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23・冒険者ギルド2

いやぁ、忙しい日々が続きますね。

S○Oとかなろう小説読んでるといつの間にか時間が過ぎていきます。

...アリスは好きだがロニエを早く出せー!

様々な目(SAN値削り効果付き)を受けながらレイは冒険者ギルドに踏み入れた。

ハクもフードの中にいれて、小さい体をもっと小さくし、受付の列に並ぶ。

ちなみに受付嬢は全員美人である。

テンプレ(受付嬢ファンクラブ)も存在する位である。

少しの時間がたち、レイの順番が来た。


何でカウンターがこんなに高いんだ?と疑問を浮かべながら、ギリギリ顔を出す。

地元人(NPC___完全自動学習AI)の受付嬢はそんなレイの様子を見てホッコリしながら、相手が放浪者(プレイヤー)なので侮らずに対応する。

「こんにちは。本日は冒険者ギルドのご利用ありがとうございます。ご相談を承ります。」

「ギルド登録をお願いします。」

「わかりました。それでは名前をいいながらこの魔道具に手を乗せてください。」

レイの前に四角い水晶体が置かれた。

「この道具はあなたの魔力波長をギルドカードに登録するための物です。まあ、他にも様々なことが調べられますが。よろしいですか?」

「大丈夫です。    ...『レイ』で」

レイはやっとのことで手をその水晶体にのせながら名前を言う。すると...

激しく七色に輝き始めた。

「えぇ!?全属性持ち!?」

受付嬢は叫んでしまった。


レイは受付嬢より驚いていた。

ええ!?全属性持ちって珍しいの!?あまり目立ちたくないのに...


レイには知るよしもないが、全属性というのは基本属性の火、水、土、風、光、闇の6つのスキルを持つものを言う。

このゲームは脳波により使える魔法の相性が決まっており、得意属性と判断された魔法スキルは覚えやすく育ちやすいが、苦手属性と判断された魔法スキルは覚えられない。

無理やりキャラクター設定時の所持スキル設定欄に苦手属性を取得しても、魔力を大量に使ってせいぜい初級程度の魔法しか放てない。

もちろんその場合、一定以上の実力とは言えないので水晶体は七色に輝かない。

まあ、精神を削りながら最大限まで練習し続けるとある称号が手に入り、使えるようになるのだが...

大変な時間と労力が必要なので、まだ発見されていない。

全属性持ちというのは、ある意味レア種族になれることより珍しく、今回それがレア種族を手に入れたレイが全属性の適合者だったので、

偶然が運を呼びまた偶然が重なって、このようなことになったのである。

また、全属性持ちはレイを入れて4人いる。



「嘘だろ...四人目の全属性持ちだと!?」

「あの小さいのが、あり得ねえ...。」


「あの...どうしました?」

「は!いえ、とても珍しいことだったので...すいません。皆に知られてしまいました...。」

受付嬢はとても申し訳なさそうに謝る。

慌てたレイは逆に励ました。

「だ、大丈夫ですよ。前から僕は目立っていましたし。」

なお、レイは表では『僕』が一人称だ。

「ありがとうございます。あ、これでギルドカードは完成です。お受けとりください。」

ギルドカードは白色で、名前とランクが彫られていた。

レイは続けてアイテムを売ることにした。

「すいません、後からのブラウンウルフ討伐依頼報酬はもらえますか?今から素材を売りたいのですが。」

「え!?...いえ、何でもありませんよ..ブラウンウルフ討伐は常時依頼なので、可能ですよ。ここに実体化させてから素材を置いてください。」

レイは40匹以上と思われるのラウンウルフの素材を積み上げた。

「アハハ.....さすが全属性持ちですね...。」

周りの人々もこれには驚きを隠せない。


「すげー。ブラウンウルフって超速いんだろ?」

「あんなの、初心者のくせにチートに決まってる!」

「おいおい、落ち着け。ろくな目に遭わないぞ。」


レイは切実に願う。もう目立ちたくないっ!と。

そして皆は言うだろう、なら自重してくれ!!!と。


「はい、依頼を成功されました。お疲れさまでした。こちらが代金となります。」

初期金額(10000G)の8割以上の金額を稼げた。これで当分は大丈夫だろう。

以外と狼の素材は金になるようだ。

「今の稼ぎでポイントが貯まりましたので、ランクを上げてよろしいですか?」

「今のでですか!?じゃあ、お願いします。」

あのブラウンウルフをこんなに倒していて当たり前だろ、と周りは無言のツッコミを入れる。

「はぁ...わかりました。少々お待ちください。」

彼女は奥の部屋に入っていった。

しばらくして、

「お待たせしてすいません。ギルドカードをどうぞ。

改めて、おめでとうございます!Eランクに昇格です。」

ギルドカードは灰色になり、Eの文字が新しく彫られていた。

「おお、ありがとうございます。。そうだ、名前をお聞きしてもよろしいですか?」

「ええ、私はノイカと言います。ここで受付の仕事を受け持っています。」

「ノイカさんですね。これから沢山利用すると思うので、よろしくお願いします。」

「こちらこそ。」

「では、」


レイは一回ログアウトしようと思った。


その時だった。


「どこだ!全属性持ちは!」


何人かを引き連れた山賊のような大男が現れた。

レイは思う。


あちゃあ.....。嫌な予感がするよ.....。と



そうそう、モ○ストでコインも集めなきゃ..。

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