ⅩL 卍 才能あるのか無いのか分からない人たち 卍
↑ 即座に「40」と読めたあなたはローマ人
虚淵 玄 奈須きのこ 岡田マリー 竜騎士07 小林靖子
細田 守 新海 誠 冲方 丁 ……
J・J・エイブラムズ
あと、誰だ?
ここはなろうであるし、上記のそうそうたる顔ぶれの作品が好きだ、という方も大勢いらっしゃるでしょうから、こんな書き方すると「おまえ何様なの!?」だろうけどまあどうせ炎上なんかしねえから言っちゃうよ。
このひとたち才能あるのか無いのかよく分かんない。
実際ネットの評判も、熱心な信者は獲得しているものの、叩きもそれなりに多く見受けられる感じだ。
そして作品を見渡せば、社会現象レベルという作品はごく少ない……たとえばガンダム、エヴァのように、その作品が誕生する前とあとでは世間の雰囲気がガラッと変わってしまうほどの影響力があっただろうか?といえば皆無だろう。
そういうマスターピース的作品は大量の模倣を産むものだが、無いよね?アンチでさえブレイクしてる事実は認めるしかないほどの作品は。
だいたいメガヒット作【君の名は。】でさえ、このなろうでも影響された、あるいはパクった、なんて動きはなかったし。
メガヒットが生まれなくなった背景にはこのネット社会、とくに動画サイトやなろうのように不特定多数の民草が創作活動をアピールするようになった/あるいは批評家になった、ということが挙げられるかもしれない。
実際猫も杓子もそればっか!というレベルの「流行」は、21世紀になってからぱったり無くなっちゃったんです。気付いてます?それまでは2年サイクルくらいであったんよ?ドラクエ、スト2,SDガンダムにミニ四駆、遊戯王エヴァポケモン等々……
恐らくニコニコ動画を同時期とする「涼宮ハルヒ」と京アニのブレイクが、「流行」に近いムーブメントの最後だったように思う。それ以降はプチブレイクがいくつかあっただけ。
流行が廃れた背景にはネットによる一億総批評家状態があるだろう。
たとえば昔の少年ジャンプには、高校生がたった一発の必殺パンチを打ち合うだけで試合が決まるボクシング漫画が連載されていた。相手選手は黄金のヘリコプターで会場入りした。どんな必殺パンチもそれアッパーだよね?という感じで相手が吹っ飛ぶ。
われわれ読者はある種のトランス状態で没入し「アレ、これ変だぞ?」などとは露ほども思わなかったが現在は違う。毎週ネットでおもしろおかしくツッコミが入れられ、それに作者が抗議すると炎上と、ある種殺伐、斜に構えなければみっともない、みたいな風潮が蔓延している。
クリエイターにとっては、もの凄くやりづらい世の中なのです。だから余程の天才でなければ、みんなが惚れ惚れするような作品が生まれないのかもしれない……。
ちなみに、ヘルガさんが好きでした。