15・その頃、運営は...
その頃、運営では...
レイがブラウンウルフ達に八つ当たりしている頃...
こちらでは......
「チーフぅぅぅぅぅぅううう!!!
表出ろぉぉぉお!はたき倒してやるわぁぁぁあああ!!!」
「キャーー!♪木田君がキレたー!(笑)」
「木田先輩、落ち着いてくださいよー!」
木田はキレていた。
深く、深くキレていた。
おもいっきりキレていた!
「離せ!後輩!私はかの暴虐なチーフを倒さねばならんのだ!」
「やべー。木田先輩の変なスイッチが入った...。」
と他の後輩達が離れ気味に言う。
「先輩!殿中でござる!刀を戻されよ!」
そしてそれに続く後輩...さすがあのチーフの元で育った子だ...ネタをよくわかっている。
10分後......
「......チーフ、教えてくれ。なぜ自ら仕事を増やす?はっきり言おう、迷惑だ!!!」
「おお!」
心中の暴風雨をやり過ごした木田はチーフに言う。
周りからは彼の発言に尊敬の視線と声が集まる。
木田は20代後半の男である。
まだまだ若いが優秀で7年前からこのゲーム会社で働いている。
後輩達からも信頼が厚く慕われていて、副部長まで短期間で上りつめた。
後輩の女子の中には、異性の目で見ている人もとても多いが、彼は鈍感である。これだけで何かの恋愛小説書けそうなほどアマアマなのに気づかないのだ。
それに嫉妬する男もいるが、彼の性格がなまじ真っ直ぐなので、
好意を寄せる理由もわかり、言えないのである。
彼はチーフにいい放った。迷惑だと。
誰だってそう思っている。たとえ入社1日目の子だってそう思うだろう。彼らはチーフの答えをまつ。
「それは......」
「「「「「それは?」」」」」
「みーんな、面白いんっだもん!♪♪♪(ニカッ!)」
この、身長がレイに近いチーフさんは、皆を見上げながら口ずさむ。....悪魔的な微笑みを浮かべて。
からかい終わってすっきりした小悪魔は、ラーメンでも食べようと出口に向かう。
「「「「「.....カツ(靴の音).....」」」」」
「あ、あれ?みんなどうしたの?そうな仏見たいな顔して。」
「「「「「...カツ...カツ...」」」」」
「ねえ、何で私を追いかけて来るの?怖いよ?泣いちゃうよ?」
「「「「「カツカツカツカツカツカツカツカツカツかt」」」」」
「ちょ、ちょっと!本当に怖いから!軽くホラーだから!からかったこと謝るからぁぁぁぁぁぁぁぁぁっーーーーーーー!(泣)」
「「「「「待ってくださいよ。話、終わってません。」」」」」
彼女は走る懸命に、
「レイちゃん...君には多くのプレゼント(訳:ハプニング)を用意したよ。君がどこまで行けるのか私にもわからない。頑張ってくれたまえ!」
さっきとは違う微笑みを浮かべて。
チーフはリアル見た目が美少女(?)です。(ロリばb「ふんっ」グペッ、ドサッ(何かが崩れ落ちた。)「うん?君は何を言おうとしているのかな?(にっこり)」)ナンデモナイデスヨ。エエ。(背後にドロリとした視線)