表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/36

異世界-宿泊場所決定?

「ここなんてどうでしょう?」

「ちょっと待てよ。うーん...そこは駄目だ。俺とエルがお金を余分に取られる」

「またダメですか」

さっきからこんな感じで俺が能力を使い宿に止まった時バッドエンドが起きるかどうかを調べている。どうやら、能力は俺が右目に意識を集中させれば簡単に発動するようだ。また、バッドエンドかどうかは俺のさじ加減で決まるようだ。俺が少しでも不幸と思うことがあった場合はバッドエンドとなるらしい。

「次はここです!ここはどうですか?」

「ちょっと待てよ...」

そう言って俺はまた能力を発動させる。

すると、夕食にかなり強めの睡眠薬を盛られエルが宿の男共に襲われる映像が見えた。

「ここだけは駄目だ!絶対に駄目だ!」

「どうしたんですか?そんなに強く否定して。どんなバッドエンドが見えたんですか?」

「それは...流石に言えない...」

「どうしてですか?教えてくださいよ!」

そう言って俺の腕にしがみついてくるエル。

-やめろ!-

さっきの映像で生々しいエルの裸体を見ていふ俺はつい想像してしまい赤面する。

「だから言えない...」

「もう!仕方ありませんね」

そう言って俺の腕から離れてくれる。

「では、あっちの小さな民家はどうですか?」

「あれか...ちょっと待てよ。...お!あそこは特に何も見えないから大丈夫だ!ここなら、金も余分に取られないし料理に薬を盛られることも無い!」

「そうですか!じゃああそこで決まりですね!...?料理に薬を盛られる?...」

-しまった!つい口に出してしまった!-

「それはどういうことですか?そんな結果はさっき言いませんでしたよね!もしかして、言えないって言ってた時の結果ですか!薬を盛られてどうなったんですか!?」

-あ、これ言わないと言うまで聞いてくるやつだ...-

「えーと...エル耳かせ...」

「はい?わかりました」

そこで俺はさっきの映像をエルに耳打ちする。すると、彼女はみるみる赤くなっていく。

「それは...その...ありがとうございました...助けてくれて...」

「いや...どういたしまして...」

気まずい...

「?ちょっと待ってください!てことは淳二さんは私の裸を見たってことですか...?」

「それは...その...まぁ不可抗力というか...なんというか...」

「...見たんですね」

「.....はい...」

「淳二さん歯を食いしばってください」

「え!?でも...その!綺麗だったぞ?!」

「!?!?」

そのあと俺はおもいっきり殴られた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ