ⅩⅩⅩ 卍 ふと思う違和感 卍
ローマ数字ナンバリングがいよいよウザくなってまいりました。
【トランスフォーマー 最後の騎士王】観たらけっこうおもろかった。前作はほとんど覚えてないンコ映画だったけど。今回はウィトウィッキーの家系が魔術師マーリンの直系とか底抜け設定が微笑ましい。あとマーク・ウォルバーグが勇者の剣でTFが振りかざしたデカイ剣受けとめるシーンなんて、夜中アニメ好きには親和性を感じると思います。
それは
とも
かく
そのマーク・ウォルバーグとか、ジャック・バウアーとか、ほかの映画でもさ、つくづく「アメ公ってなんでこんなに粗暴なの?」と思うんです。疑い深くて口汚く罵って文句ばっかりで。
そんな映画やドラマだけ観て……と思うかもしれないけれど、国民性って反映されてるよね。
たとえば、親友に奥さん寝取られた主人公が怒り狂ってうっかり殴り殺しちゃう、とか。
このシチュエーションてアメリカ製ドラマだと本当に多い。
腹立ててぶん殴る、くらいはアリかもしんないけど殺すか?
こういうの観るたびに「そんなに怒りって持続するかな~」って首傾げます。おれが淡泊なだけかもしれないけど(誰かを殺したいほど憎しみに駆られた経験もないので……) 実際ほかの白人圏、フランス、イギリス映画ではあんまり観たこと無い。
登場人物の怒りっぽさでもうひとつ上げると、最近の映画のクライマックスあたりでさ、綿密な連携で宿敵を追い詰めてあと一歩で勝利っていうところで、その宿敵か、もしくは仲間だと思ってた奴が過去に主人公の大事な人を殺していた、みたいなことが突如判明して、主人公が逆上して台無しになる、というシナリオ多すぎませんか?
つーか【シビルウォー】も【インフィニティーウォー】もまさにそれだったんよ。
主人公が怒り狂ったあとはドリフのコントみたいにワチャクチャになって気詰まりな不信感が残ったままジ・エンドなので正直、観ててあまりおもろないです。
そこまで極端ではなくても、たったひとつの(必ずしも悪気ではない)隠し事がばれちゃって盛大に腹を立てたあげく「きみはおれを裏切った。もういっさい信用できない。おれの前から消えろ!」というようなシチュエーションは枚挙にいとまがない。
アメリカって陽気な国じゃなかったんだっけ?
エディ・マーフィーやビル・マーレー……サタデーナイトライブ系が元気だった頃は実際もっとお気楽な雰囲気だったと思う。
これは80年代後半からのムーブメントである「リアルな人物像」と無関係ではないと思うのだが、【マイアミバイス】から始まり【スタートレックTNG】、【ダイハード】あたりから人間らしい欠点を抱えたキャラクターが歓迎されるようになった……アメコミも同様で、物語の奥行きだか厚みだかなんだかを追求するあまり、(こんなヒト実際は居ないよ的)ファンタジー要素が排斥されたためであろう……
その結果、というか副作用というか、ドラマの主人公としては
こいつ人間がちっせえなあ……
この程度の人間力で主人公張るのってどうなの?
と疑念を感じることがしばしば。とくに悲劇的なのが、それがマンガ映画でことさら顕著ってことなのね。むしろマンガが基だから強調されちゃってる。―――――くよくよ悩むスーパーマンとかそんなに観たいかい?どっちかっつうとワンダーウーマンの曇りのなさのほうが気持ちよかったんですが。
というわけで結論としては
やっぱ娯楽には幾ばくかのファンタジー要素が必要かも。とくに欠点だらけのダメ親父やそこら辺の他愛のない人間の物語はもう飽きましたわよ。




