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最終章 卍 はっきりしてきたかな? 卍

 いい加減ナンバリングがめんどいので今回でいったんお仕舞いとさせていただきます。


 つづきがあれば 卍 そんなん割烹に書けよ!!2 卍 のほうに投稿しますので、よろしくおいまいします。

 


 相互ユーザーさんによる将来性についてのエッセイが日刊一位になるほど支持共感されているのを見て、現代人の痛みを垣間見ました……とくに感想欄に寄せられる悲痛な叫びの数々……なろうでさえ、きっかけさえあれば吐露するかたはかくもいらっしゃる。

 やはり社会に立ちこめるモヤモヤした閉塞感に具体的な言葉を授けて、思考の道筋の幇助とすることが重要なんですね。。


 

 木場っちには悪いけどわたしは基本、陰謀論は支持してません……だって実際に何百年もブラックゴーストみたいなのが暗躍していたら、世界はとっくにひとつか二つの支配政体に統一されてたはずだし。


 そういうのはすべからく「人間」という要素そのものが妨げになるのです。いみじくもあらゆる漫画の悪の組織がトップダウンの恐怖体制を敷いていますが、そうしなければ手下を自由に操れないと、人間はどこかで気づいているからでしょう。


 ところがそれに近い旧ソ連や中国共産党の支配体制でさえ、人間という要素のおかげで腐った。ジャガイモ一個、歯車一枚と人間ひとりは等価値ではないのです。それどころかひとの歯車はかみ合わないし、しばしばジャガイモより無価値な人間も現れる。


 ユダヤ人やフリーメイソン、日本会議に創価学会……陰謀論は数あれど実際には陰謀なんか企んでいなかろう。それこそ


 「サーベラー!(ワカッテイルナ?)」

 「ははっ!!(スベテオマカセッ)」


 くらいの関係を千人くらいの秀才と築かねば陰謀なんてとてもね。

 そんな阿吽の呼吸は、群れるほど馬鹿になる官僚的組織では無理ですやろ。


 むしろある種の群体化によって、端からは陰謀のように見えるのがホントのところじゃないか。

 そこにインテリジェンスはなく、動物的な本能かあるいは白血球のような不随意的な対処反応でしかないとしたら?社会の上の方にいる連中が悪しき先例に倣いつづけ、あたかも組織化しているように見えるだけで。


 頑強な一枚岩であれば、バカ野党から突っ込まれまくる安倍政権みたいのにはならないはずだ。

 「陰謀大国アメリカ」もここ百年ろくに版図を広げられずにいるから、ホントはたいした黒幕など無いっぽい。

 二千年もがんばってるキリスト教でさえ全然足並みがそろわず、異教徒や宗派間と争ったりむしろ聖歌隊の男の子にいたずらするほうが忙しかったり。



 その上でいま現在の閉塞感、底辺を真綿で締め上げるような社会体制はなぜなのだろう?と思うと、やはりアメリカの大学かどこかで極めて冷徹な社会シミュレーションが行われて、社会がその結果に従ってそっと舵を切り始めた、というところかもしれない。


 いわく、

 今後数十年でエネルギーは枯渇する。

 民衆は肉は食えなくなります。代替タンパク質は、虫ね。

 まあ究極的には人口はいまの1/10くらいが適切でしょう。

 なので民草には何もさせず与えず、税金はもっと取り立て、どんどん死んでもらわなきゃ。



 「みんなが幸福に、福祉を行き届かせましょう」という表向きの理念と逆になっているような気がするのは、こんな指標がまず確実化したからじゃないか。でないと「死亡税」なんて思いつかないでしょ。


 これも陰謀論と言っちゃえばそうだけど、いま目に見えている生きづらさを極力陰謀説を排して考えてみても、こんなカンジになってしまうということか。

 見る人が見ればはっきりした兆候がある、という意味で「陰謀論ではない」という理屈なんですが。

 つまり地球はどんどん悪くなってるのに気づかないあんたたちが呑気なんだよ?という悪党の言い逃れじみた話ですが、人生の勝ち負けがやたらと取り沙汰される世の中……「みんなが幸福に」のみんなとは誰を指してるのか、考えたほうがいいかもしれませんね。

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― 新着の感想 ―
[一言]  私は、凄く違う意見になってしまうのですけれど、陰謀説って、それが現実になったとき、こんなもの?って驚くぐらいな現実になっていて、ため息が出る……というのか……現実は小説より奇なりって本当…
[良い点]  完結おめでとうございます。さからい先生のある種の達観した、時にはシャープで、また時には大人の余裕が感じられるエッセイを大変面白く拝読させていただきました。どうもありがとうございます。とて…
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