10・初めての戦闘!
戦闘の様子を書くのは初めて、うまく表現できるかな?
ブラウンウルフも接近されて気づいたようだ。
しかし、もう遅い。
低身長(本人自覚なし、狼が大きいと思っている。)を利用し、
【神足】を発動させ、急加速する。
腹に潜り込み抜刀、そのまま切り裂き転がり出る。
「グワァッ!?」
ブラウンウルフ頭上に表示されているHPバーが一気に残り1割りまで削れる。
「...結構削れるな!」
普通の場合、レベル1のレイがレベル4の敵に一撃でここまでダメージを与えることは難しい。
しかし今回はステータスが高スペックなのと、
スキル【神足】によるスピード補正とスキル【刀術・極】の刀のダメージ補正、そして狼系の弱点による腹に攻撃したことによって、大ダメージを与えることができたのである。
そんなことも知らないレイは転がった状態でバックステップ、背中を向けたまま接近し振り向きざまに再び抜刀、倒すことに成功する。
「グァァァッーー...。」
ブラウンウルフは光の筋になり、散っていった。
うんうん、身体のスピードについていけたし、戦闘は問題ないかな。刀もスキルのおかげで昔から練習していたように使えるし。
『ブラウンウルフの肉を獲得しました。』
『ブラウンウルフの牙を獲得しました。』
『ブラウンウルフの爪を獲得しました。』
テロリン♪と音がなり、テロップが流れる。
お、初めてで3つもドロップアイテムをゲットしたか。
『レベルアップしました。』
よし、まあ当たり前か。レベル1でレベル4を倒したからな。
レイは敵のポップ音に注意しながら、ステータス画面を開く。
補足、レベル4のブラウンウルフのHPは約1250くらいです。(個体差あり)
弱点への攻撃は場合により大きく変動しますが、通常の約1.5倍です。
また、スキル【神足】のスピード補正というのは、Agiが瞬間的に上がりタイミング次第でダメージ補正が入ります。
【神足】は他のAgi強化系スキルより高めの補正が入ります。