ザンゴ»

 ・種族 【人間】

 ・職業 【鈍器使い】

 ・性別 【男】

 ・能力値

  レベル12

  HP 1800

  MP 750

  Str 2500

  Vit 800

  Int 600

  Min 400

  Agi 700

 ・称号【豪腕】【迷惑者】

 ・スキル【重棒術・中級】【Agi強化】【Str強化】【魔法・無・中級】【魔法・火・中級】【魔法・土・初級】

  

脳筋に近いが、うまくスキルが選ばれている。

【強化】スキル? どのような効果があるのだろうか。【ブースト】とは違うようだが。


ギルドマスターの声が聞こえ始めた。

「これよりFランク冒険者«レイ»とCランク冒険者【豪腕】«ザンゴ»による決闘を開始する。ルールは一本勝負。魔法あり、消費道具(回復系・攻撃系・防御系)なし、テイムモンスターなしで行う。」

レイが勝った場合、全財産と一つアイテムを貰うことにした。

ザンゴが勝った場合、ザンゴのパーティに入ることになった。


負ける気はしない。

「だが、本気でいく!」


「それでは、始め!」



「【Agi強化】!【Str強化】!【Agi・Strブースト】!先手必勝ぉぅぅぅっ!!!!」

その瞬間、ザンゴが金棒を叩きつけ_________

「抜刀術【陣】。」

彼の金棒が根元から先がなくなった。いや、斬られた。


このゲームは防具、武器に耐久力は存在しない代わりにリアルの物理法則にしたがった壊れ方をする。

もちろん破損判定はリアルよりとても緩いし、半端なく頑丈だが、それぞれの物には『弱点』が必ず存在する。(例えば、火属性魔法初級の爆発を初期装備の剣がまともに受けても三回は耐えるほど。)

壊れない武器や道具、自動修復する物もあるが。

例えば、レイの装備している【古代神竜[龍]シリーズ】や、【天昇龍・絶華】などだ。

刀の場合、横からの攻撃が弱いから、武器で弾くことも注意しなくてはらない。レイには関係ないが。

金棒の場合、自らの重量により根元には絶えず負荷がかかっている。

そこにダメージを与えれば、破損させることができる。

しかし、普通はこんな簡単には壊れない筈なのだが。

そこはレア10の【絶華】である。

見た目からして、武器の格が違った。いや、違いすぎた。


「こんちくしょう!!!俺の武器をよくも!」

武器をなくしたザンゴには素手しか攻撃手段がない。

「これで終わり。」

武器の重量が無くなったことで、バランスを崩したザンゴを容赦なく切り刻む。

「刀術【粉斬】。」

流れるように連続でダメージを叩き込んだ。

「クッソォォォオッ!!!」


HPバーを空にしたザンゴが光となって消えていった。

決闘場の休憩室に設置されている、特別なリスポーンゲートから蘇生できるようになっているので、逃げる心配もない。




「勝者、レイ!!!」

ギルドマスターの声が響きわたった。


毎回の如く薄味なのはこの書き物の普通(白目)

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